「コロナ自粛で夫婦仲はより密に!女性の約7割はパートナーと一緒にいられて嬉しいと回答」

株式会社CyberOwl

株式会社CyberOwl(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:田中啓太、読み:サイバーアウル)が運営する“お金に関する情報メディア”「マネ会」では、全国の既婚女性500名以上を対象にコロナ自粛が生活に与える影響を調査しました。

昨今猛威を振るうコロナウイルス。全国的に外出自粛ムードのなか、企業でもテレワークを推進し、家族と一緒にいる時間は増加しています。

そこで「マネ会」では全国の既婚女性500名以上を対象に、コロナ自粛が生活に与える影響を調査しました。家族と一緒にいる時間が増えてどう思っているのか?また、コロナにより生活はどう変わったのかなど、全国の既婚女性の声をご覧ください。


 




調査時期:2020年4月
調査方法:インターネット
調査地域:全国調査人数:525名(既婚女性)
調査内容:コロナ自粛による結婚生活とお金の影響について




▼コロナ自粛は家庭環境にプラスに影響!67%の女性が「一緒の時間が増えて嬉しい」

既婚女性525名に「新型コロナの影響で、パートナーと一緒にいる時間は増えましたか?」と質問したところ全体の約65%にあたる346名が「増えた」と回答し、そのうちの67%にあたる233名が「一緒にいる時間が増えて嬉しい」と思っていることがわかりました。

また、その理由は以下のとおりです。


もっとも多い回答としては「一緒に余暇を過ごす時間が増えたから」。続いて、「パートナーが家事を手伝ってくれるようになった」という回答が多く、合わせて約7割を占めていました。

テレワークにより、パートナーと一緒に過ごす時間がとれたり、パートナーが積極的に家事を手伝ったりしていることが、世の女性にとってプラスに働いていることがわかります。


では、反対に「嬉しくない」と回答した方は何に不満を持っているのでしょうか?


やはりいちばん多い理由は「一人の時間がなくてストレスに感じる」という回答で実に約6割でした。テレワークにより、一人の時間を取ることが難しくなっていることがわかります。

なかには「今までは見て見ぬふりをしてきた相手の性格に向き合わなくてはいけなくなった。」という回答も。

一緒にいる時間が増えたことで顕在化した問題もあるようです。


次に、一緒にいる時間が増えたと回答した346名の方にパートナーが家事を手伝ってくれるようになったかを聞てみました。


もともと家事を手伝ってくれていた方は233名で全体の約67%にのぼりました。共働きの家庭が増えていることもあり、家事を分担している家庭が多いということがわかります。そして、その約半数の家庭ではパートナーが家事を手伝う機会が増えたと回答しています。

また、テレワークにより手伝ってくれるようになった方も49名となり、一緒にいる時間が増えた家庭の80%以上パートナーが家事を手伝っていることがわかりました。

一方で、約20%の家庭ではパートナーは家事を手伝っていないことがわかり、手伝ってくれないままと回答した64名のうち半数にあたる32名は40代以上となっていることから、40代以上の夫婦では、パートナーがあまり家事を手伝っていないという結果となりました。


▼コロナ自粛で3組に1組は夫婦仲が良くなった!

コロナ自粛により、多くの家庭で一緒にいる時間が増えていることがわかりましたが、夫婦仲はどのように変化しているのでしょうか?


346名のうち211名はコロナ自粛で特に夫婦仲は変化していないと回答していますが、約3割にあたる105名の方は夫婦仲が深まっていることが判明しました。

コロナ自粛をきっかけに、おおよそ3組に1組の夫婦はより親密になってきていることがわかります。

しかしながら、仲が悪くなったと回答した30名のうち半数近い14名は離婚を考えるようになるなど、深刻な問題に発展してしいることもわかりました。夫婦仲に悪影響がでてきているケースもあり、一緒にいる時間が増えることが、必ずしもポジティブとはいえないようです。


▼「コロナで家計に大ダメージ!約半数の家庭が収入減で支出増!」

それでは、次に気になる家計事情を見ていきましょう。

今回のコロナ騒動による収入の変化を質問したところ、「収入が減った」と答えた方は全体の約46%にもなり、約半数の家庭がコロナの影響で収入が減っている状況が浮き彫りとなりました。


また、収入が減っていると回答した方のうち39%は5万円未満となっていますが、残りの61%の家庭では6万円以上収入が減っており、21万円以上減少したと回答した方も12%と、家計に深刻な影響がでている家庭もありました。


次に、コロナ自粛により家計の支出にどのような影響があるのかについて調査しました。支出の増減について質問したところ、525名中300名と半数以上が「増加した」と回答。多くの家庭で支出は増えている傾向があることがわかりました。

では、家計を圧迫している要因となっている支出項目は何なのでしょうか?
   
コロナ自粛により増えた支出としては、やはり食費が多く、続いて光熱・水道費、日用品が続いています。

約6割の方は食費が増えていると回答していますが、その背景には以下のような理由があるようです。
 
  • 食材の値上がり
  • 自炊の増加
  • 子供や夫の昼食代
  • デリバリーを頼む機会の増加
  • 夫の飲酒代

今まで昼食は学校や職場などで食べていた子供やパートナーが在宅することが多くなり、その分食費に跳ね返ってきていることがわかります。

対して、支出が減った項目については、次のような回答がありました。
 
  • 子供の習い事の月謝費用
  • 洋服や化粧品
  • 飲み代

子供の習い事が減ったり、外出する機会が減ったことで洋服や化粧品にかける費用が少なくなっていたりと、必ずしも全ての項目で支出が増えているわけではないことがわかりました。

しかしながら、それ以上に食費等の支出が増えて、結果的に支出の増加につながっている結果となりました。

現在のコロナ自粛によって、家計は「収入の減少」と「支出の増加」というダブルパンチを受け、苦境にたたされているといえるでしょう。


▼87%の女性が先行きに金銭的不安!

このような背景から、「金銭的な先行きへの不安を抱えていますか?」という質問では525名中461名と87.8%の方が「不安だ」と答えました。

政府から一人当たり10万円の支給も発表されましたが、コロナの影響がこのまま続けば失われる収入も増すばかり。今の平均10万円以上に減ってしまうことも考えられます。

やはり、一刻も早いコロナの収束が望まれます。


▼まとめ

誰もが経験したことのないコロナ自粛。良くも悪くもお互いの見えなかった面が浮き彫りになる中で、6割以上の夫婦が一緒に過ごす時間が増えたことをポジティブに捉えているようです。

時間がある時だからこそできる共同作業や、家事の分担が円満の秘訣だと思われます。

一方で収入が大きく減っただけでなく、支出も増えてしまうというダブルパンチが家庭の金銭的な不安を助長させてしまってこともわかりました。

コロナ自粛のプラスとマイナス。先行きの見えない現状だからこそ、夫婦の関係を見つめ直し、改めて協力することが肝心なのではないでしょうか。



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田中啓太
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設立
2012年10月