【開催目前!】琵琶湖博物館30周年記念企画展示「博物館はタイムマシン-魚類学者がみた琵琶湖-」メディア向け内覧会を実施します
■概要
・展示する標本は約230点に上り、淡水魚類標本の展示としては国内最大規模です。
・トキやドジョウ、ゲンゴロウブナなど、ドイツ人の医師・博物学者シーボルトが江戸時代に日本で
収集した貴重な自然史標本がオランダから初来日します。
・スウェーデン国立自然史博物館から1879年にヴェガ号探検隊が琵琶湖で収集した魚類標本を借用
し、日本で初めて展示します。
・当時魚類学の世界的権威だったデイヴィッド・スター・ジョルダン博士が収集した琵琶湖とその周
辺の魚類標本を初めて展示します。
・同時開催する水族企画展示「シーボルトの江戸参府と日本の淡水魚」では、シーボルトが持ち帰
り、新種記載された魚類の生体展示を行います。
・7月17日(金)にメディア向け内覧会を実施します。
■開催期間等
開催期間:令和8年(2026年)7月18日(土)~11月23日(月・祝)
開館時間:9:30~17:00(最終入館16:00)
場所 :滋賀県立琵琶湖博物館企画展示室、水族企画展示室
料金 :(常設展示観覧料)大人840円、大学生470円、高校生以下無料
(企画展示観覧料)大人340円、大学生270円、小・中学生・高校生170円
※企画展示をご覧になるには、常設+企画展示の観覧券が必要です。
■メディア向け内覧会およびオープニングセレモニーについて
●メディア向け内覧会
日時:7 月 17 日(金)16:30~17:30
※内覧会に関するお問い合わせは琵琶湖博物館企画・広報営業課 077-568-4811
●オープニングセレモニー
日時 :7月18日(土)9:45~10:00
場所 :琵琶湖博物館アトリウム
出席者:東副知事、亀田館長、展示協力者
内容 :関係者あいさつ、テープカット
※シーボルトが滋賀県甲賀市土山町大野でトキの標本を購入したと考えられていることから、地元
の大野小学校児童等も来館されます。
■企画展示の詳細について
標本は、過去の自然を未来へ伝える「タイムカプセル」のような存在です。その標本を数多く収蔵
する博物館は、過去の世界を知ることができる「タイムマシン」といえます。本企画では、標本を通
して昔の琵琶湖にどのような魚が暮らしていたのか、その変化をたどりながら、現在の琵琶湖を見つ
め、未来に向けて私たちにできることを考えます。
また、琵琶湖は江戸時代から国内外の研究者を魅了し、多くの調査や標本収集が行われてきまし
た。その歴史や、海外の研究者・博物館との協力によって発展してきた魚類研究を紹介するととも
に、現在も続く国際的な研究活動の魅力をお伝えします。
<江戸時代>
トキをはじめ、ドジョウやゲンゴロウブナなど、日本初公開となるシーボルトコレクションを展
示し、江戸時代の日本の水辺環境を当時の実物標本から体感できる貴重な機会を提供します。
<明治時代>
琵琶湖の魚類分類学研究が最も盛んに行われました。世界中の研究者が琵琶湖を訪れ、新たな魚
を求めて調査や採集を競い合う「湖魚争奪戦」が起きていたともいえる時代でした。彼らがどのよ
うな琵琶湖を見て、研究を進めたのかを紹介します。


<大正・昭和前期>
琶湖の魚類相の全体像が明らかになり、研究が大きく発展した時代です。田中茂穂が初めて琵琶
湖の魚類相を体系的にまとめ、その後、川端重五郎ら滋賀県水産試験場の研究者によって内容が充
実していきました。さらに、ビワコオオナマズやイワトコナマズが新種として発表されました。

<昭和後期・平成>
人間の活動によって琵琶湖の環境が大きく変化した時代です。琵琶湖総合開発や河川改修、湧水
の減少、外来魚の影響などにより、水辺の環境が変わり、多くの在来魚が減少しました。上皇陛下
が1979年にオランダに寄贈された標本など、その変化の前後を伝える貴重な標本を紹介します。
この時代の変化を知ることは、これからの琵琶湖を守るために何が必要かを考える大切な手がかり
となります。

<現在(令和)>
琵琶湖の歴史をたどる旅の最後に、現在の琵琶湖の姿を見つめ直します。魚類学者が取り組む最
新の研究や保全活動を紹介するとともに、未来の琵琶湖に遺したい自然とは何かを考えるヒントを
届けます。一人ひとりが琵琶湖の未来のためにできることを考え、日々の暮らしの中で行動につな
げるきっかけとなる展示を目指します。
■水族企画展示「シーボルトの江戸参府と日本の淡水魚」の詳細について
企画展示と連動した水族企画展示を開催します。シーボルトが長崎から江戸へ参府する途中で収集
し、オランダ国立ライデン自然史博物館(現・ナチュラリス生物多様性センター)の初代館長テミン
クと2代目館長シュレーゲルによって新種として記載された日本の淡水魚類などを生体で紹介しま
す。併せて、江戸時代の絵師・川原慶賀が描いたスケッチや、淡水魚類のタイプ標本*の写真資料を
展示します。歴史資料と現代の生体展示を組み合わせることで、約200年前の日本の淡水魚類の姿
や、その魅力をわかりやすく紹介します。
※タイプ標本:ある生物が新種であることを示した論文内で使われた、その生物の特徴を保証する標本
<主な生体展示の淡水魚(展示する魚は都合により変更する場合があります)>
オイカワ、カワムツ、ヌマムツ、ニゴロブナ、ゲンゴロウブナ、ヤリタナゴ、アブラボテ、
カネヒラ、イトモロコ、モツゴ、カマツカ、ドジョウ、ミナミメダカ、ナマズ、アリアケギバチ、
金魚(リュウキン、ランチュウ)
このほか、常設の水族展示室で展示している魚類(ニホンウナギ、ハス)もシーボルトに関連が
あることから、紹介パネルを設置します。
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