操電、系統用・分散型蓄電所向けゲートウェイとローカルEMSを自社開発

VPPクラウドからPCS・BMSまで一体制御、2026年秋から自社開発拠点へ順次導入

株式会社操電

VPPスタートアップの株式会社操電(本社:東京都中央区、代表取締役:飯野塁、以下「操電」)は、系統用蓄電所および分散型蓄電所の市場運用を支えるゲートウェイとローカルEMS(エネルギーマネジメントシステム)を自社開発しました。

今回開発したゲートウェイとローカルEMSは、操電が開発するVPPクラウドからの指令を各蓄電所へ伝達し、PCS(電力変換装置)やBMS(バッテリーマネジメントシステム)などの現地設備を制御するものです。これにより、VPPクラウドから現地設備までを一体的に制御・管理するシステム基盤を構築します。

2026年秋以降、操電が開発する系統用蓄電所および分散型蓄電所へ順次導入する予定です。

※コンセプトイメージ

開発の背景

操電では、中・大規模な「系統用蓄電所」に加え、小型の蓄電池を街中の遊休スペースなどへ分散して設置し、複数拠点をVPPシステムで一つのエネルギーリソースとして束ねて電力市場で運用する「分散型蓄電所事業」を推進しています。

分散型蓄電所事業では、蓄電池を小規模な単位で多数の拠点へ展開していくため、1拠点あたりの設備コストや運用コストを抑えることが事業性を左右する重要な要素となります。

一方、従来の大規模な系統用蓄電所と同様のゲートウェイやEMSを小規模な蓄電所へ導入した場合、設備規模に対してシステムの導入費用やランニングコストが相対的に大きくなり、分散型蓄電所の収益性を圧迫する課題がありました。

そこで操電は、これまでEV充電、V2X、蓄電池制御などの開発で培ってきたゲートウェイやローカル制御技術を活用し、系統用蓄電所から小規模な分散型蓄電所まで共通して利用できるゲートウェイおよびローカルEMSを開発しました。

自社で通信・制御ソフトウェアを開発することで、蓄電所ごとの設備構成や運用要件に柔軟に対応するとともに、分散型蓄電所への導入コストおよびランニングコストの低減を図ります。

概要

今回開発したゲートウェイとローカルEMSは、操電のVPPクラウドと各蓄電所の設備をつなぎ、クラウドからの指令に基づいて蓄電池を制御するためのシステムです。

VPPクラウドから送られた指令を各蓄電所へ届けるとともに、PCSやBMSなどの設備を制御し、運転状況や各種データをクラウドへ集約します。これにより、複数拠点に分散した蓄電池を一つのシステム上でまとめて監視・制御し、電力市場で一体的に運用することが可能になります。

システム構成図

ゲートウェイの主な特徴

  • VPPクラウドと各蓄電所の間で、制御指令や設備データを送受信

  • 2台のゲートウェイによる冗長構成に対応し、障害時はバックアップ機へ自動切り替え

  • 各拠点の通信状態や設備の稼働状況を遠隔で監視

ローカルEMSの主な特徴

  • VPPクラウドからの指令に基づき、PCSやBMSなどの現地設備を自動制御

  • 設備の運転状況を監視し、各種データやログを収集

  • 一次調整力など、応動速度が求められる電力市場の運用に対応

自社開発によって実現すること

ゲートウェイとローカルEMSを自社開発し、既存のVPPクラウドと一体化することで、操電は市場運用から現地設備制御までを自社のシステム基盤上で一貫して管理できるようになります。

これにより、系統用蓄電所と分散型蓄電所で共通のシステム基盤を利用しながら、設備規模や構成に応じた柔軟な制御を実現します。特に分散型蓄電所では、各拠点のシステム構成を効率化することで、導入費用およびランニングコストを抑え、小規模な蓄電所でも事業性を確保しやすい仕組みを目指します。

また、自社でVPPクラウド、ゲートウェイ、ローカルEMSを開発・運用することで、今後の電力市場制度の変更や、新たなPCS・蓄電池への対応についても柔軟かつ迅速な機能拡張を進めます。

今後の展開

今回開発したゲートウェイおよびローカルEMSは、2026年秋以降、操電が開発する系統用蓄電所および分散型蓄電所へ順次導入する予定です。

操電は今後、街中の遊休スペースなどへ小規模な蓄電池を分散して設置し、それらをVPPによって束ねる分散型蓄電所事業の展開を加速します。

大規模な系統用蓄電所と、多数の分散型蓄電所を共通のVPP基盤上で統合管理し、一つの大きなエネルギーリソースとして電力市場で運用することで、蓄電池を活用した柔軟な電力需給の実現に取り組んでまいります。

株式会社操電 会社概要

操電は、“誰もが電気を自由に操れる、オープンな世界を実現する” をミッションに掲げるVPPスタートアップです。分散型蓄電所(VPP)、系統用蓄電所、アセットマネジメント、太陽光発電をはじめとする多様なエネルギー源を束ねるソリューションの開発、設置工事、運用までワンストップで提供しています。

社名:株式会社操電

代表取締役:飯野 塁

創業:2022年6月30日

東京オフィス:〒104-0045 東京都中央区築地2丁目1−4 銀座PREX East6階

URL:https://soden-inc.jp/

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会社概要

株式会社操電

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URL
https://soden-inc.jp/
業種
電気・ガス業
本社所在地
東京都中央区築地2丁目1−4 銀座PREX East 6階
電話番号
-
代表者名
飯野塁
上場
未上場
資本金
-
設立
2022年06月