化学バーティカルSaaS企業Sotasシードラウンドクローズで総額1.1億円の資金調達

-循環型社会の実現に向けて事業をさらに加速-

Sotas株式会社

2023年7月11日 11時52分

“地球に長生きしてもらう”をPurposeに掲げ、循環型社会の実現に向けて「Sotas工程管理」・「Sotasデータベース」を開発・提供するSotas株式会社（所在地：神奈川県川崎市、代表取締役社長：吉元　裕樹、以下「当社」）は、シードラウンドにて、新たにArchetype Ventures、株式会社デライト・ベンチャーズの運営ファンドを引受先として、資金調達を実施したことをお知らせします。また、既存投資家として、株式会社サムライインキュベートの運営ファンド、日本材料技研株式会社、エンジェル投資家を引受先としています。これにより、1stクローズと合わせて累計調達額は約1.1億円となりました。引き続き化学産業サプライチェーン全体を変革し、資源循環社会の実現に貢献すべく、中小企業DXを推進してまいります。

写真：左からデライト・ベンチャーズ社南場様、坂田様、Archtype*Ventures 北原様、サムライインキュベート社會様、Sotas吉元（新川崎・創造のもりKBIC内当社オフィスにて撮影）

資金調達の背景と目的

当社は、化学産業特化型　生産・在庫管理・受発注システム「Sotas工程管理」ならびに化学産業データベース「Sotasデータベース」を開発・提供するバーティカルSaaS企業です。2022年11月にリリースした「Sotas工程管理」は、導入拡大を進めつつ、同時に機能のブラッシュアップを行ってまいりました。「Sotasデータベース」は、リリース6ヶ月で掲載企業が1,000社を超える水準に達しております。

今回調達した資金を元に、国内新拠点を設置し「Sotas工程管理」のさらなる導入拡大を進めてまいります。また「Sotasデータベース」については、今後大幅な機能のアップデートを実施し、利用企業の利便性向上を図ってまいります。さらに現行のプロダクトと連携する新規プロダクトの開発を予定しており、必要人材の採用を強化してまいります。

化学産業データベース「Sotasデータベース」

商社・メーカーとプラスチック成形加工企業とのマッチングを促し、プラ成形加工企業の埋もれた情報を共有化する「Sotasデータベース」は2022年12月にリリース以降、掲載社数は2023年6月時点で1,050社を超えています。

プラスチック成形加工企業は、自社が保有している成形機種別とその型締力、クリーンルームの有無、実績のある業界、樹脂種類、対応可能な加工、フィラーなどを登録することで、製造工場を探している商社・メーカーに向けて自社をPRすることができます。

検索側の商社・メーカーにおいても、従来はサプライヤー選定時に、統一されていない情報の中で選定しなければならない不便さがありましたが、Sotasデータベースで検索することにより、ワンクリックで比較資料の作成、同内容で横並びの比較も可能であり時間短縮・業務効率化を図ることができます。

今後Sotasデータベースはさらなるブラッシュアップを予定しています。お客様からのご要望をもとに、成形、加工などさらに詳細な業種項目の追加をはじめ、多くのご要望を頂いているリサイクル材含む樹脂種類の拡充など、既存の企業検索に加え、素材系のデータベースも既に検討を開始しています。さらに利便性の高いデータベースと磨き上げ、化学産業の埋もれた技術や製品、素材の流動性を向上させる仕組み作りを加速してまいります。

投資家からのコメント

Archetype Ventures

Partner　北原宏和　様

Archetype VenturesとしてSotasとご一緒できること大変嬉しく思います。

化学業界、エンタープライズ、スタートアップでの豊富な経験という稀有な掛け合わせを持つ吉元さんに出会い、法規対応をはじめとする化学業界ならではの課題解決から資源循環経済へと至るストーリーに確信を抱き、出資参画させていただきました。「地球に長生きしてもらう」べく、Sotasを最大限支援していきたいと思います。

株式会社デライト・ベンチャーズ

Partner　坂田卓也　様

化学業界にデジタルの風を吹き込むSotasが、業界の更なる前進に貢献すると信じ、投資をさせて頂きました。非常に専門性が高く、従来は困難とされる化学業界のDXですが、吉元さんの知見と情熱、それを支える志があれば実現できると確信しております。化学業界のDXは、経営負担を軽減しつつ、脱炭素社会への一歩となります。デライト・ベンチャーズが目指すのは、社会のより良い未来への貢献です。デライト・ベンチャーズ一同、全力で支援してまいります。