脚本家 三谷幸喜氏が「第21回坪内逍遙大賞」を受賞。授賞記念トークセッションで語った坪内逍遙との創作の共通点“歴史劇への情熱”
美濃加茂市(市長 藤井浩人)は、2026年8月22日(土)、かも~る(美濃加茂市文化会館)において「第21回美濃加茂市坪内逍遙大賞授賞式・記念事業」を開催し、脚本家・劇作家・演出家として幅広く活躍する三谷幸喜さんに「坪内逍遙大賞」を授与しました。

「坪内逍遙大賞」は、美濃加茂市が生んだ日本近代文学の先駆者で、新しい国劇の樹立を目指した坪内逍遙博士の功績を称え、市が平成6年度に制定した大賞です。全国の個人または団体による演劇に関する活動・著作のうち、坪内逍遙博士の功績を再認識させるような優れた活動・著作を表彰しています。
第21回となる今回は、脚本家として数々の優れた作品を手がけ、日本の演劇文化の発展に貢献するとともに、『昭和から騒ぎ』などを通じて若い世代へ演劇の魅力を広く伝えた三谷幸喜さんの功績が高く評価され、受賞となりました。
授賞式では、三谷さんに賞状、レリーフ、記念品などが贈呈されました。受賞にあたり三谷さんは、これまでの創作活動を振り返りながら、「僕はテレビドラマや映画も制作しますが、自分のバックボーンは舞台だと思っています。働き過ぎだと言われることもありますが、好きなことをやらせていただいているという思いで続けてきました。なんて幸せな人生なんだろうと思います。これからもシェイクスピアにこだわり、少しでも坪内先生に近づきたいです。」と作品を生み出すことへの思いや、今後の創作活動について語りました。
また、授賞式に続いて行われた記念事業では、「こんなに似ている!?坪内逍遙≒三谷幸喜」と題した授賞記念トークセッションを開催。演劇ジャーナリストで坪内逍遙大賞選考委員の山口宏子氏を聞き手に、三谷さんが手掛けた作品と逍遙の作品に見られる共通点や、それぞれの創作の魅力について語り合いました。
海外の演劇文化を積極的に取り入れ、日本の演劇の近代化に尽力した坪内逍遙博士。三谷さんもまた、古典作品や多様な演劇ジャンルを取り入れながら、独自の表現を追求してきました。坪内逍遙博士と三谷さんがともに取り組んできたシェイクスピア作品について、三谷さんは「シェイクスピアは当時のお客さんを喜ばせるために作品を書いていたと思う。一方で、現代の日本の観客にも作品の本当の面白さを楽しんでもらうためには工夫が必要だと思う。」とその魅力を現代に伝えられるよう、独自の解釈や工夫を加えながら作品づくりに取り組んでいることを紹介しました。
美濃加茂市では、坪内逍遙博士の功績を改めて広く発信するとともに、演劇をはじめとする文化芸術の魅力や可能性を、これからも多くの皆さんに届けていきます。
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