【デジタル人材育成学会】第2回デジタル人材育成大賞結果発表
デジタル人材育成学会が「第2回デジタル人材育成大賞」および「デジタル人材育成大賞IPA特別賞」の取り組み・受賞者を発表しました。2月25日(火)に受賞者に登壇いただき、記念セミナーを開催します。
デジタル人材育成学会(会長 角田仁)は選考委員会による厳正な審査の結果、第2回デジタル人材育成大賞を「tsukurun(群馬県)」と「技育プロジェクトの推進(株式会社サポーターズ)」の2つの取り組みに対して、また本年から新設されたデジタル人材育成大賞IPA特別賞を「オール東京でのデジタル人材育成(一般財団法人GovTech東京)」に授与することを決定しました。
取り組み名称および受賞団体
以下の2つの取り組みに対してデジタル人材育成大賞を授与する。
「tsukurun(群馬県)」
「技育プロジェクトの推進(株式会社サポーターズ)」
以下の取り組みに対してデジタル人材育成育成大賞IPA特別賞を授与する。
「オール東京でのデジタル人材育成(一般財団法人GovTech東京)」
選考理由
「tsukurun(群馬県)」
群馬県ではデジタルクリエイティブ人材(DC人材)の育成に注力しており、その取り組みの一つがtsukurun(ツクルン)である。群馬県は前橋駅前などにtsukurunと呼ばれるDC人材育成のための場(拠点)を提供しており、小中学生を中心に1000名以上が会員登録している。tsukurunには学校の放課後や土日に多くの若者たちが集まり、デジタルアート作品やゲーム制作など最先端のデジタル技術を楽しみながら学んでいる。本取り組みは独創的かつ地域戦略として優れており、本学会として高く評価したい。
「技育プロジェクトの推進(株式会社サポーターズ)」
株式会社サポーターズでは「技育プロジェクト」と称して、全国の大学生向けにエンジニア育成プログラムを展開している。国内最大級のカンファレスをはじめ、知識教育、プログラミング教育、ハッカソンなど多彩なイベントを開催しており、年間数百回に及ぶイベントで毎年数千人の学生を動員している。学生はすべて無料で参加できることもあり、学生間の口コミにより急激に拡大している。本件は社会課題解決型のプロジェクトとして顕著な成功例であり、本学会として高く評価したい。
「オール東京でのデジタル人材育成 (一般財団法人GovTech東京)」
一般財団法人GovTech東京では、東京都と協働で62区市町村(基礎自治体)のハブとなり、デジタル人材育成を推進している。具体的には、各自治体が自走できるための伴走支援や技術知識・仕様理解のための勉強会の開催、区市町村を交えた会議体を設置しての方針や数値目標、人材像の検討など、様々な施策を実施している。これらはまさに「オール東京」と呼べるものであり、広域自治体(都道府県)のデジタル人材育成のあるべき姿として高く評価したい。今後も「広域自治体として何ができるか?」を常に模索して施策を実施し、他の範となることに期待している。
今後の予定
受賞者による記念セミナーを2月25日(火)に開催予定です。本学会HPならびにPR TIMESにてご案内致します。
〇デジタル人材育成大賞とは
デジタル人材育成に携わる人々の意欲の向上と、さらなる活性化を目的として、デジタル人材育成の分野に貢献した企業等を表彰するため、2023年11月にデジタル人材育成大賞を創設しました。デジタル人材育成の分野で特に顕著な活動を実施した企業、自治体、団体および個人を表彰します。
デジタル人材育成大賞の背景・想いは以下サイトをご覧ください。
「デジタル人材育成大賞」創設に込めた、影のヒーロー・デジタル人材への脚光の想い。人材不足が叫ばれる中で、デジタル人材育成学会が語るその意義とは|デジタル人材育成学会のストーリー|PR TIMES STORY
〇デジタル人材育成学会概要
2021年4月にデジタル人材の育成に関わる諸問題の研究および応用を促進し、会員相互の知識や知見の交換を図るとともに、産業の進歩発展に寄与することを目的として設立された学会です。「ビジネスでの実践」と「アカデミックな知見」を融合するプラットフォームの実現を目指しております。
〇デジタル人材育成学会会長 角田仁執筆の著書好評販売中!
『デジタル人材育成宣言: 「デジタル化&DX」の現状と人材育成』
『ユーザーシフト宣言: ユーザー企業中心のデジタル人材育成へ』
『新生デジタル部門宣言:IT部門の解体統合と情報システム子会社の吸収合併』
『デジタル人材育成の様々なカタチ: 地方におけるデジタル人材育成の事例集』
【本件に関するお問い合わせ先】
デジタル人材育成学会 広報担当 (info@ddhr.jp)まで
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