Anaplan、企業の計画分析業務プロセスを革新する複数のアップデートを発表
より高度で、相互につながった計画分析業務プロセスを日本企業に提供
各企業においてデジタルトランスフォーメーションによるビジネスプロセスの革新が進む一方、「計画策定・予測分析」は、その業務の特性から最も取り組みが遅れている領域です。Anaplanは、会計・SCM・研究開発・人事・営業などのビジネスプロセスにおける計画・予測分析の高度化を支援することで日本におけるビジネスを拡大しています。
Anaplan Japanは、この度、より高度で、相互につながった計画分析業務プロセスを日本の企業に提供するため、「Anaplan Workflow」「Anaplan Geo-Mapping」「Anaplan Polaris」「Anaplan Applications for Sales」という新製品群を発表しました。これらのソリューションによって、企業は大規模で複雑なデータセットや既製のアプリケーションを活用した上で、グローバルな業務の複雑性も組み込まれた洗練されたモデルを作成し、より高次元の計画分析業務プロセスを実現することができます。
Anaplan Japan 社長執行役員 中田 淳は、「過去数年を振り返るだけでもパンデミックやサプライチェーンの途絶、為替変動など、『史上初』や『数十年ぶり』の想定外が頻発しています。今日のビジネス環境は、ますます不確実性を増しています。しかし、現状を素早く的確に把握し、いくつかの将来予測シナリオを元に意思決定することが出来れば、ビジネスリーダーは自信を持ってビジネスを先導していくことが可能になります。Anaplan Japanは、顧客を従来型の計画プロセスの制約から解放し、短サイクル化する計画・予測分析業務のサポートを行っています。本日発表した機能強化は、この取り組みに対する当社のコミットメントの証であり、引き続き顧客の成長と進化をサポートするために日本市場への投資を続け、チーム一丸となって邁進して参ります」と述べています。
各製品の詳細は、以下の通りです。
Anaplan Workflow:日常の計画プロセスを自動化
「Anaplan Workflow」は、企業の重要な意思決定を迅速化するだけでなく、複雑なトレーニングや手作業による過剰な調整の必要性を減少させ、チームが効率的かつ効果的な方法で主要なタスクやプロセスを実行することを可能にします。
「Anaplan Workflow」を導入することで、企業はAnaplanプラットフォーム上でユーザー中心のプロセスを簡単に自動化できるようになります。そのため、管理チームが常に進捗を監視する必要がなくなり、計画プロセス内に存在する一定の要素を、繰り返し可能かつより信頼性のある状態に改善することができます。
「Anaplan Workflow」は、予測更新といった単純なタスクでも、月次の品揃え計画の策定のような明確なプロセスでも、対応が必要な際にはユーザーに自動的に通知を送り、Anaplanの適切なページに誘導し、作業が必要な箇所へのアクセスを促します。また、ユーザーは、作業完了と同時に、意思決定に必要な文脈情報のメモを追加し、予測サイクル内の他のプランナーに情報を共有することができます。チームメンバーが不在の場合はプロセスのオーナーが代理で業務を引き受けることも可能です。そのため、予期せぬ事態で重要な計画サイクルに遅れが生じることがなくなります。さらに、上席リーダーがプロセスに参加している場合は、確認要請ボタンとAnaplanのモバイルアプリのシームレスな統合によって、リーダーがタスクのメモと重要な数字を確認し、作業をリアルタイムに承認ないし却下することが容易に可能です。
Anaplan Geo-Mapping:重要な計画データを地図上で可視化
「Anaplan Geo-Mapping」は、Anaplanに内蔵されているインタラクティブなマッピング機能です。ユーザーは、モジュールからのモデルデータをマップ上の国や地域といったエリアの色付け、あるいは緯度と経度のポイントに基づいたマーカーとして可視化することができます。
例えば、グローバルに事業を展開する企業のCFO(最高財務責任者)は、地域ごとの支社や支店の業績指標を視覚化するために「Anaplan Geo-Mapping」を利用することができます。すべてのマップ機能はコンテキスト認識に対応しているため、CFOは位置マーカーをクリックするだけで、特定の場所にあるそれぞれの支社・支店の関連データを確認することができます。
このように、すべてのビジネス機能で、キーデータポイントを視覚化することができ、情報に基づいた報告と意思決定がさらに促進されます。
Anaplan Polaris:緻密な事業計画を立案
「Anaplan Polaris」を利用することで、大量で複雑なデータセットを活用して、ビジネスの全体像を俯瞰する大規模モデルを構築することができます。企業は、次元や階層などの既存のパラメーターと連携して、市場の速度でキーとなるトレンドを見つけ出し、ビジネス上の行動につながるインサイトを発見することができるようになります。
大規模で複雑なグローバル企業・組織の場合、大規模かつ俯瞰的な観点を持つという課題を避けて通ることはできません。「Anaplan Polaris」は、ユーザーが自社の事業に最も関連性が高いデータをリアルタイムに、かつ制約を最小限に抑えて大量にモデル化可能です。例えば、グローバルにサプライチェーンを展開する企業は、地理的な境界やタイムゾーンも、生産する各製品に必要なすべてのSKUや部品も、各工場、倉庫、施設をも含めて大規模モデルを構築することができます。「Anaplan Polaris」は、高い精度で具体的な内容を深く掘り下げることができ、サプライチェーン全体の包括的なビューをフルに活用可能なため、最も適切で実行可能なビジネスの意思決定をサポートします。
現在、Anaplanの顧客の多くがすでにその計算エンジンを使用して、大規模な企業・組織の営業およびサプライチェーンの大量のデータセットをモデル化し、最適化しています。
Anaplan Applications for Sales:アジャイルなセールスパフォーマンス管理で、競争優位性を確保
「Anaplan Applications for Sales」は、ユーザーが競合他社に先駆けて利益向上を実現できるよう、2024年中に販売を開始予定です。
2023年初頭に販売が開始された「Anaplan Applications for Supply Chain Planning」と同様、「Anaplan Applications for Sales」は、企業・組織の収益への道すじを描き、市場参入戦略に影響を与える実際の問題に対応するための自信と機動力をもたらします。
また、この製品で最初に提供されるアプリケーションである「Territory & Quota Planning(テリトリ&ノルマ計画)」に備わった、ガイド付きの新たな設定システム、事前登録済のデータ・ハブ、ベスト・プラクティスのアーキテクチャによって、営業および収益の責任者はこの機能をすぐに使用開始することができます。
市場が高度に変動し、収益源も絶えず変化している今日の場面において、「Anaplan Applications for Sales」は、各企業・組織の収益チームが利益の向上と成長を促進できるようにサポートします。企業の意思決定権者は、パイプラインの健全性の維持、予算達成、セールスチームのモチベーション向上のために必要なデータ駆動型のインサイトを得ることが可能になります。
Anaplan(アナプラン) について
Anaplanは、ビジネスの分析、計画、実行のための革新的な方法を提供します。Anaplan独自のHyperblock (TM) テクノロジーは、リアルタイムにパフォーマンスを分析し、将来の結果を予測することで、より迅速かつ確実な意思決定を可能にします。Anaplanは、ビジネスを前進させるため、企業全体で統合された戦略や計画を実現します。サンフランシスコに本社を置くAnaplanは、世界に200社以上のパートナーと2,000社以上の顧客を擁しています。
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