株式会社パワーエックス、損害保険ジャパン株式会社との資本業務提携を発表
蓄電池の普及促進による持続可能な社会実現への取組み
■今回の提携の背景
カーボンニュートラルの実現に向けて再生可能エネルギーの主力電源化が計画されていますが、発電量をコントロールすることが困難な自然エネルギーの課題を解決する手段として、蓄電池の活用への期待が高まっています。また、カーボンニュートラル社会の実現にはモビリティの脱炭素化も重要であり、新車販売のEVへの転換が必要とされている中、EV普及に欠かせない充電インフラの整備拡充が求められています※。
当社は、蓄電池に関する独自の設計製造技術および制御技術を有し、系統用および家庭用定置式蓄電池、船舶用蓄電池、蓄電池を活用した高性能なEV急速充電器の開発と販売、EV普及に不可欠な充電ステーション(以下「PowerX チャージステーション」)事業、更には遠隔地との海上送電を可能とする電気運搬船事業の展開を計画するなど、日本国内のカーボンニュートラル実現への貢献を目指しております。
損保ジャパンは、洋上風力発電事業者向けにリスク評価およびリスクを包括的に補償する保険をセットで提供するONE SOMPO WINDサービスや小型商用EVの保険料割引新設など、カーボンニュートラル実現に資する商品、サービスを展開しています。
今般、当社は再生可能エネルギーとEVの普及を支援し、持続可能な社会の実現に貢献するため、損保ジャパンと資本業務提携し、協業を進めていくことといたしました。
※現在のところ、日本国内に29,233基のEV充電器、7,893基の急速充電器(2020年)が設置されておりますが、政府が掲げる目標(2030年までに急速充電器30,000基設置)の達成には更なる数の拡大が必要です。また、公共充電における短時間充電が可能な100kW以上の急速充電器は国内に15カ所と限られる中、パワーエックスは最大240kW出力の超急速EV充電器の製造と、2023年夏までに都内を中心に10拠点、2030年までに全国へPowerX チャージステーションを7,000拠点の展開を計画しております。
- 業務提携の概要
パワーエックスと損保ジャパンは、持続可能な社会の実現に貢献するため、主に次の協業を検討しております。
⑴. 災害時においても電気の途切れない社会の実現に向けた協業
・被災地内外の住宅用、定置用蓄電池間の電力融通
・舶用蓄電池搭載船舶および電気運搬船による被災地給電支援
⑵. EV普及による持続可能なモビリティ社会の実現に向けた協業
・PowerX チャージステーションおよび超急速EV充電器による安全快適なEV充電の普及と促進、SOMPOグループ会社を活用したEVユーザー支援(快適な充電体験の提供および電欠等のEV普及における課題の解決)
⑶. 蓄電池の普及を支援する保険サービスの開発および提供に向けた協業
・ 蓄電池の製品種類、用途等のリスク特性に応じた保証保険
・ ネットワーク接続された蓄電池マネジメントシステム用サイバー保険
・ 電気および蓄電池の海上や陸上での運搬時のリスクに対する海上保険
- 今後について
今回の資本業務提携によって、両社は蓄電池および電気運搬船にかかわる新たなビジネスの実現とその拡大を通じて、電気の途切れない持続可能な社会の実現と再生可能エネルギー普及促進に貢献できるよう、協力して取り組んで参ります。
損害保険ジャパン株式会社について
損保ジャパンは、SOMPO グループの中核会社です。SOMPOグループは、国内損害保険事業、海外保険事業、国内生命保険事業に加え、介護・シニア事業、デジタル事業等を展開しています。損保ジャパンは、「“安心・安全・健康のテーマパーク”により、あらゆる人が自分らしい人生を健康で豊かに楽しむことのできる社会を実現する」というSOMPOのパーパス実現に向けて、ブランドスローガン「Innovation for Wellbeing」を具現化する取組みを通じてサステナブルな社会の実現に貢献していきます。
会社名:損害保険ジャパン株式会社
創業: 1888年10月
代表者: 取締役社長 白川 儀一
本社所在地: 東京都新宿区西新宿1-26-1
事業内容 : 損害保険事業
URL: https://www.sompo-japan.co.jp/
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