ダバオ市教育省より寄贈証明書をいただき、寄贈歓迎式典にて大学生団体HANDsが現地の子どもたちと交流を深めました。
昨年フィリピンダバオ市の公立小学校に1,200台の鍵盤ハーモニカを寄贈したことから、ダバオ市教育省が主催する寄贈歓迎式典に出席しました。
2月22日、ダバオ市教育省による鍵盤ハーモニカ寄贈式がキャンプテントーマスモンテベルテセントラル小学校にて開催されました。
グローバル人財サポート浜松は5年にわたり大学生団体HANDsの活動を支援しており、このたび、浜松ロータリークラブと共に協働し、ダバオ市内の7つの公立小学校に1200台の鍵盤ハーモニカを寄贈しました。
このたび、浜松ロータリークラブより米山財団委員長山崎文義氏、委員である平尾竜太氏の臨席を受け、在ダバオ日本総領事館の石川総領事にもご臨席いただき、HANDsのメンバー11名と共に、当法人の代表理事である堀が式典に出席しました。
式典では、ダバオ市教育省から認定証を授与いただき、寄贈先の一つであるキャプテントーマスモンテベルテセントラル小学校の子どもたちによる踊りやマーチングバンドの演奏、さらに大学生とマーチングバンドの「ドレミの歌」の合同演奏により会場は大いに盛り上がりました。
キャプテントーマスモンテベルテセントラル小学校のリザ・ロビトス校長より「子どもたちの教育のために、音楽交流が更なる両国の草の根活動を広げる」というメッセージを受け、浜松ロータリークラブの山崎氏は「子どもたちがいつか大人になったときに、この音を思い出してくれたら、それはまさに両国の強いつながりを表す」といった温かなメッセージが寄せられました。
キャプテントーマスモンテベルテセントラル小学校は創立120周年を迎える伝統校で、4,000人の児童を抱えるマンモス校です。この学校で学ぶ子どもたちが、鍵盤ハーモニカを使って音楽を楽しんでもらえたら嬉しいです。
HANDsは、浜松市の紹介を行い、音楽の授業に参加していた3年生から6年生の子どもたちと共に「きらきら星」の演奏練習を行い、静岡文化芸術大学の吹奏楽部と合同演奏をしたり、折り紙を使って「SMILE」のメッセージボードを作るアクティビティを行いました。活動後は、子どもたちからお礼のメッセージをもらったり、写真撮影にも応じました。特に印象的だったのは、ある子どものFacebookの自己紹介の写真が、大学生と共に撮った写真に変わっていたことです。これにはHANDsの学生も大変感動していました。
昨年、日本からフィリピンの移民も120年を迎えました。
こうした歴史的関係からもダバオ市と浜松市のつながりが、この音楽を通じた国際交流でさらに深化することを期待しています。
音楽は言葉を超えて人と人の心をつなぐことができる重要なツールです。
楽器のまちである浜松市民の一人としても、こうした活動を恒久的に続けていくことの意義を感じています。
フィリピンの子どもたちの心のなかに「浜松」への思いが馳せられ、いつか来日する際には浜松を訪れてくれることを、日本人の学生たちがフィリピンの素晴らしさを体感し、いつかまたダバオを再訪し、子どもたちとの出会いを継続してくれることを期待しています。
私たちは、次世代の国際交流を通じ、多文化共生からの次のステージである社会統合へのステップに寄与できるよう、学生団体HANDsとダバオ市の子どもたちへの教育支援に尽力してきます。
改めて、このたびの寄贈にご協力くださいました浜松市民のみなさま、谷中幼稚園のみなさま、関係くださった各企業のみなさま、ご協力いただきました全てのみなさまに感謝申し上げます。
いつか、また彼らの心の中で素晴らしいハーモニーが生まれることを願って・・・。
一般社団法人グローバル人財サポート浜松
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