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株式会社THIRD
会社概要

AI建物管理クラウドシステムを提供するTHIRD、ジャフコ グループ株式会社をリード投資家とし26億円のシリーズB 資金調達を実施

建物管理の仕事を労働集約型から情報集約型のビジネスへ

株式会社THIRD

 AI建物管理クラウドシステム「管理ロイド」を提供する株式会社THIRD(本社:東京都新宿区、代表取締役:井上 惇、以下「当社」)は、シリーズBラウンドで総額26億円の資金調達を実施したことをお知らせ致します。本ラウンドでは、ジャフコ グループ株式会社をリード投資家とし、既存投資家である株式会社デジタルガレージの投資事業を行うグループ会社(株式会社DG Daiwa Ventures、株式会社DGインキュベーション、他)、東急不動産ホールディングス株式会社が出資するCVCファンド(GP: SBIインベストメント株式会社)に加え、SBIインベストメント株式会社、Spiral Capital株式会社の2社を新たに引受先としております。尚、今回の増資により累計調達額は30.7億円となります。

■直近の事業状況 
 当社は、「Clear Deal , Clear World」のビジョンを掲げ、不動産管理業界の業務効率化を行い、分かりやすい市場環境作りのために、建物にまつわる様々な業務のデジタル化を推進して参りました。 
「管理ロイド」は、それまで紙、電話、FAXが中心となっていた業務オペレーションを改善するAI搭載のSaaS型ソフトウェアです。ご導入頂いたお客様では最大66%の業務削減、各種業務のスリム化、ミスの削減、管理品質の向上を実現した事例がございます。新型コロナウィルスによる建物の遠隔管理ニーズの高まりや、業界のDX化の後押しもあり、2019年に製品版をリリースしてから今までに、大手不動産管理会社を含む約1,500社以上にご導入頂き、建物管理クラウドシステムの分野でシェアNo1※のSaaSシステムに成長して参りました。 
※2022年6月期_指定領域における市場調査 調査機関:日本マーケティングリサーチ機構 
 

■調達の目的と今後の展開
 不動産管理業界は人間が生活する上で欠かせない、住環境、オフィス/商業環境、インフラの安心安全を支える業界です。不動産ストック・インフラの維持管理コストは、年々増加しており、社会資本の維持管理・更新費が今後50年間で約30兆円不足すると言われております。また、現技術者の高齢化により深刻な人手不足が発生しており、不動産管理のビジネスモデルの転換点を迎えていると当社は考えております。
 現在の不動産管理のビジネスモデルは労働集約型のビジネスモデルですが、足元で労働生産性の改善を実現しつつ、不動産管理の現場で発生する点検データや不具合データを集約・分析する事で様々な周辺ビジネスへの展開を期待できる情報集約型のビジネスモデルにシフトする動きが進んでいます。

 こうした業界の動きを強く後押しするべく、当社は今回の調達で得た資金を以下の事業拡大を実現していくために活用していく予定です。
・管理ロイドの開発力強化/AI技術への投資、導入支援人員の拡充
・工事ロイドの提供開始(β版として提供しているAI工事見積査定機能の強化および工事マッチング機能の提供開始)
・入居テナント向け、物件オーナー向け機能の提供開始

 建物の管理体制をデジタル化・効率化することで、コストを最適化しながら高い水準で維持管理することが可能になります。現場の業務改善に留まらない建物管理プラットフォームへの進化を実現することにより、不動産管理業界への更なるご支援に繋がっていくものと考えております。
 

■本ラウンドに参画した投資家からのコメント
【リード投資家】ジャフコ グループ株式会社 パートナー 藤井 淳史 様
 建物管理は巨大市場でありながらデジタル途上産業です。検針・点検の対象設備が多様で、結果を共有する相手や形式も様々であるため、目視での確認作業や報告書作成に人手が欠かせなくなっています。THIRDは、検針・点検を支援するAI技術の開発力、建築・工事コンサルティングを行ってきた現場知見、各社の業務運用に合わせた丁寧な導入支援に強みがあると考えています。また、検針・点検のデータは、その後の意思決定の起点であり、データ集約により新たな価値創造が可能です。新しい価値を広げ、その上に次の価値を創り出していくことのできるメンバーの揃った会社に参画できることをうれしく思っております。

【既存投資家】 東急不動産ホールディングス株式会社 執行役員 宇杉 真一郎 様
 東急不動産HDグループでは、スタートアップ企業との価値共創を目指し、2017年よりプログラムを立ち上げ、オープンイノベーションを推進しております。
 THIRD社は現場点検アプリ「管理ロイド」を始め、AIを活用した不動産管理ソリューションを手掛けており、東急コミュニティーをはじめ、当社グループ全体での利活用に繋がっております。今回の追加出資を機に、管理ロイド及び新規事業であるAI自動見積査定アプリ、工事ロイドの活用による更なるDXを力強く推進してまいりたいと考えております。不動産業界のDXに向けて、共に歩んでいきましょう。

【新規投資家】 SBIインベストメント株式会社 執行役員 松本 祐典 様
 不動産管理業は、手書きでの業務がまだ多く単純作業が大半を占めている状況です。THIRD社は、業務効率化の進まない業界に対しAIを用いた確かなプロダクトでしっかりと顧客にソリューションを提供しており、建物全てに関わる事業者に対し今後更なる導入が進んでいくと確信し、出資させて頂きました。THIRD社は、井上代表を筆頭に建築/工事のリアルな実務を理解し、現場で培ったノウハウをベースに、高いAI・ITの力で課題解決を進めております。既存プロダクトである不動産管理プロダクト「管理ロイド」も顧客のニーズに応え導入が進んでおりますが、今後更にアップロードされるAIプロダクトで、顧客の業務効率化・原価削減を進めていき業界の変革を実現していく事を期待しております。

【新規投資家】 Spiral Capital株式会社 パートナー 千葉 貴史 様
 この度はTHIRDの大型調達ラウンドに参加できたことを嬉しく思います。私自身も元不動産テック起業家として、不動産管理業務がアナログでペインが大きいことは理解しつつも、DXの難易度は高い領域だと考えていました。そのような業界において、THIRDは、代表の井上さんをはじめとして深い現場業務への理解に加えて、最先端の独自AI技術を組み合わせることで、ITに馴染みが薄いユーザーであっても使いこなせる優れたプロダクトを実現しています。その結果、日本の不動産業界を代表する大手企業が軒並み導入を進めており、不動産管理DXのマーケットリーダとしてのポジションを確立しつつあります。今回の調達資金を活用することで、不動産管理という巨大市場を変革するプラットフォーマーとして進化していくことを期待しております。

■ 建物管理クラウドシステム「管理ロイド」について
 「管理ロイド」はAIを活用した不動産管理業務の業務効率化を目的としたSaaS型ソフトウェアです。建物管理の計画、検針・点検・清掃・警備などの実務の効率化、履行管理、不具合報告、報告書自動作成機能など不動産管理業務に必要な機能が搭載されております。
 様々な機能を持つ中で、特に「既存フォーマットに対応した帳票自動作成」および「AIによるメーター読み取り自動化」の機能が評価され、ご導入頂いております。
 不動産管理業務では、点検帳票、検針表、清掃報告書、不具合報告書、工事完了報告書など業務に応じて様々な報告書を作成する必要があります。これらの報告書は不動産オーナーやアセットマネジメント会社、プロパティマネジメント会社の指定帳票で業務を行う必要がある場合が多く、クラウドシステムによる帳票の標準化が出来ずにDXが進まなかった不動産管理会社が数多く存在しました。管理ロイドではこれらの帳票をAIで解析することで、各社のフォーマットを残した報告書の自動生成を実現しました。
 また、建物に設置されたメーターを読み取る機能では、当社で独自開発したAI技術(特許取得済み)が用いられており、数値を高い精度で取り込み検針業務をサポートしています。非常に少ないメーター写真データから膨大な機械学習用のデータを自動生成し自動学習を行う技術が搭載されているため、あらゆるメーカーが提供するメーターに対応しており、海外製の製品の読み取りに関しても短期間で実装することが可能です。
 これらの機能を提供することで、人力で数値を確認し、手書きで記録をしていたこれまでの業務が、スマートフォンのカメラをかざすだけで報告書の自動生成まで行えるまでに変わりました。この業務フローの変化に伴い、工数削減だけでなく人的ミスの削減にも繋がっています。
 
管理ロイドURL:https://kanri-roid.app/
THIRD採用サイトURL:https://third-inc.co.jp/recruiting/index

■会社概要
社名:株式会社THIRD
本社:〒160-0004 東京都新宿区四谷4-25-13 濱庄ビル2階
代表取締役:井上 惇
TEL:03-6274-8031
URL:https://third-inc.co.jp/
 

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URL
https://third-inc.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区四谷4-25-13 濱庄ビル2階
電話番号
03-6274-8031
代表者名
井上惇
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2015年10月
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