FUTURE LABO Presents. 『池谷友秀写真展 記憶 〜remembrance〜』開催のお知らせ
東京・銀座4丁目のYOSEIDO銀座店から、さまざまな『これから』を発信する「Future Labo」。
2021年11月
幻想的で荘厳な作品で国内外で高い評価を受ける写真家・池谷友秀の作品展
「池谷友秀写真展 記憶 〜rerembrance〜」開催!
幻想的で荘厳な作品で国内外で高い評価を受ける写真家・池谷友秀の作品展
「池谷友秀写真展 記憶 〜rerembrance〜」開催!
広告・CDジャケット・エディトリアル撮影のほかムービーも手掛け、また作家として海外では数多くの受賞、国内外の展覧会開催や国際アートフェアにも多数出展する池谷友秀の作品を東京・銀座のど真ん中で体感できるアートイベントです。本展は池谷氏の作品群から「OCEAN」と「BREATH」のシリーズで構成。「OCEAN」では、池谷氏の新たな試みとしてレオナルド・ダ・ビンチの「最後の晩餐」など、中世の壁画などに採用された技法「フレスコ画」を現代の最新技術と融合させた作品も展示されます。
開催期間は、2021年11月13日(土)〜28日(日)まで。入場は無料です。「OCEAN」
期間中はギャラリーでの作品の販売が行われるほか、動画配信サービス「AozoraTV」でも、作品紹介の動画から直接購入可能な『リモートギャラリー』も開催されます。
aozoratv.com
また、開催中のコラボイベントとしての作品にも登場する女性ダンサー・アオイヤマダさんのパフォーマンスも開催されます。東京オリンピックの閉会式 でも披露された圧巻の パフォーマンスは必見です。
(アオイヤマダさんのパフォーマンスは11月23日(祝)に開催予定)
「池谷友秀写真展 記憶 〜remembrance〜」について、詳しくは aozoratv.com まで
池谷友秀コメント
本展覧会は、私の「OCEAN」と「BREATH」の二つのシリーズで構成しています。
「OCEAN」は海の記憶や水の循環を表現し「BREATH」は水中での呼吸できない人間を撮影することで生命力を表しています。この二つを並べることで、人類の可能性を感じられるのではないかと思っています。
テーマ「BREATH - OCEAN」
『OCEAN』
技法 : UVインク, フレスコ画
海岸には様々な漂着物 。過去を忘れたくても事実は無くならないままそこにあり 、化学物質や放射能、様々な人工物は空気中にすでに溶け込んで画像編集では消し去ることはできない。
自然な損傷をそのまま生かした無垢版を焦がした炭や削り取った痕で人工的な凹凸を作り出している。
その上に塗られた漆喰にはそれぞれの砂浜が練り込まれており真実を捉えた一瞬を立体的にに映し出している。
人間も、自然という大きなくくりの中の一部であり そこに息づくものである。 失敗し、修復し、もがきながら自然と共存している人間を表現したこの作品には それぞれ撮影が実際に行われた土地の名前が付けられている。
『BREATH』
私が「生と死」という存在に触れたのは、水の世界と深く関わってからのことだ。
それは、写真をはじめるよりもずっと前のことである。その時たまたま誘われたダイビングで、初めて見た水の中の世界は、私の心を一瞬で奪った。
水の中でしか起きない様々な現象。生命体と水と光が織り成す美しい現象。それらは、私に強い高揚感と興奮をもたらした。
その世界では、地上のように歩くことも難しく、天候によっては立ちいることさえできない。
訓練と用意周到な準備が必要である。何より息をする量に限界があるのだ。
そんな不自由だらけのこの世界で、生物が生きて行く上で最も重要な「呼吸」というものにこの作品ではフォーカスをあてている。呼吸は私達生命体、特に生物が生きる上で必要不可欠な存在である。生きている間、「それ」は耐えず繰り返し行われ、失われることで死と判断される。普段、目にすることもなく、意識することなどほとんど無いように思う。
生と密着している「それ」と分離されることでその本質の価値と存在に向き合うことができる。
それが水の中である。
水に覆われて、人の中にある恐怖が表面化する。その上、呼吸ができないという状況によって、生への執着が露呈するのである。そのもがき、予想できない姿を私は写真におさめていく。
思いどおりに動かすことのできない姿に、私は人の「生きる」事を重ね合わせた。
人は「生きる」中で様々な困難にぶつかる。
どれだけ人の手によって不自由の壁を壊そうとも、それには限界があり、本質が変る事はない。
その不自由さもまた「生きる」ことである。
生命の本質は平等に与えられる死に抵抗しながらも生きるべき道を進むことではないだろうか。
それは、計算や科学で動かせるものではない。
生とは目に見える美しさだけではなく、生まれながらに持ちえる真のあるべき強さなのでは無いだろうか。
アオイヤマダさんコメント
朝起きたら顔洗うし、飲むし、風呂だって浸かるし、むしろ身体ってほぼ水分なのに。
水深、5メートルちょい。黒いだけでこんなに怖いなんて。幼い頃から泳ぐの好きだし、海だってよく行ってた。
でもこの日、顔もつけるの怖くなってさ、目からは水がとまらなくてさ。
呼吸、呼吸、が。水ってどこへいくの?空に行っても、いずれまたここにもどってくるわけで。
今は亡き祖母に入っていた水が、今は私を作っているかもしれなくて。
私より、あの人のことを知っている。触れているのかも、わからない、水、変だな。何かを思い出せそう。
池谷友秀プロフィール
●写真家・池谷友秀(いけやともひで)
1974年生まれ 神奈川県出身
[bwtomohideikeyaprofile]
1974年生まれ。東京綜合写真専門学校卒。
趣味でダイビングを始めたのがきっかけで写真を始めたため水を使った作品が多い。
「コントロール」をテーマに作品を制作し、海外での数多くの受賞、国内外で展覧会を開催。
Solo Exhibition
July. 2019 "水蛇龍" TokyoArtsGallery(Tokyo)
Jan.2019 “MOON” Vanilla Gallery(Tokyo)
Dec.2018 “BREATH” Dance house golden 4422(Nagoya)
May.2018 “BREATH” Micheko Galerie (Munich)
Oct.2016 "WAVE" Gallery Kogure (NY)
Aug.2016 "WAVE" LOWER AKIHABARA. (Tokyo)
Aug.2016 "OCEAN" Hotel & Residence Roppongi (Tokyo)
May.2016 "BREATH" Toyama Glass Art Museum (Toyoma)
July.2015 “BREATH - MOON ”Vanilla Gallery(Tokyo)
May.2015 “CYCLE” Micheko Galerie (Munich)
Mar.2015 "BREATH" Soiz Galerie (Passau)
Nov.2013 “BREATH” Tokyo Arts Gallery(Tokyo)
Oct.2013 “MOON” GALLERY KOGURE(Tokyo)
July.2013 “BREATH” Alternative Space in SEIBU Shibuya (Tokyo)
Jun.2012 “BREATH”&”MOON” Micheko Galerie (Munich)
Jan.2012 “CYCLE” Gallery.Hutch(Tokyo)
July.2010 “BREATH” Micheko Galerie (Munich)
Mar.2010 “BREATH” LOWER AKIHABARA.(Tokyo)
Awards
International Photography Awards 2007 1st place in Advertising(self promotion) for "WAVE”
PRIX DE LA PHOTOGRAPHIE PARIS "WATER" Competition 2008 Honorable Mentions for "WAVE"&"BREATH"
International Photography Awards 2009 1st place in People (other) for "BREATH”
International Photography Awards 2009 2nd place in Special(moving images) for "BREATH”
Xto image award 2010 1st place in Body in Nature for “BREATH”
PX3 PRIX DE LA PHOTOGRAPHIE PARIS 2010 2nd place in Fine Art(nude) for “BREATH”
International Photography Awards 2012 2nd place in People(Other) for “MOON”
展示予定作品
「BREATH」
「OCEAN」
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- イベント
- ビジネスカテゴリ
- アート・カルチャースキンケア・化粧品・ヘア用品
- ダウンロード