【健康長寿イベント】映画上映&ウェルビーイング・トークショー2026(足立区・竹の塚)

足立区竹の塚で映画『Dr.カキゾエ歩く処方箋』上映会&ウェルビーイング・トークショーを開催

アジアがんフォーラム(ACF)

垣添忠生氏と俳人の堀田季何氏らが登壇
いのちを詠んだ俳句の表彰と健康ウォーキング講座も実施

一般社団法人アジアがんフォーラムは、2026年10月10日(土)、足立区竹の塚地域学習センターで「げんきに健康長寿! 歩くことは生きること」を開催しました。昨年に続く開催となった今回は196人が参加。トークセッションと俳句の表彰、健康ウォーキング講座、映画上映を通じて、歩くことを入り口に日々の暮らしや健康について考えました。

登壇したのは、日本対がん協会会長の垣添忠生氏、俳人の堀田季何氏、東京大学大学院総合文化研究科准教授の佐々木一茂氏、アジアがんフォーラムのプロジェクトリサーチャー・田中貴恵氏。司会は同法人代表理事の河原ノリエが務めました。開催に先立ち、朝日新聞・読売新聞・毎日新聞でも催しが告知されました。

 歩く道のりを俳句にする 

トークのきっかけとなったのは、後半に上映する映画『Dr.カキゾエ 歩く処方箋 ~みちのく潮風トレイルを往く~』です。垣添氏は、三陸を歩いた撮影の日々を振り返り、震災とがんを経験した人々との出会いや、自然の美しさと厳しさについて語りました。

旅の途中で詠んだ俳句も、この映画を味わう手がかりの一つです。木々や花、鳥、海の表情に目を向けると、同じ映画でも見るたびに発見があるといいます。堀田氏は、松尾芭蕉の『おくのほそ道』の旅立ちの地である足立区・千住に触れ、歩いて出会った風景や心が動いた瞬間を言葉にする楽しさを紹介しました。

「俳句にあいにくなし」。堀田氏が紹介したこの言葉には、雨や寒さも句の題材になるという見方が表れています。雨に打たれながら歩いた垣添氏の撮影エピソードと重なり、思いどおりにならない天候も、季節を感じる機会として捉えられるという話へと広がりました。

 いのちをテーマにした4作品を表彰 

開催に合わせて募集した「いのち」をテーマとする俳句から、4作品を表彰しました。垣添氏と堀田氏がそれぞれの作品を取り上げ、言葉の選び方や、句に込められた視点を読み解きました。

月から地球を見つめる視点や、各駅停車に人生の歩みを重ねる感覚。レモンの葉と虫を通していのちの関わりを捉えた句もあれば、寛解を目指す一歩を詠んだ句もありました。同じテーマでも、日常のどこに目を向けるかによって異なる作品が生まれることを伝える講評でした。

堀田季何氏からの「堀田賞」、垣添忠生氏からの「垣添賞」、服部栄養専門学校からの「服部賞」、げんき泌尿器科クリニックからの「げんき賞」が、それぞれ授与されました。

俳句の話題は、アジアがんフォーラムが、UICCジュネーブ本部とともに取り組んでいる、がんの当事者や家族、医療者が思いを表す「がん俳句」にも及びました。堀田氏は、句を詠むことが自分の気持ちを整理し、互いの思いを知る機会にもなると説明しました。

 暮らしの中で続ける運動 

佐々木氏は、がんの治療後の暮らしを支える運動の役割について、研究が進められていることを紹介しました。日常の実践として挙げたのは、まず少し歩くこと。会場まで歩いて来ることも身体活動の一つであり、イベントに参加するなど、外出の予定をつくることも運動のきっかけになると話しました。また、歩く速さや場所によって使う筋肉も変わることに触れ、日々の歩行では歩き方にも目を向けるよう勧めました。

垣添氏は毎朝続けている運動を紹介し、その場でつま先を上げる動きを実演。佐々木氏は、歩行に加えて軽い筋力トレーニングを取り入れることにも触れ、まずは1分ほどの短い時間から始めることを勧めました。決まった時間に体を動かすなど、生活の中に取り組むきっかけを設けることが、運動を習慣にする助けになると説明しました。

運動を続ける意欲について、河原は、美しさを意識することと自己肯定感の関わりにも触れました。背筋を伸ばして視線を前に向けると、気持ちを前向きに切り替えられるという自身の実感を紹介。自分の姿を肯定的に受け止められることが、また歩いてみようと思う気持ちにもつながると話しました。

続く健康ウォーキング講座では、田中氏が「ビューティーウォーク」を紹介しました。歩く距離や時間に加え、姿勢や体の後ろ側の筋肉など、普段の歩き方で意識したい点を解説。参加者も立ったまま、あるいは椅子に座った状態で、肩回しや上半身をひねる動きを一緒に行いました。

 対話のあとに見る三陸の風景 

後半には、垣添氏が出演する映画『Dr.カキゾエ 歩く処方箋 ~みちのく潮風トレイルを往く~』を上映しました。三陸の自然や人々との出会いをたどり、旅の中で詠まれた俳句も登場するドキュメンタリーです。

上映前に聞いた旅のエピソードや、季節を捉える俳句の話を、今度は映像の中で確かめる。対話と映画を続けて楽しめる構成となりました。

 がんについて語り合える地域に 

この催しは、地域の役に立てることをしたいとの思いから、アジアがんフォーラムと竹の塚地域学習センターが相談を重ね、昨年から開催しているものです。がんについて安心して話せる関係を、身近な地域でつくることも大切にしています。

当日は、がんになったことを周囲に話せずにいる人がいる現状にも話が及びました。河原は「自分たちの生活をより良くする方法、みんなで知恵を集めるようなそんな活動がしたいと思って、この活動を続けております」と、取り組みの背景を語りました。

今後も地域の関係者と協力し、俳句やウォーキング、食について学び合う機会を企画していく予定です。

 開催概要 

名称:げんきに健康長寿! 歩くことは生きること

日時:2026年10月10日(土)13:00~17:00

会場:足立区竹の塚地域学習センター 4階

参加者数:196人/参加費:無料

主催:一般社団法人アジアがんフォーラム

共催:足立区竹の塚地域学習センター

東京大学スポーツ先端科学連携研究機構(UTSSI)

特別協力:株式会社ヤクルト本社

協力:東京足立ロータリークラブ

一般財団法人人生100年社会デザイン財団

一般社団法人アジア未来研究機構

げんき泌尿器科クリニック(げんきクラブ) 

学校法人服部学園 服部栄養専門学校

後援 :公益財団法人日本対がん協会、UICC-ARO

進行 :川原サトシ(げんきクラブ)

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フィットネス・ヘルスケア
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会社概要

URL
https://asiacancerforum.com/
業種
サービス業
本社所在地
東京都世田谷区下馬6丁目47−15
電話番号
-
代表者名
河原 ノリエ
上場
未上場
資本金
-
設立
2011年06月