小さな出版社の奇跡!「縄文の子」が2025年「夏休みの本」に選定!
創業2年目のハレル舎、出版2冊目で児童文学界に新風を巻き起こす
2024年5月に創業したばかりの出版社「ハレル舎」(株式会社ハレル舎:東京都国立市)が出版した2冊目の作品「縄文の子」が、公益社団法人 全国学校図書館協議会による第58回「夏休みの本」(緑陰図書)小学校高学年の部8冊の中の1冊として選ばれました。全国の小学校にポスター等で周知されます。
(株)ハレル舎は、くにたちビジネスサポートセンター(東京都国立市)が創業のサポートをした国立市内事業者です。

【書店の棚を越えて子どもたちへ】
書店の児童文学の棚が減少傾向にある厳しい時代において、書店の棚に並ぶ本は洋書がメインで国内の児童文学の新作は見向きもされないのが現状です。書店の棚に並ぶことさえ困難な新規参入の小さな出版社にとって、「どうやって子どもたちにこの本を届けるか」は出版時最大の課題でした。
そんな中、「縄文の子」が小学校の夏休みの本に選ばれたことで、子どもたちに直接届く新たなルートが確立され、今回の選定は、売上という数字では測れない大きな価値があります。
「子どもの頃、夢中になって読んだ児童文学のような世界をリアルに作りたい」という想いから始めたハレル舎。その純粋な願いが、「夏休みの本」選定図書という形で実を結びました。
【「縄文の子」に込められた想い】
『縄文の子』は、作者の関口みどりさんが10 年間温めてきた作品です。
丁寧に描かれた縄文時代の世界は、遥か昔の話でありながらもスッと腑に落ち、彼らの勇敢さやたくましさ、そして美と調和を大切にする豊かな精神性が脈々と受け継がれ、現代を生きる私たちの原点になっているのだと気づくと、今を生きる私たちにも勇気を与えてくれます。
絵を手がけたのは、関口さんの姪である絵作家の谷苑子さん。木炭を用いて手描きで紡がれた温かな世界が、物語に深い彩りを与えています。
現代に生きる子どもたちに「自分たちのルーツを知るきっかけ」を届けたい
この想いから生まれた本作は、何も持たない中で自然と共に暮らし、知恵と工夫でたくましく生き抜いた縄文の人々を描きます。兄弟の冒険と成長を通じて、子どもたちに「私たちのはじまり」や「誇り」、そして「困難を乗り越える強さ」を感じてもらいたいという想いが込められています。
作者と出版社が一つになって紡いだこの物語が、今回の選定により、全国の子どもたちに届けられることを心から願っています。
【書誌情報】
タイトル:「縄文の子」
著者:関口 みどり
絵:谷 苑子
ISBN :978-4-911386-01-9 C8093
判型:四六判 並製
ページ数:P240
定価:1,500円(本体) 税込価格:1,650円
発行年月日:2024年11月20日
著者プロフィール
著者 関口 みどり
東京都生まれ、神奈川県在住。東京女子大学文理学部史学科卒業。2007年から青木笙子先生のエッセイ教室を経て、2009年から日野多香子先生に師事し、児童文学の創作を学ぶ。銀の鈴社『ものがたりの小径』に、やまのべちぐさの筆名で短編『キノコ会議』『ガビチョウくん』『王さまの庭』『巨岩』『ココマの海』を発表。長編は本作が初となる。
装画・挿絵 谷 苑子
1984年東京生まれ。自由の森学園卒業。テーマパークのアートメンテナンス、美術専門学校教職員などを経て現在フリーランス。イラストレーション制作、作品の展示発表のほか、HIfiveGallery(埼玉県飯能市)にて展示企画やワークショップを運営。一般社団法人ArtistOrientedTokyo理事。著書『和暦二十四節気ぬりえ』(トランスワールドジャパン)『大人の教養ぬり絵&なぞり描き 枕草子』(MdNコーポレーション)
国立市縄文探訪 〜『縄文の子』と悠久の土地の記憶〜イベントのお知らせ


縄文の時代に思いを馳せる、二日間の特別な体験イベントを旧国立駅舎で開催します。
日程:2025年6月28日(土)・29日(日)
時間:13:00〜17:00
会場:旧国立駅舎
〒186-0002 東京都国立市東1丁目1-69(JR国立駅南口すぐ)
「縄文の子」イラスト常設展示:6月25日(水)〜29日(日)
◆ 内容紹介
国立市周辺では、数多くの縄文時代の発掘が行われてきました。
そこから見えてくる縄文の暮らしを、トークショーやワークショップを通じて紐解いていきます。
28日(土)はICUの考古学の林先生による[講演]「縄文人のくらし」も!
また、イラストレーター谷苑子さんによる『縄文の子』の挿絵イラスト常設展示も開催しています。
ハレル舎とは
著者の独創性と出版社のノウハウ双方を最大限に活用する「共創出版」
従来の出版業界では「自費出版」と「企画出版」の二択でした。自費出版は著者が全てを決められる反面、費用とリスクを全て負担します。企画出版は出版社が費用とノウハウを提供する代わりに、著者の意向が反映されにくいデメリットがあります。
ハレル舎では、この中間となる「共創出版」という新しい手法を提案しています。著者の書きたいテーマと独創性を尊重しながら、編集・デザイン・流通などの専門性は出版社が分担。費用やノウハウも双方で協力し合うことで、「著者が書きたいもの」と「読者が読みたいもの」を両立させる出版モデルを、デザイナー・春山はるなと編集者・平田美保の2人が実現しています。
「子どもの頃、夢中になって読んだ児童文学のような世界をリアルに作りたい」との想いから立ち上げ、紙媒体離れが進むなかハレル舎は、「編集」の視点と、思いをすぐに形として反映することができる「デザイン」という双方の力で、読者が「こんな本が読みたかった!」という世界観を目指していきます。

デザイナー 春山 はるな
福岡県太宰府市出身。デザイナー。
Web制作会社で6年勤務。WEBデザイン、コーディング、 WEBディレクションなどの経験を積みフリーランスへ。その後出版会社に勤務。単行本の装丁及びレイアウトデザイン、会報誌のデザイン、百貨店のバレンタインフェアの冊子・ポスター等を作成。行政との仕事では中吊り広告や府中市の子育て支援Bookなどを制作。ロゴデザインや写真撮影・動画編集・小学校での特別講師なども行う。
主な装丁:「斎藤一人 ふわふわの法則」斎藤一人・柴村恵美子著-2021年けやき出版/「斎藤一人 龍の奇跡を起こすふわふわの魔法」斎藤一人・柴村恵美子著-2022年けやき出版/「御遷座三五〇年大祭記念誌 写真と資料から見る田無神社」田無神社-2022年ハレル舎

編集者 平田 美保
長崎県五島列島出身。編集者。
大学卒業後出版社に勤務、単行本の編集者を長年行う。会員誌の編集・自費出版を多数・イベントの運営なども行う。2022年までに総計約100冊の書籍を編集。さまざまな場面で培った「編集力」を生かした活動を続ける。
主な担当作品:「ある日、うちの子が学校に行かなくなったら」鈴木あや著-2020年けやき出版/「死に方のトリセツ」井尾和雄著-2019年けやき出版/「からだには希望がある」高岡英夫著-2001年総合法令出版/「ガルシアへの手紙」エルバート ハバード -2001年総合法令出版/「眠れる予言者エドガー・ケイシー」光田秀著-1998年総合法令出版/「変な人の書いた成功法則」斎藤一人 -1997年総合法令出版/「中村天風に学ぶ」松本幸夫著-2002年総合法令出版/

株式会社ハレル舎
会社名 : 株式会社 ハレル舎
代表者 : 代表取締役 春山はるな
所在地 : 東京都国立市東1-9-14
設立. : 2024年5月
事業内容: 出版、イベント運営
取材連絡先:info@hareru-sha.com
URL : https://hareru-sha.com/
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