【新規事業創出プログラム】第2フェーズにて、学習コンテンツ「デザイン思考」を実施
公式サイト>> https://outrepreneur.jp/
新規事業創出プログラム「アウトレ. 」の第1期は、2023年2月からプログラムが開始。
5月から、第2フェーズに入り「課題の解決方法の決定」に入っています。
今回の講座は「デザイン思考」でした。
デザイン思考の鍵は「反復」と「顧客中心」!
「デザイン思考」の話に入る前に、まず「PMF」について学びました。
「PMF」とは、Product Market Fitの略。
商品やサービスが、市場に受け入れられたかを調査することを指します。
第1フェーズでは、顧客にヒアリングをした結果、その課題を特定することを経験しました。
第2フェーズではさらに、その課題を自分たちはどのように解決できるかについて学びを深めていきます。
今回学ぶ「デザイン思考」は、いわばその流れを示したフレームワークのようなもの。
顧客の課題にフォーカスし、明確にする。
そのためのアイデアを出し、場合によっては試作品を作り、顧客でテストする。
そのフィードバックをもって、再度顧客の課題を検討する。
その流れを繰り返してPMFを見つけていきます。
「解決策に恋をするな、課題に恋をしろ」
一度設定した顧客の課題と解決策が、必ずしも市場に受け入れられるとは限りません。
そこで、皆さんに送りたいのがこの言葉。
「解決策に恋をするな、課題に恋をしろ」です。
解決策に惚れ込むあまり、もともとの課題を見失ってしまったり、顧客の課題からずれていってしまったりすることがあります。
デザイン思考の基本は、「反復」×「顧客中心」であること。
そして顧客にとっての「バーニングニーズ(今すぐ消したい、燃え上がっている課題)」はなにかを見つけることです。
いつでも顧客に立ち返る余裕を持ちたいですね!
「ジョブ理論」はインタビューが肝!
続いて講師の先生から提示されたのは「ジョブ理論」という考え方。
こちらは簡単にいうと、「顧客が達成したい進捗(ジョブ)に対して提供するサービスはなにか」を考えること。
「世の中には、顧客が達成したいジョブに対して提供しているサービスがいくつかありますが、どんなものが思い浮かびますか?」という質問に、受講者からはさまざまな意見があがりました。
こうした「ジョブ」は、顧客(ジョブパフォーマー)の目線になることでそのサービスを生み出すきっかけになります。
以下のような文章に当てはめて考えてみましょう。
When (このような場面、このような状況のとき)
I want to (私はこういうことをしたい)
So I can (だから私はこうなりたい)
1つのジョブを深掘りしていくことで、解決方法も明確になってきます。
そして、この「ジョブ理論」を行うには、一人で悶々と想像しているだけではいけません。
実際に「When」の立場の人にインタビューをすることが大切です!
ただし、聞くのはあくまで「現状把握」。決して「ソリューションの提示」はしてはいけません。
例)
×「こういうものがあったらいいと思いませんか?」
×「こうなったらうれしいですよね?」
×「こういうサービスはどう思いますか?」
↓
⚪︎「現在、⚫︎⚫︎をするときどのような行動をとっていますか?」
⚪︎「こうなるためには何が必要ですか?(こうなるためには何が悩みですか?)」
⚪︎「あなたの課題を解決するサービスに、いくらお金を出せますか?」
最初は少し難しいかもしれませんが、現場調査をするように尋ねていきましょう!
先入観なく、顧客が抱える課題のみを深掘りしていくことができ、正しい解決へと導けるはずです。
最後に
「デザイン思考」や「ジョブ理論」、「バーニングニーズ」など、新規事業創出のために必要なワードをたくさん学びました。
また、【解決策に恋するな、課題に恋しろ!】【顧客のニーズは顧客に聞け!】という数々の名言も生まれ、とても活気のある講座でした。
会社名:ピノベーション株式会社
所在地:〒451-0042 愛知県名古屋市西区那古野二丁目14番1号 なごのキャンパス
代表:鳥羽伸嘉
事業内容:製造業向け新規事業創出プログラム開発・運営
新規事業創出プログラム「アウトレ」https://outrepreneur.jp/
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