現場作業者の半数以上が「熱中症の危険」を経験。「十分に対策が行われている」わずか13.3%
法人向けSaaS比較サイト「アスピック」が、現場作業中の熱中症対策に関するアンケート調査を実施
300カテゴリー以上で2,000サービス以上掲載する法人向けSaaS比較サイト「アスピック」(運営:一般社団法人 日本クラウド産業協会)は、全国の現場作業に関わる20歳以上60歳未満の男女240人を対象に、「熱中症対策」に関するアンケート調査を実施しましたので、ここに報告します。
■調査目的
夏場の気温上昇や猛暑日の増加を背景に、2025年6月より、一定の暑熱環境下で行われる作業について、事業者に熱中症対策が一部義務付けられました(改正労働安全衛生規則)。企業には、注意喚起や個人の自己管理にとどまらず、早期に異変を見つけ、報告し、迅速に対応できる仕組みづくりが求められています。
本調査では、こうした制度面での要請も踏まえ、「現場でどの程度熱中症の危険を感じているのか」「企業側の熱中症対策や体調把握の仕組みがどこまで整っているのか」を可視化することを目的としています。
※調査結果の引用時は「アスピック調べ」とご記載ください。
■調査のサマリー

■調査概要
本アンケート調査の概要は以下の通りです。
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調査実施日: 2026年6月
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調査回答者数:240人
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居住地:全国
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性別:男女(男性192人・女性48人)
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年齢:20歳以上60歳未満
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勤務先業種:建設業、運送・輸送業、農業・林業・漁業・鉱業
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職業:会社員(技術系・その他)、自営業、パート・アルバイト
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調査方法:インターネットリサーチ
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調査メディア:アスピックURL | https://www.aspicjapan.org/asu/
■調査の詳細
設問1. 現場作業中に「熱中症の危険」を感じたことはありますか?
回答:
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何度もある:37人(15.4%)
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数回ある:91人(37.9%)
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あまりない:61人(25.4%)
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まったくない:51人(21.3%)
設問2. どのような場面で熱中症の危険を感じましたか?(複数回答可)
※設問1で「まったくない」以外を選択した189人を対象
回答:
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屋外で長時間作業しているとき:61.9%
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水分補給が十分にできなかったとき:42.9%
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空調が効かない屋内で作業しているとき:36.5%
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休憩時間が十分に取れなかったとき:31.7%
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重い機材や荷物を運搬しているとき:21.7%
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作業服・防護服が暑かったとき:21.2%
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人手不足で休憩を取りづらかったとき:14.8%
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その他:1.1%
設問3. 勤務先では、熱中症対策が十分に行われていると感じますか?
回答:
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十分に行われている:32人(13.3%)
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ある程度行われている:121人(50.4%)
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あまり行われていない:53人(22.1%)
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ほとんど行われていない:34人(14.2%)
設問4. 現場では、作業員の体調や熱中症リスクをどのように把握していますか?(複数回答可)
回答:
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管理者による声かけ:38.3%
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作業員本人からの申告:37.1%
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特に仕組みはない:36.7%
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WBGT(暑さ指数)計による管理:14.2%
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2人1組などのバディ制:12.9%
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ウェアラブルデバイス(IoTリストバンドなど):9.6%
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その他:0.0%
設問5. 会社が熱中症対策を行う上で課題になっているものは何だと思いますか?(複数回答可)
回答:
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空調服や機材の購入費用が高い:34.2%
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人手不足・人員確保が難しい:30.4%
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休憩時間など就業規則を改善する必要がある:29.2%
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熱中症対策に関する教育・周知が足りない:25.4%
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熱中症対策にかかる費用が個人負担(会社が負担してくれない):20.8%
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上長や上司の安全意識が低い:15.0%
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その他:6.3%
【Point】熱中症の危険を感じたことが「何度もある」人ほど「熱中症対策に関する教育・周知不足」を課題と回答

設問1「熱中症の危険を感じたことはあるか」で「何度もある」と回答した人では、設問5の課題に「熱中症対策に関する教育・周知が足りない」を挙げた割合が48.6%にのぼります。これは、全体の25.4%を大きく上回り、実際に危険を繰り返し感じている層ほど、熱中症対策の内容が現場に十分伝わっていないことを危惧していると伺えます。
2025年6月より熱中症対策が義務化されたことも踏まえると、今後企業は注意喚起にとどまらず、現場ごとのリスク把握、教育・周知、必要な備品の整備、費用負担のルール化を一体で進めることが必要と考えられます。
■まとめ(アスピック編集部)
屋外作業や空調の効きにくい環境で働く現場作業者を対象に行った今回のアンケート調査では、以下のような結果が出ました。
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現場作業中に「熱中症の危険」を感じたことがある人53.3%
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勤務先の熱中症対策について「十分に行われている」13.3%
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リスク把握は依然「声かけ」が中心。「特に仕組みはない」36.7%
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熱中症の危険を「何度も感じた」人ほど「教育・周知が足りない」と回答。
調査結果からは、2025年に熱中症対策が義務化されたものの、現場レベルでは明確な基準や運用ルールが未だ浸透しておらず、できる範囲で対応するという努力目標的な位置づけになっているのではないかと考えられます。
熱中症対策をより実効性のあるものにするには、現場任せ・個人任せにせず、ウェアラブルデバイスやWBGT(暑さ指数)計、アラート通知などを組み合わせた、組織的な仕組みづくりが重要になりそうです。
アスピックでは、従業員の安全管理や現場の状況把握、勤怠・労務管理、安否確認などに役立つ各種クラウドサービスを紹介しています。熱中症対策や現場管理の仕組み化に課題をお持ちの企業担当の方は、ぜひご覧ください。
熱中症対策に有効なIoTサービス14選 (https://www.aspicjapan.org/asu/article/150)
■アスピックについて
アスピックは、国内最大級のSaaS団体である一般社団法人日本クラウド産業協会が運営する、法人向けSaaS比較・資料請求サイトです。25年以上にわたりクラウド・SaaS業界を牽引し、1,400社以上の会員を持つ団体の知見をもとに、300カテゴリー・2,000以上のサービスを掲載。
業務課題とSaaS選定に詳しい編集部が、公開情報に加えて導入企業・SaaS企業へのインタビューで得た独自情報も活用し、各サービスの特徴や比較ポイントを図解・比較表・タイプ分類・診断などでわかりやすく紹介しています。
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運営元:一般社団法人 日本クラウド産業協会(ASPIC)
運営委託先 株式会社ブルートーン
お問い合わせ先:info@bluetone.co.jp
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