創設1年ベンチャーが個別空調制御AI共同開発の基本契約を九電工と締結
空調設備工事のプロフェッショナルである九電工と、設備制御最適化AIのメンテルが共同で個別空調制御最適化サービスを開発
◼️ 建物の空調エネルギー消費の削減ポテンシャルに対する期待
建物のCO2排出量は国全体の30%と言われ、2040年に40%のCO2削減目標が掲げられております(エネルギー白書2023より)。特に、建物単体ではエネルギー消費割合の大半を占める空調用途の削減ポテンシャルが大きいです。空調方式の中でも個別空調方式は、オフィスやホテルを中心に採用比率が高く今後も増加が見込まれます。そこで、九電工とメンテルは個別空調方式の制御最適化に取り組みます。
◾️ AIによる個別空調制御最適化サービスの開発
個別空調方式とは、建物や施設内の各部屋やエリアごとに空調を行う方式です。九電工とメンテルが共同開発する個別空調制御最適化サービスでは、建物や施設内の各部屋やエリア毎の空調制御を最適化し、エネルギーの節約や快適性の向上を図ります。本サービスで実現する主な機能と価値は以下です。
1)空調実態の補足:空調コントローラーやセンサーを設置して、空調稼働や屋内環境を自動計測
2)自動制御の設定:空調オペレーションをヒアリングして、制御値を設定して自動運転を実現
3)制御値の最適化:運転実績データの蓄積に応じて、制御値の最適化を行い運転効率を向上
◾️取り組みの目標と今後について
九電工とメンテルは、オフィスビル・商業施設などにおける空調の更なる省エネ運転の実現を目指し、個別空調制御最適化サービスの開発を2024年6月から開始します。協業の成果として、2025年以降にAIによる個別空調制御最適化サービスの導入を目指します。今年の検証では電気式のEHPを主な制御対象として扱うが、同様の高効率制御ロジックはガス式のGHPにも応用可能である。九電工が空調設備の設計施工で培った知識とメンテルの設備制御最適化の開発技術を組み合わせ、個別空調制御AIによる建物や都市の脱炭素化に貢献します。また、九電工とメンテルは上記AI開発における協業とあわせ、人材交流を推進し、専門知識と技術を共有することで、将来的な他分野における協業へと視野を広げていきます。
株式会社九電工について
◾️ 会社概要
会社名 :株式会社九電工
所在地 :〒815-0081 福岡市南区那の川一丁目23番35号
代表者 :石橋 和幸
設立 :1944年12月
ホームページ:https://www.kyudenko.co.jp/
事業内容 :総合設備業
株式会社メンテルについて
メンテルは、「サステナブルな建物へのアップデートを永続的に」をミッションに掲げ、AIを活用した設備制御の最適化ソリューションを提供します。
◾️ 会社概要
会社名 :株式会社メンテル|MENTERU Inc.
所在地 :〒151-0053 東京都渋谷区代々木1丁目25番5号 BIZ SMART 代々木 4F
代表者 :井上智樹
設立 :2023年4月
ホームページ:https://menteru.jp/
事業内容 :システム開発、データ分析、各種コンサルティング
お問い合わせ:contact@menteru.jp
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