une nana cool「女の子への応援メッセージ2024」ビジュアル公開！ミュージシャン・にしな氏をイメージモデルに起用

株式会社ウンナナクール

2023年12月26日 16時00分

ワコールから生まれた下着屋さん「une nana cool（ウンナナクール）」は、2024年の年間ビジュアルモデルにミュージシャンのにしな氏を起用し、12月26日（火）より「ウンナナクール」の公式ブランドサイトやインスタグラム、店頭ポスターにて展開すると同時に、2024年の新ビジュアルムービーを公開しました。

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にしな氏は『ヘビースモーク』『青藍遊泳』などの楽曲でも注目を集めるミュージシャン。穏やかでありながら、内に潜んだ狂気を感じさせる彼女の音楽は、Z世代を中心に多くの人々を魅了。2021年には、Spotifyがその年に注目する次世代アーティスト応援プログラム「RADAR:Early Noise」に選出。2022年には「THE FIRST TAKE」にも出演し、圧倒的な存在感を見せつけた。

天性の歌声と共に現れた新星ミュージシャンにしな氏と、「ウンナナクール」の“女の子の人生を応援する”というブランドミッションを重ね、“こわくてきれいなわたしのぜんぶ”をキャッチコピーに女の子を応援したいという気持ちを込め、メッセージを発信します。

今回のビジュアルは、ウンナナクールのブランドプロデュースを担当する「れもんらいふ」の千原徹也氏が手がけ、文は2023年に引き続き、作家の川上未映子氏が担当しています。また、ビジュアルムービーのナレーションはにしな氏が担当しています。

編集後記

今回は日本を飛び出し、台湾で撮影。
近未来的な街と衣装が組み合わさり、
クリエイティブディレクター千原徹也さんの
手腕が光るビジュアルとなりました。

■『女の子への応援メッセージ2024』

「こわくてきれいなわたしのぜんぶ」

淋しくない夜はない

高鳴る胸は眠れない

きみの気持ちにはさわれないし

傷つけあうのはだれも切ない　

毛布にくるまればうごけない

あんなにじょうずに叫べない

この感情に名前はないし

忘れたいこと忘れられない

招待状は届かない

憧れの人にはかなわない

懐かしいあの日にも戻れないし

永遠はわたしを見つめない

すべてがすべてをすぎてゆくすべて

生まれたり失われたりするすべて

こわくてきれいで、しかたない

でもねわたしそれ以外

ぜんぶあるような気がしてる

全てが見えない「ない」世の中の中で

それでもこの未来を生きていく私たちは、

ないものをあげたら怖いけど、裏を返すと

それ以外は全部あるんだという希望の意味が込められています。

全部ある「未来」の中でのビジュアルとリンクしています。

■千原徹也氏からのコメント

タモリさんがテレビで、これからの未来について「新しい戦前になるんじゃないですか」って言ったのが衝撃的で、僕たち、さらにの次の世代は、今、何が起きてもおかしくないという気持ちにさせられました。そんな不安な未来も、すべて理解しながら、それでも納得し、夢や幸せや、明るい未来を探していく。

「楽しいこともいっぱいある！」って、不安な僕たちの未来を応援したい気持ちでビジュアルをつくりました。

■川上未映子氏からのコメント

万能感と不安がおなじくらいにひしめく夜があって、大好きと大嫌いがおなじ強さでうねる夜もあって、起きあがれない朝も、どこまでだって走ってゆける昼も、気持ちも。そんな心と体で、この今を疾走する人たちの、いつも少し先にある光みたいなものに手を伸ばす瞬間を表現できたら、と思いました。いろんなことがありますが、溌剌と、今を生きていきましょう。だいじょうぶ、楽しいこといっぱいあるよ。

■にしな氏からのコメント

全て脱ぎ捨てた時、誰一人として同じ身体はなく、すべてただしくまちがいは存在しない。

けれど私も、きっと貴方も、いつもちょっぴりこわい。

その柔らかなこころ、きれいなわたしたちのぜんぶを、そのまま、ウンナナクールと世の女の子と共にノンストレスに愛していきたいです。

下着という女の子にとって欠かせない大切なアイテムのビジュアルを一緒に作らせた頂けた事、とても光栄でした！！

■ビジュアル担当

アートディレクター　千原徹也

文　川上未映子

衣装　相澤樹

ヘアメイク　山口恵理子

カメラマン　今城純

CG合成　高橋悠

映像　奥田啓太

■プロフィール

アートディレクター／株式会社れもんらいふ代表　千原徹也（ちはら・てつや）

1975年京都府生まれ。広告（H＆Mや、日清カップヌードル×ラフォーレ原宿他）企業ブランディング（ウンナナクール他）、CDジャケット（桑田佳祐「がらくた」や、吉澤嘉代子他）ドラマ制作、CM制作など、さまざまなジャンルのデザインを手掛ける。

またプロデューサーとして「勝手にサザンDAY」主催、東京応援ロゴ「KISS,TOKYO」発起人、富士吉田市の活性化コミュニティ「喫茶檸檬」運営など、活動は多岐に渡る。

そして、ついに長年の夢だった映画監督としての作品「アイスクリームフィーバー」が2023年7月に公開。

https://lemonlife.jp/

川上未映子

大阪府生まれ。2008年『乳と卵』で芥川龍之介賞、09年、詩集『先端で、さすわさされるわそらええわ』で中原中也賞、10年『ヘヴン』で芸術選奨文部科学大臣新人賞および紫式部文学賞、13年、詩集『水瓶』で高見順賞、同年『愛の夢とか』で谷崎潤一郎賞、16年『あこがれ』で渡辺淳一文学賞、19年『夏物語』で毎日出版文化賞を受賞。他の著書に『春のこわいもの』など。近刊に『黄色い家』。『夏物語』は40カ国以上で刊行が進み、『ヘヴン』の英訳は22年ブッカー国際賞の最終候補に選出された。23年2月、『すべて真夜中の恋人たち』が「全米批評家協会賞」最終候補にノミネート。

写真クレジット：当山礼子