Forbes JAPAN カルチャープレナー30 (2023) 受賞のアップサイクルブランドRelier81、＜小田原衛生グループ・ゼロワン株式会社＞へM&Aによる事業譲渡を実施

Relier81

2024年10月29日 10時00分

使われずに眠っている着物や帯をアップサイクルするアパレルブランドRelier81（拠点：京都府京都市、代表：田尻大智）は小田原市を地盤に生活静脈インフラの維持管理をメイン事業とする小田原衛生グループ・ゼロワン株式会社（本社：神奈川県小田原市、代表取締役社長：鈴木大介）へM&Aによる事業譲渡することをお知らせいたします。なお、田尻大智はBrand founder / 事業推進責任者として引き続きRelier81を運営してまいります。譲渡日は11月1日となります。

事業概要

Relier81は京都を拠点に「使われずに眠っている着物や帯をアップサイクル」というメッセージを掲げたアップサイクルブランドです。日本の伝統でもある着物や帯を時代に合うようカタチを変え、新たな価値を創り出そうと2018年にブランドを立ち上げました。ウィメンズシューズを主軸アイテムに百貨店でのPOP UP STOREの開催、「UNITED TOKYO」や「BARNEYS NEW YORK」などとのコラボレーションにより話題を呼び、沢山のお客様にお届けすることができました。

また代表田尻大智はForbes JAPAN カルチャープレナー30 (2023) 文化起業家に選出され、伝統をアップデートする新ビジネスとして評価されております。

【Forbes JAPAN カルチャープレナー30（2023）】

URL：https://forbesjapan.com/feat/culture-preneurs30/

【Forbes JAPAN M&Aに関する記事】

「文化起業家、M&Aという選択を赤裸々に語る。着物のアップサイクルを持続的成長へ」

URL：https://forbesjapan.com/articles/detail/74587

事業譲渡の背景

この度の事業譲渡により、使われずに眠っている行き場を無くした着物や帯に新たな価値を作り出し、アップサイクルを加速させていくことと同時に、伝統工芸や職人の技術を継承できるような取り組みとアイテム展開を構想しております。

譲渡先である小田原衛生グループの環境・リサイクル事業の知見を活かした経営基盤の強化、ゼロワン株式会社による組織体制の整備をすることで、Relier81が持つ可能性を最大限に引き出し、社会的意義のある事業として成長できると考え今回の譲渡を決定いたしました。

Relier81のブランドネームに込められた「日本と世界を結ぶ」の実現に向けて事業拡大を推進してまいります。

＜ソーシャルM&A®︎について＞

本件はスモールビジネスとして運営してきたRelier81を今後更なる事業成長、廃棄される着物や帯のアップサイクルによる社会課題の解決、伝統工芸の伝承に力を入れるべく、経済成長とソーシャルグッドの両立を目指す「GOZEN（ゴゼン）」(運営：株式会社drapology、CEO：布田尚大）にFAとしてご協力いただき、ソーシャルM&A®︎を実施いたしました。

小田原衛生グループ・ゼロワン株式会社代表取締役鈴木大介氏コメント

小田原衛生グループとして、M&Aを活用した新規事業開拓を検討している中で、Relier81・田尻代表とご縁を頂きました。

M&Aにより更に事業推進の可能性が高まると思います。

小田原衛生グループの携わってきた事業とRelier81の事業は表向きは全く別の業種ではあっても、全人類が共通して抱える地球規模の課題に正面から向き合うという意味で本質的には同じと考えています。

このM&Aによって、両社に関わる人々にこれまでとは違った視点や価値観が新たに生まれ、それが新たな事業展開に繋がってゆくと確信しています。

株式会社drapology CEO 布田尚大氏コメント

私のキャリアトラックのターニングポイントの一つは、エシカルファッションブランドの運営です。

その意味で思い入れがある事業ドメインで、文化的・社会的価値の高い本ディールのサポートができ、大変光栄に思います。

文化や伝統工芸に関する活動は、生活の豊かさに対し非常に重要ながら、経済的要因で活動継続が難しくなるケースも多いように感じます。今回のディールは、同領域の事業が経済的な視点でも評価された稀有な事例で、ディール自体の持つ意義も非常に高いと確信しています。

田尻さんとRelier81の今後の活動を心より応援しております。

GOZEN：https://gozen.drapology.jp/

Relier81 代表田尻大智コメント

2018年に創業して6年、この度Relier81は小田原衛生グループ・ゼロワン株式会社へ事業譲渡することとなりました。

日本の伝統・文化でもある着物や帯は美しいものばかりです。しかし時代とともに着る機会が減少し、廃棄される着物や帯が沢山あることを知り、時代に合った有効活用ができないかと思い、立ち上げました。6年間、個人事業主として運営をしている中でブランドとしての取り組み、商品が少しずつ評価していただいていることを実感しつつ、更にブランドを力強く運営していきたいと思うようになりました。

廃棄される着物や帯をアップサイクルし、時代を超えて繋いでいくことはもちろん、伝統工芸・技術の伝承、日本のものづくりをより活性化できるように運営体制を整え、国内外から愛されるブランドへと成長させていきます。

事業譲渡後も私は引き続きBrand founder / 事業推進責任者としてブランド運営をしてまいります。これまで以上にお客様、お取引先様、ブランドに携わるすべての皆様を笑顔にできるよう精進してまいります。

Relier81の第二章にご期待いただけると嬉しいです。