アディダスとオールバーズのコラボレーションによる第一弾「FUTURECRAFT.FOOTPRINT」を発表 ブランド史上初のカーボンフットプリント3kgCO2e以下のフットウェア開発
●ライバル関係のスポーツブランドであるアディダスとオールバーズがタッグを組み、独自技術や素材のイノベーションを共有することで、カーボンフットプリント(温室効果ガス)を低減したデザインプロセスに成功しました。
●コラボレーションにより、1足あたり2.94kg CO2e (二酸化炭素換算) で、パフォーマンスに妥協しないランニングフットウェアFUTURECRAFT.FOOTPRINT (フューチャークラフトフットプリント)が誕生しました。
●FUTURECRAFT.FOOTPRINTは、2021年5月21日午前9時に世界的に100足限定で、adiCLUB(アディクラブ)会員限定で抽選を行う予定です。2021年秋冬に10,000足限定で一般販売され、2022年春夏にはさらに拡大して販売されます。
アディダス ジャパン株式会社(本社:東京港区、代表取締役:ステイン・ヴァンデヴォースト)とオールバーズ合同会社(本社:東京都中央区、代表:竹鼻圭一)は、コラボレーションによる第一弾「FUTURECRAFT.FOOTPRINT」を発表致します。両社にとって最も低いカーボンフットプリント2.94kg CO2eを実現し、カーボンフットプリントゼロのパフォーマンスランニングフットウェアを作るという共通の目標が一歩前進しました。お互いの持つ独自素材、サプライチェーン、イノベーションを共有するという、かつてないパートナーシップを結び、スポーツとライフスタイルにおけるカーボンニュートラルな未来を加速させるために強力なタッグを組みました。
FUTURECRAFT.FOOTPRINTは、よりサステナブルなデザインへの新しいアプローチと、カーボンフットプリントを大幅に削減する製造方法に成功しました。1足あたりのカーボンフットプリントはわずか2.94kg CO2eとなり、63%削減*を実現しました。
*ランニングフットウェアadizero RC3(アディゼロ RC3)の測定値(7.86kg CO2e)と比較
開発チームは大陸間の時差を越え、開発から納品までの作業をデジタルで行い、カーボンフットプリントを抑える開発プロセスを採用しました。アディダスとオールバーズの各チームは、プロダクトデザイン、素材イノベーション、サステナビリティ、サプライチェーンの全てにおいて分析的な手法を用いながら、あらゆる構成要素とプロセスの見直しを行いました。パフォーマンスを損なうことなく、可能な限りカーボンフットプリントを抑えるフットウェアを製造するという共通のビジョンを追求した結果、わずか12ヶ月の間に素材、製造技術、パッケージに至るまで全てを再考することに成功しました。
イノベーションの中心で相乗効果を発揮したのは、各ブランドの独自技術である2つのテクノロジーでした。アディダスで人気のミッドソールLightstrike(ライトストライク)をベースに、同じ性能基準でテストされたFUTURECRAFT.FOOTPRINTのミッドソールは、オールバーズのサトウキビをベースにしたSweetFoam®(スウィートフォーム)で再構築され、低炭素の天然素材の実装が実現しました。また、新たに開発されたアッパー素材は70%のリサイクルポリエステルと木材パルプから作られた天然素材テンセルを30%使用しています。滑らかで軽量なアッパーは、パフォーマンスを発揮しながら、カーボンフットプリントを大幅に削減しています。
FUTURECRAFT.FOOTPRINTは、2021年5月21日午前9時に世界的に100足限定で、adiCLUB(アディクラブ)会員限定で抽選を行う予定です。2021年秋冬に10,000足限定で一般販売され、2022年春夏にはさらに拡大して販売されます。
Brian Grevy, Executive Board Member Global Brands at adidas
「オールバーズとのパートナーシップは、同じ業界の競合するブランドが一緒になってデザインすることで、どのような可能性が生まれるかを示す道しるべとなります。オールバーズのカーボンフットプリント算出に関する知識や天然素材を扱う経験、アディダスの製造能力やパフォーマンス・フットウェアの実績など、お互いの知識やリソースをオープンにし、真の意味での共同作業を行うことは、他のブランドへの呼びかけになり、スポーツ業界がカーボンニュートラルを達成するためのひとつのマイルストーンとなります。」
Tim Brown, co-founder & co-CEO at Allbirds
「気候変動の解決という課題は私たちの世代の問題であり、その解決は一人や一社ではできません。私たちは、新しいビジネスモデル、新しいイノベーション、そして他者と共に働く新しい方法を見つける必要があります。アディダスとのパートナーシップはその一例です。この1年間2つのチームが一丸となって、カーボンフットプリントゼロに限りなく近いフットウェアの開発に取り組んできました。その結果エキサイティングな一歩を踏み出すことができ、他のチームの模範となるような成果をあげることができました。」
Florence Rohart, Sr. Footwear Designer at adidas
「このプロジェクトでは全てにおいて、『Less is more(少ないことは良いことである)』でした。素材だけでなく構造もミニマムにするために、フットウェアにはパフォーマンスを維持するために本当に必要なものだけを残しました。」
Jamie McLellan, Head of Design at Allbirds
「アッパーと外側の構造は、タングラム原理から着想を得ています。廃棄物を削減するために全ての個別パーツで素材全体を使い切っており、製造時にできるだけゴミが出ないようになっています。」
■アディダスについて
FUTURECRAFT.FOOTPRINTは、スポーツの未来を形にすることを目指して、アディダスが培ってきたイノベーションとテクノロジーの結晶であるFUTURECRAFTシリーズの一部を形成するプロダクトです。 過去20年間にわたり、サステナビリティの実現に向けて取り組んできたアディダスは、先般、2030年までにニ酸化炭素排出量を30%削減し (2017年時点と比較)、2050年までにカーボンニュートラル (脱炭素) を実現するコミットメントを宣言しました。オールバーズとの新たなコラボレーションは、「END PLASTIC WASTE (プラスチック廃棄物の削減)」を目的としたアディダスのThree Loop Strategy (スリーループ戦略) という基盤の上に構築されました。そして、過去のプロジェクトやコラボレーションを通じて発見したことを駆使することにより、リサイクル素材と天然素材の組み合わせが実現しました。
アディダスはスポーツ用品業界のグローバルリーダーです。ドイツのヘルツォーゲンアウラハを拠点に、世界で6万2,000人あまりの従業員を抱え、2020年には約198億ユーロの売上を計上しています。アディダスのサステナビリティミッションはリサイクル素材の利用、「Made To Be Remade」(作り直すことを前提としたものづくり)、「Made with nature」(自然とのコラボレーション) のいずれかにつながるパートナーシップの構築とプロダクトイノベーションの発展を通じて、END PLASTIC WASTE (プラスチック廃棄物の削減) を実現することを掲げています。そのためにアディダスは2024年時点で存在するソリューションを活用したあらゆる製品にリサイクルポリエステルだけを使用する、2025年までに1プロダクトあたりに伴う二酸化炭素排出量を15%削減する、2030年までにニ酸化炭素排出量を30%削減する(2017年時点と比較)、2050年までにカーボンニュートラルを実現するという今後何年にもわたる大きな目標を設定しています。詳しくは、こちらをご覧ください。
https://shop.adidas.jp/sustainability/
■オールバーズについて
オールバーズは、より良いものをより良い方法で作ることを信条としています。B Corp(Bコーポレーション)であるオールバーズにとって、環境はビジネスにおける最重要項目です。オールバーズは創業以来、アパレルやフットウェアに使われている石油由来の素材を減らすことに焦点を当ててきました。オールバーズは、ニュージーランド・メリノウールから始まりましたが、その後、ユーカリの木の繊維を使ったニット素材や、サトウキビを使ったEVAフォームを開発し、競合他社を含むすべての人が使用できるようにオープンソース化しました。2019年、オールバーズは自らに課した炭素税によって100%カーボンニュートラルを実現し、2020年には全製品にカーボンフットプリントの表示を開始しました。オールバーズは、他社との共同開発や技術の共有が、次世代のために地球を守ることにつながると確信しています。これからもオールバーズはより良いものを、みんなと一緒に作っていきます。
https://allbirds.jp/
カーボンフットプリントとは?
カーボンフットプリントとは、製品を作るために排出されたkgCO2eのこと。あらゆる温室効果ガスの排出量を、CO2の排出量に換算したものです。
「Allbirds」では2020年4月より、全製品においてカーボンフットプリントを表示、2021年4月からオープンソース化。製造過程における排出量ゼロを目指すと共に、食品のカロリー表示のように、「地球のためにCO2e排出量を知る」が当たり前の世の中をつくります。
▼詳細はこちら
https://allbirds.jp/pages/sustainability
- NEW! Marunouchi Store 6/3 OPEN
ストア名:Allbirds 丸の内(オールバーズ丸の内)
住 所 :東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1階 105区
営業時間:11:00 ~ 19:00 不定休
- Harajuku Store
ストア名:Allbirds 原宿(オールバーズ原宿)
住 所 :東京都渋谷区神宮前1-14-34 原宿神宮の森ビル1階 JR原宿駅竹下口より徒歩1分
営業時間:11:00 ~ 19:00 不定休
- Online Store
URL :https://allbirds.jp/
送 料 :無料(日本国内のみ)
返品交換 :30日以内であれば無料
- お客様お問い合わせ先
email: help@allbirds.jp
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像