【日本初】リアライズ・イノベーションズ4DGSボリュメトリックビデオスタジオを開設
〜実写と見紛う“超”没入体験、映画品質の3Dを撮影/量産できる新時代へ〜
リアライズ・イノベーションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:酒谷 正人、以下「リアライズ・イノベーションズ」)は、3D映像技術の世界的リーダーであるGracia AI Inc.(本社:米国、CEO:Georgii Vysotskii、以下「Gracia」)と業務提携し、同社の最先端技術「4D Gaussian Splatting(4DGS)」を導入した日本初のボリュメトリックビデオスタジオを開設します。
本スタジオの開設により、従来の3D技術では再現が困難だった「髪の毛一本の揺れ」や「複雑な光の反射」、さらに「素材の質感」までを完全に保持した、実写と区別がつかないボリュメトリックビデオを、映画制作やバーチャルプロダクション、そしてスマートデバイス向けコンテンツとして提供することが可能になります。
■ 導入技術:3D映像の常識を覆す「4DGS」とは
今回導入する技術の基盤となる「3D Gaussian Splatting(3DGS)」は、従来の「点群やポリゴン」で立体を構築する手法とは異なり、「光や色の分布(Gaussian)」を空間に散りばめることで立体を表現する、2023年に登場した革新的な技術です。メッシュ構造を持たないため計算が高速で、リアルタイム描画にも適しています。3D空間にまるで霧のように浮かぶガウス点群が、光の反射や奥行に応じて自然に融合することで、これまでにない圧倒的にリアルな3D表現を可能にします。
Graciaがこの3DGSをさらに進化させ、時間軸(4D)を加えたのが「4DGS」です。
これにより、被写体の動き・質感・光の変化までも立体的に再現し、ボリュメトリックビデオ(立体動画)として再生可能になりました。従来のメッシュ(網目)構造を持たないため、ポリゴン割れやテクスチャの歪みといったCG特有の課題を根本から解消し、複雑な衣装や激しい動きも自然に描画します。ARやVRによるアイドルやアーティストのイマーシブ映像はもちろん、ミュージックビデオのようなカジュアルな映像から、映画『マトリックス』のような「バレットタイム(時間が止まったような特殊撮影)」、スポーツのフォーム解析まで、幅広い映像表現をカバーします。
■映像制作現場へのインパクト
「CGを作るのではなく、演技をそのままアセット化する」
これまで、映画やCM、メタバース等の制作において「デジタルヒューマン」の制作には、膨大なコストと期間が必要でした。背景はCGで自由に作れる一方、演者のリアルな立体表現には限界があり、「不気味の谷」の問題もつきまといました。
「4DGSボリュメトリックビデオ」を活用することで、「演技力のある俳優のパフォーマンス」を、そのまま軽量な3Dデータとしてバーチャル空間に配置することが可能になります。これによりバーチャルプロダクション等のワークフローを劇的に効率化し、クリエイターの表現の幅を広げます。
■ 本ソリューションの主な特長
・実写を4D(3D+時間)で完全再現:霧のように光を捉え、空気感まで記録。
・幅広いフレームレート対応:映像の質感を維持したまま30fps〜240fpsに対応。
・劇的な軽量化:独自AI圧縮により、従来フォーマット(PLY)比でファイルサイズを約45分の1に圧縮。
・マルチデバイス対応:PCをはじめスマートフォンやVRデバイスなど汎用デバイスで再生が可能。
■ 国内最多の商用実績を持つリアライズが運用
リアライズ・イノベーションズは、ボリュメトリックビデオスタジオのパイオニアとして日本国内最多の商用案件を手がけ、トップアスリートやトップアイドルなど、多数の実績があります。撮影からXR・AIコンテンツ制作、システム開発・運用までを一貫して提供し、クリエイティブ制作現場に革新をもたらしてきました。「美しく撮る」ノウハウや「ビジネス活用提案」も業界トップクラスです。
■今後の展開
リアライズ・イノベーションズは、自社スタジオでの4DGS導入だけでなく、国内他スタジオへの技術協力や運用支援を行い、AIとボリュメトリック技術の融合による新たな映像エコシステムの構築に貢献します。
なお、リアライズ・イノベーションズとGraciaは2025年12月1日(月) 〜12月3日(水)
ポートシティー竹芝にて開催されるXR Kaigi2025に出展し、4DGSのデモンストレーションを行います。ぜひご体験ください。
イベント概要:https://www.xrkaigi.com/event/9316
■4DGS参考画像

■4DGS参考映像
■会社概要

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社名 |
リアライズ・イノベーションズ株式会社 |
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本社 |
東京都港区虎ノ門2-2-1 住友不動産虎ノ門タワー23階 |
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代表者 |
代表取締役社長 酒谷 正人 |
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設立 |
2000年5月1日 |
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資本金 |
1億円 |
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事業内容 |
XR/モビリティ/センシング/ヘルスケア等に関する各種システムおよびソリューションの企画、設計、開発、運用 先端技術を活用した事業開発に関するコンサルティング ビジネスに関する各種アウトソーシング |
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株主 |
SBメディアホールディングス株式会社 100% |
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URL |

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担当 |
リアライズ・イノベーションズ株式会社 担当:石塚・勝本 |
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info@realize-innovations.jp |
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