三島市がテレワーク業務端末のセキュリティと利便性の向上に TOKAIコミュニケーションズの支援により ZENMU for PCを導入
静岡県三島市(以下、三島市、市長:豊岡 武士)が、株式会社TOKAIコミュニケーションズ(以下、TOKAIコミュニケーションズ、本社:静岡県静岡市、代表取締役社長:髙橋 強)の支援により、株式会社ZenmuTech(ゼンムテック、以下、ZenmuTech、代表取締役社長:阿部 泰久、本社:東京都中央区、証券コード:338A)が開発・販売しているセキュアFATソリューション「ZENMU for PC(以下、ZPC)」をテレワーク業務用端末として導入しました。

■ 導入の背景
近年、地方自治体における情報セキュリティの強化は喫緊の課題となっており、特に個人情報や機密文書を取り扱う業務においては、堅牢なセキュリティ対策が求められています。同時に、働き方改革や災害時の業務継続、テレワークの推進など、自治体職員の業務環境も大きく変化しています。
三島市では、これらの変化に対応しながらも、安全性と利便性を両立したITインフラの構築が求められていました。従来のVPNや仮想デスクトップ(VDI)では構築や管理コストが高く、柔軟性に欠けるという課題がありました。
■ 導入の目的
三島市がZPCを導入した主な目的は以下の通りです。
1. 導入のコストを増やすことなく、セキュリティの向上が図れること
2. 端末紛失・盗難などによる情報漏えいのリスクを最小限に抑えること
3. テレワークなどの在宅業務や出張時、また、災害時においても、安全に業務を継続できる環境を構築すること
4. 職員やIT部門にとって負担の少ないシンプルな運用管理を実現すること
■ 導入の効果
ZPCの導入により、三島市では以下の効果が確認されています。
1. 秘密分散による高度な情報保護と安心感の向上
2. 従来の運用コストの延長上で、より強固な情報漏洩対策を実現
3. 従来のPC環境と変わらぬ操作性とパフォーマンスを保ちつつ、セキュアな環境を実現
4. IT管理者の負担を軽減し、効率的な端末管理が可能に
5. コストの削減(TOKAIコミュニケーションズの閉域SIM+サービスの展開)
■ 今後の展望
三島市では今後、ZPCの利用を庁内全体へと推進し、さらなる働き方改革と業務の生産性向上を目指します。また、災害時のBCP対策としてもZPCの柔軟性と可搬性を活かす計画です。
また、ZenmuTechは、今後もTOKAIコミュニケーションズと共に、地域社会に根ざしたICT支援を通じて、自治体のデジタル化推進を支援してまいります。
【エンドースメント】
この度、三島市様の情報セキュリティ強化とテレワーク環境整備に貢献できることを大変光栄に思っております。地方自治体が直面する課題に対し、当社の閉域モバイル通信サービスとZenmuTech様の優れたソリューションを組み合わせることで、コスト効率と高いセキュリティレベルを両立したシステム導入を実現できました。今後もZenmuTech様とのパートナーシップを深め、地域社会のデジタル化推進に貢献してまいります。
株式会社TOKAIコミュニケーションズ 代表取締役社長 髙橋 強
【ZENMU for PCについて】
ZenmuTechが提供するPCのデータ保護ソリューションです。独自の秘密分散技術を用いて、業務端末におけるデータを安全に保護しながら、従来のVDIに比べて軽快かつシンプルな導入が可能です。
ZPCは、業務データを「端末」と「ファイルサーバー」に分散保存することで、万が一端末が紛失・盗難に遭っても情報漏えいを防ぎます。両者が揃わなければデータが復元できない構造となっており、高度なセキュリティを担保します。
ZPCは、ソフトウェアの形で提供され、ソフトウェアとインストール対象のPC、業務データを秘密分散で秘匿化した分散ファイルを格納するファイルサーバー(データは一台わずか5キロバイト程度の大きさ)の構成のため、それ以外の特別な設備、追加機器の導入は必要ありません。
【三島市について】

自治体名:静岡県三島市
URL: https://www.city.mishima.shizuoka.jp/
静岡県東部に位置し、古くは東海道の宿場町、三嶋大社の門前町として栄えました。現在は品川駅まで東海道新幹線で38分という 利便性により、伊豆半島の玄関口としての観光拠点、首都圏への通勤・通学ができる街として発展しています。
三島市では、花を活かした美しく品格あるまちづくりを推進する「ガーデンシティ」、まちづくり全体に“健幸”という視点を取り入れ、将来にわたって人とまちを健康で幸せにしていく「スマートウエルネス」を軸としたまちづくりを進めています。
【TOKAIコミュニケーションズについて】

株式会社TOKAIコミュニケーションズは、TOKAIグループの情報通信事業を担う企業として、「豊かな暮らしと社会の実現」をミッションに掲げ、提案力、技術力、サポート力を強みに、お客様や社会の課題解決に取り組んでいます。自社保有の高品質な通信ネットワークを活かし、デジタル社会の基盤を支える「クラウド」「ネットワーク」「システム」の3つを柱に、法人・個人それぞれのお客様に最適なソリューションを提供しています。
【ZenmuTechについて】

株式会社ZenmuTech
本社所在地:東京都中央区銀座8-17-5 THE HUB 銀座OCT 804
設立:2014年3月4日
事業内容:秘密分散技術を用いたデータ保護ソリューションの提供
証券コード:338A
URL : https://zenmutech.com/
秘密分散技術は、データを「それ自体は意味を持たないいくつかの分散片」に分け、それぞれの分散片を別の環境で管理することで、データの保護と安全性を高める技術です。ZenmuTechは、ZENMU-AONTの秘密分散技術をSDKとして提供するZENMU EngineやPCからの情報漏洩を防ぐ 「ZENMU Virtual Drive」をはじめとする自社製品を開発・販売し、多くの企業様にご利用いただいております。
また、秘密計算の分野では、産総研との協働による研究や社会実装に向け、秘密計算データベースプラットフォーム「Query Ahead」を提供しています。
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