“書き文字”による見どころ紹介は必見!映画ジャーナリスト・二井康雄がゲストの映画『足りない二人』宣伝番組の最新回を配信スタート
「やたら叫ばない」「映画の神様がついている!」etc…二井フォントによる手書きの映画見どころ紹介に注目!
Vol.27のゲストは、映画ジャーナリスト・書き文字ライターであり、生活雑誌『暮しの手帖』元副編集長として40年以上のキャリアを持つ二井康雄さん。著書『ぼくの花森安治』(CCCメディアハウス)をはじめとする書籍や、『つむじ風食堂の夜』などの映画タイトルと、様々な作品のレタリングを手がけてきた二井さんによる、映画『足りない二人』の書き文字レビューを中心に、番組は進みます。
●「やたら叫ばない」「時代背景が伝わる」etc…9つのポイントに分けて映画の見どころを解説する職人技!
映画『足りない二人』について番組冒頭、「とっても好きなタイプの映画です」と語る二井さん。同作について、映画から時代背景が読み取れるといった話から、「やたら叫ばない」といった特徴、また「映画の神様!(がついている)」という独自の解釈まで、9つの見どころを、味わい深い書き文字とともに紹介していきます。
そして、最後の見どころとして上げた、作り手の大きな資質としての「あるポイント」の説得力には、佐藤と山口も大きく納得。映画ファンのみならず、編集・出版業界関係者にとっても興味深い番組内容となっています。
●「掴め!映画ドリーム」Vol.27 https://youtu.be/qGGVeEJEwyk
■ WEB配信番組『掴め!映画ドリーム』とは……
初監督・初脚本・初製作の映画『足りない二人』を“新宿三大映画館*のいずれかで上映させる”という夢の実現に挑む主演・監督の佐藤秋(さと う あき)と山口遥(やまぐち はるか)が、「様々な道のプロに出会うことで“足りない”部分を埋めていく」をコンセプトに展開する、映画『足りない二人』公式YouTubeチャンネルの番組のひとつ。
2018年7月には、遂に新宿三大映画館のひとつである新宿ピカデリーにて2019年にイベント上映を行うことが決定し、「イベント上映で最大座席数580席のシアターを満席にする!」という新たな目標と共に、絶賛進行中!
*新宿三大映画館…本作の両監督が最終目標とする、東京・新宿地区を代表するシネマコンプレックス型映画館(新宿ピカデリー、TOHOシネマズ新宿、新宿バルト9)のことを意味しています。
番組名 :『掴め!映画ドリーム』
配信曜 :毎週土曜
配信場所 :映画『足りない二人』公式YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCmcdXcsG_nBTr6rdYCcvOiA、映画『足りない二人』公式サイト https://tarinaifutari.com
出演者 :佐藤秋、山口遥、その他ゲスト
過去出演ゲスト:石井清猛(日本映像翻訳アカデミー映像翻訳ディレクター)、磯貝さおり(翻訳家)、越野充博(越野建設株式会社代表取締役)、猫井登(お菓子の歴史研究家)、松原好秀(ハンバーガー探求家・評論家)、南雲主于三(ミクソロジスト・スピリッツ&シェアリング株式会社代表取締役)、縫田暁言(カレーおじさん・ミュージシャン)、愛田孝(clubA.C.Tオーナー・愛田株式会社代表取締役)、黒澤晃(コピーライター・クリエイティブディレクター・黒澤事務所代表)、藤巻直哉(フォークユニット藤岡藤巻)、GAOニシカワ(イラストレーター・デザイナー)、吉原ゴウ(株式会社LIG代表取締役)、洗井千尋(新宿ピカデリー マネージャー)、井口奈己(映画監督)
■ レギュラー出演者
佐藤秋(さとう あき) 俳優
群馬県出身。映画「親密さ」(監督:濱口竜介)で主演。その他出演作として、映画「YOKOHAMA DREAM」(プロデュース:アミール・ナデリ)、NHK「龍馬伝」(演出:大友啓史)、フジテレビ「黒部の太陽」、wowow「同期」(演出:入江悠)、BS「大島渚の帰る家」(演出:瀬々敬久)、舞台「東京奇人博覧会」(原作・主演:鳥居みゆき)など。
山口遥(やまぐち はるか) 女優
東京都出身。映画「SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」(監督:入江悠)にて映画デビューをきっかけに俳優活動をスタート。その他出演作として、NTV「東京大空襲」(演出:長沼誠)、BS「大島渚の帰る家」(演出:瀬々敬久)、映画「きみはいい子」(監督:呉美保)など
■ 映画『足りない二人』予告編
■ 映画『足りない二人』概要
タイトル :『足りない二人』(英題:『The Vanishing Point』)
劇場公開予定 :2019年2月(一日限定)
公開劇場 :新宿ピカデリー
キャスト :佐藤秋、山口遥、鈴木佳代、三好勝恵、渡邊徹、太田友樹、西川里佳、高橋毅、山下 一世
監督・脚本 :佐藤秋、山口遥
主題歌 :やけのはら「CITY LIGHTS」(felicity)
協賛 :大正湯温泉、株式会社水明閣、中華食堂 龍鳳、市場食堂 味処たけだ、医療社団法人 三ツ山病院
ロケーション協力:小樽市、小樽フィルムコミッション、積丹町(美国町)、余市町、札幌市、札幌方面北警察署、成田国際空港株式会社
制作・宣伝協力 :リサイクルショップよいち、ニッカウヰスキー株式会社、株式会社ミツウマ、株式会社北海道新聞、株式会社まぐまぐ、朝日新聞社、日本映像翻訳アカデミー
製作・配給 :株式会社UNUS
公式サイト :https://tarinaifutari.com/
〈イントロダクション〉
佐藤秋と山口遥が「俳優としての居場所づくり」のために制作した本作。電車が通っていない北海道積丹郡美国町の極寒の景色の中で描かれるのは、行き詰まりの生活をしながら共同執筆している“漫画家男女の物語”である。2人で執筆することに希望を見出す男・小山内宏太を演じるのは、『親密さ』(11)で主演を務めた佐藤秋。2人でいることに不安を抱える女・中西楓子を演じるのは、『きみはいい子』(15)出演の山口遥。さらに、実際に北海道に暮らす現地の出演者によって彩られている。監督・脚本は佐藤と山口が自ら務め、衣装やスケジュール管理、美術やロケ地交渉など、撮影と録音以外の制作業務もこなしている。北海道の陸の孤島を舞台に、30代俳優2人の自身らの人生を反映させた渾身の野心作が完成した。
〈映画業界人からの応援コメント紹介〉
実際に付き合ってる男女の役者が演じる漫画家二人の生活は、まるで実験ドキュメンタリーのようで、売れたいと思う俳優の心とジレンマが生々しくも痛々しく語られていく。
だけど、いつの間にかこの二人が『浮雲』の高峰秀子と森雅之のように見え始めるのだから始末が悪い。くっついたり離れたり、平成末期の日本で腐れ縁を続けながら、人生を全うしようとする姿に寄り添ううちに、最後にはスクリーンを食い入るように見ている自分に気づいてしまった。
瀬々敬久(映画監督)
雪国。パートで働きながら、ひとかどの漫画作家を目指す、足りないだらけの若い二人。たまかな暮らし、閉塞感、あせり、挫折が丹念に描かれる。美しすぎる風景との落差があざやか。
多い食事のシーン。ことごとくが、現在を象徴し、未来を暗示する。何を表現すればいいのか。ともに時間を共有すればいいのか。二人は悩む。とにかく、切ない。映画の半ば、これは、いまの時代そのものではと気付く。では、希望はあるのかと。答えは観客に委ねられる。
静謐にして正攻法。かつての日本映画のよさを内包しつつ、最近の多くの日本映画への鋭い抵抗がある。撮影、練れた脚本、過不足のないセリフが秀逸。細部のこだわりも数多く、なにより、映画そのものに、品、風格がある。ことに、多くの若い人たちに見てほしいなあ。
二井康雄(映画ジャーナリスト・書き文字ライター・『暮しの手帖』元副編集長)
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