笑顔を創造する楓工務店の新しいビジネスモデルを生み出す！桃山学院大学ビジネスデザイン学部との産学連携プロジェクト。Z世代の発想力を活かした学生18名によるビジネスアイデア発表会を11/28に実施。

笑顔を創造し続けることを企業理念とする、EOメンバーでもある奈良の楓工務店の新しいビジネスモデルを3チームに分かれ、2ヵ月にわたり立案。大阪・あべののキャンパスで最終プレゼンテーションを行いました。

一般社団法人 EO ALL KANSAI

2023年12月6日 10時30分

世界の若手起業家によるネットワーク「EO（Entrepreneurs' Organization、起業家機構）」に所属する一般社団法人EO ALL KANSAI（所在地：大阪府大阪市）は、桃山学院大学ビジネスデザイン学部（所在地：大阪府大阪市）と産学連携し、11月28日に桃山学院大学あべのBDL（ビジネスデザイン・ラボ）にて、学部に所属する学生18名と、人の笑顔を創造する新たなビジネスモデルの発表会を実施いたしました。

今回のプロジェクトは、EOメンバーであり、GPTW（Great Place To Work）「働きがいのある会社ランキング（小規模部門）」にて3年連続ベストカンパニーに輝いた実績もある株式会社楓工務店（奈良県奈良市）の代表取締役田尻忠義氏と企画管理部の山代菜右氏が講師として参加。日ごろ大学で人を幸せにするビジネスデザインを学んでいるZ世代の学生たち18名が実際のビジネスを肌で感じながら、笑顔を創造し続けることを企業理念とする楓工務店の新しいビジネスモデルを創造するプロジェクトで、9月26日のキックオフから2ヵ月にわたり取り組みました。

キックオフでは、京都府木津川市の楓工務店の新社屋にて、田尻社長・山代氏による講義が行われました。楓工務店のこれまでの歩みや事業概要のほか、事業成長と働くスタッフの幸せを両立するために、採用・教育・社内文化の醸成を大切に考えていること、なかでも最も力を入れている教育の仕組みのこと、ヒューマンエラーを起こさないための仕組みづくりのこと、新規事業を考える際のポイントついてなど、熱のこもったお話に学生たちも熱心に耳を傾けました。

桃山学院大学ビジネスデザイン学部・特任講師の岡田明穂先生のゼミに参加する18名の学生が3チームに分かれ、数回の授業を通じて、人の笑顔を創造する楓工務店の新たなビジネスアイデアを考えました。11月28日（火）の最終プレゼンテーションでは、各チームよりそれぞれ次のようなビジネスプランが発表されました。

AIを活用して子どもが小さいうちから自宅にいながらにして英語学習ができる新築住宅

異国風の住宅建築を得意とする楓工務店のモデルハウス等を活用。留学することなく海外気分を味わいながら英語でのコミュニケーションが学習できる異国風飲食店「英語only相心屋」

楓工務店が運営する「リールキッズ楓保育園」でプロジェクトマッピングを実施。冒険クエスト風英語ゲームを体験しながら英語のスキルが身につく「保育園で冒険クエスト」

ゲームの中で自分の理想の部屋や家がつくれるVRゲーム。言語化されにくく掴みにくい子どもの家に対する理想が理解できる

建設時に出てしまう端材を有効活用。建築設計を行う楓工務店だからできる、サイズもぴったりな理想の家具作りサービス

空き家や空き部屋を活用した素泊まり民泊サービス。終活や家族構成が変わり、不用になったものも買い取り、インバウンドの外国人に売却する

楓工務店の田尻社長、山代氏、EOメンバーである起業家2名による審査の結果、優秀賞には「英語only相心屋」が輝きました。アイデアを発表したチームにはトロフィーが授与されました。「英語only相心屋」は今後、楓工務店にて実現化へ向けて進めて参ります。

Z世代の学生たちの柔軟な発想力を活かし、人の笑顔を創造する新たなビジネスモデルを考えることを通じて、学生たちが実際のビジネスを肌で学び、起業家と交流する場を提供する、桃山学院大学ビジネスデザイン学部との産学連携プロジェクトは、今後も続いてまいります。

年商1億円を超える起業家のみで結成されたEOには、さまざまな経験やバックボーンを持つ起業家やアトツギ経営者たちが所属しています。私たちEO Osakaではこれからも、それらの経験や知見を社会に還元し、世の中に貢献するさまざまな取り組みを行ってまいります。

EO Osakaが考える社会貢献について

EO Osakaは、世界組織であるEOの日本における2つ目のチャプター（支部）として、2010年7月に大阪で発足しました。関西に本拠を構える先進的なベンチャーマインドを持つ起業家110名が在籍しています（2023年6月15日現在）。
日本では新興企業数と成長に必要な資金の調達額がともに世界全体の1％程度にとどまっており、スタートアップ後進国と言われています。2022年11月に政府は第二の創業期を作り、日本の経済成長を促進することを目的として「スタートアップ育成5カ年計画」を発表、今後の起業家の育成に力を入れていく方針を打ち出しました。
年商1億円を超える起業家のみで結成されたEO Osakaの起業家たちは様々な経験やバックボーンを持っており、その経験を世の中に発信したり若者に伝えることによって、起業を身近に感じてもらったり、起業を一つの選択肢としてもらうことを目標としています。