若者を「支援される存在」から、地域を一緒につくるパートナーへ。人口1万人の岩手町で初となるガバメントクラウドファンディング始動
若者約50名の「やってみたい」から15のアクション創出へ。居場所・挑戦・対話をつなぎ、“挑戦が次の挑戦を生む地域”を目指します

NPO法人miraito(岩手県岩手町、理事長:上田彩果)は、岩手町が2026年度に創設した「岩手町クラウドファンディング活用支援事業補助金」の認定事業として、「若者の挑戦が循環するまちづくりプロジェクトを始動します。
2026年9月25日(金)から12月31日(木)まで、ふるさと納税を活用したガバメントクラウドファンディング(GCF)を通じて、目標金額3,811,000円の寄付を募集します。
目指すのは、寄付を集めて終わることではありません。約50名の若者との関わりから15件のアクションを生み出し、その挑戦を地域にひらき、応援する人や次の挑戦者へつなぐことで、若者を「支援される存在」ではなく、「いま地域を一緒につくるパートナー」として捉える地域づくりに挑戦します。
「自分が地域を変えられる」と思えない若者が多い町で
人口約1万人の岩手町。
町内唯一の高校である、岩手県立沼宮内高校を対象にした令和3年度のアンケートでは、「自分は地域社会に変化を起こすことができる」という問いに対し、「そう思わない」「どちらともいえない」と回答した生徒が約7割を占めました。
この数字だけを見ると、「地域への関心が低い」「若者にやりたいことがない」と受け取られるかもしれません。

しかし、NPO法人miraitoが2023年3月から「いわてユースセンターミライト」を運営し、中高生・大学生と日々関わる中で見えてきたのは、その逆でした。
「こんなイベントをやってみたい」
「地域のこの文化を残したい」
「誰かのために、こんなことをしてみたい」
若者の中には、小さな「やってみたい」が確かにあります。
一方で、その思いを実際の行動に変えるためには、相談できる人、一緒に考える仲間、小さく試してみるための資金、地域との接点、そして失敗しても戻ってこられる場所が必要です。
若者に「やってみたい」がないのではなく、その声を受け止め、次の一歩につなぐ仕組みが地域の中にまだ十分ではないのではないか。
今回のGCFは、そんな問いから始まりました。
若者を「いつかの担い手」ではなく、「いま一緒に地域をつくる人」に

地域づくりの場面では、「これから地域を担う若者を育てる」という言葉がよく使われます。
しかしmiraitoが大切にしたいのは、若者を「いつか地域を担う人」としてだけ見ることではありません。
一人ひとりの、
「これが好き」
「これがなくなるのは寂しい」
「なんだか気になる」
「こんなことをやってみたい」
という声を出発点に、地域の人が一緒に考える。
若者が挑戦する。
地域の誰かが応援する。
その出会いから、新しい活動が生まれる。
そして、その姿を見た別の若者が「自分もやってみたい」と動き出す。
今回のプロジェクトでは、若者を一方的に支援する対象ではなく、地域について一緒に考え、行動するパートナーとして捉えます。
このGCFで目指す「挑戦の循環」
今回のプロジェクトでは、次の成果を目標としています。
若者との関わり:約50名
若者から生まれるアクション:15件
挑戦する若者へのインタビュー:15件以上
若者・地域住民・行政などが参加する対話:約100名
大切にするのは、「何人参加したか」だけではありません。
このプロジェクトをきっかけに、誰と誰がつながり、次に何が始まったのか。
そこまでを成果として捉えます。
① 「やってみたい」を、小さなアクションへ
中高生や大学生の「やってみたい」を聞き取り、具体的な行動につなげます。
大きなプロジェクトである必要はありません。
「これをやったら面白そう」「地域のここをもっと良くしたい」
そんな小さなアイデアに、大学生や地域の大人などが伴走しながら、まず一歩やってみる機会をつくります。
目標は、15件の若者発のアクションを生み出すことです。
② 挑戦の「結果」だけではなく、「途中」を地域にひらく
紹介するのは、成功した活動だけではありません。
なぜ始めたのか。何に迷ったのか。誰と出会ったのか。途中で何が変わったのか。
若者の挑戦を、結果だけではなくプロセスまで含めて記録します。
15件以上のインタビューを通じて地域に届け、「自分もやってみたい」「この人を応援したい」という次の動きにつなげます。
③ 約100名で、若者と地域の未来を対話する
若者、地域住民、行政、学校、企業などが立場を越えて集まり、地域について話す場をつくります。
若者から大人へ「意見を届ける」だけではありません。
若者も大人も同じ地域の一員として、「この町で、これから何を一緒につくれるだろう」と考える場を目指します。
約100名が関わる対話を通じて、若者の声を地域全体で受け止める関係を育てます。
④ 挑戦するための「戻ってこられる居場所」を守る
若者が外へ一歩踏み出すためには、安心して戻ってこられる場所が必要です。
miraitoが運営する「いわてユースセンターミライト」は、元バイク店の建物を活用したユースセンターです。
一方で断熱性能が低く、冬季には室温が一桁台まで下がることがあります。
東北の冬でも若者が安心して集まり、話し、考え、活動できるよう、今回のプロジェクトでは窓や床などの断熱環境も整備します。
居場所と挑戦は、別々のものではありません。
戻ってこられる場所があるからこそ、安心して外へ挑戦できる。
その土台も今回のGCFで整えていきます。
岩手町初のGCF。行政・NPO・地域・寄付者が一つの挑戦を支える
今回の取り組みは、岩手町として初となるガバメントクラウドファンディングです。
行政が制度をつくる。
NPOが若者のそばで伴走する。
地域の人が、知恵や経験、人とのつながりで参加する。
そして、町外の人も寄付を通じて参加する。
異なる立場の人たちがそれぞれの力を持ち寄りながら、若者の挑戦を支える仕組みをつくります。
単なる資金調達ではなく、寄付そのものを、若者の挑戦に参加する一つの方法にすることも今回のプロジェクトの特徴です。
NPO法人miraito 理事長・上田彩果 コメント
ユースセンターを運営していると、「若者にやりたいことがない」のではないと感じます。
「これをやってみたい」と話してくれる瞬間は、日々たくさんあります。
でも、その声を受け止める人や、一緒に考える仲間、小さく試せる機会がなければ、そのまま消えてしまうこともあります。
今回つくりたいのは、若者を一方的に「支援する」仕組みではありません。
一人の「やってみたい」に地域の誰かが応え、その挑戦を見た次の若者が動き出す。
そして、かつて応援された若者が、今度は別の誰かを応援する側になる。
そんな「挑戦が次の挑戦を生む循環」を、人口1万人の岩手町からつくっていきたいと思っています。
ガバメントクラウドファンディング概要
プロジェクト名
人口1万人の町で、若者の「やってみたい」と安心できる居場所を守りたい
募集期間
2026年9月25日(金)〜12月31日(木)
目標金額
3,811,000円
実施地域
岩手県岩手町
目標
・若者との関わり:約50名
・若者によるアクション:15件
・若者へのインタビュー:15件以上
・若者・地域住民・行政などによる対話:約100名
寄付金の主な活用内容
・若者の挑戦への伴走、シード支援
・挑戦する若者へのインタビュー、情報発信
・若者と地域による対話の場づくり
・いわてユースセンターミライトの断熱環境整備
・プロジェクト運営に必要な経費
プロジェクトページ(ふるさとチョイス)
https://www.furusato-tax.jp/gcf/6110
報道関係者の皆さまへ
「GCF開始」だけではなく、若者の挑戦が生まれていく過程をご取材いただけます
本プロジェクトは、2026年12月31日の募集終了まで、若者たちの挑戦が実際に動き続けるプロジェクトです。
「やってみたい」を形にしようとしている中高生・大学生
若者の挑戦に伴走する大学生やユースワーカー
若者と地域住民・行政などが町の未来を語る対話
冬季には室温が一桁台になるユースセンターと、断熱改修の前後
岩手町とNPOがGCFを通じて協働する背景
GCF開始後、実際に生まれた若者のプロジェクトや地域とのつながり
などをご取材いただけます。
プロジェクト開始時だけではなく、「若者のアイデアが、地域の人との出会いによってどう変化していくか」まで継続的に追っていただけるプロジェクトです。
「人口減少地域と若者」
「地方の10代の居場所」
「若者の地域参画」
「官民共創」
「ふるさと納税の活用」
「若者の挑戦と地域づくり」
などのテーマでの取材を歓迎します。
NPO法人miraitoについて
法人名
特定非営利活動法人miraito
代表者
理事長 上田 彩果
所在地
岩手県岩手郡岩手町江刈内10-8
法人設立
2025年2月
Webサイト
https://miraito.org/
NPO法人miraitoは、岩手町を中心とする岩手県北地域で、子ども・若者の居場所づくり、探究学習・キャリア教育、地域プロジェクト、相談支援、大学生ユースワーカーの育成などに取り組んでいます。
Vision
あらゆるマイノリティユースが自分らしさを諦めなくて大丈夫な社会。
Mission
生きたい生き方へチャレンジできる居場所と共育の選択肢を地域と共に創る。
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