芝浦工業大学、世界標準の入試プラットフォーム「Universal College Application」を導入

入試プロセスを世界の大学と共通化し、海外からの留学生募集を促進

教育コンサルティング＆クラウドサービス事業を行う株式会社サマデイ（本社：東京都千代田区六番町、代表取締役：相川秀希）は、米ApplicationsOnlin社との提携により、ハーバードやプリンストンなど海外名門大学が利用している入試プラットフォーム「Universal College Application（以下、UCA）」を使って、日本を含むアジアの大学のための入試コンソーシアム「UCA Asia」を開設します。このたび、芝浦工業大学にこのシステムを提供することが決まりましたのでお知らせします。世界標準のプラットフォームで、既存の入試プロセスの効率化と海外学生の募集を支援します。

 

■背景
現在進行中の教育改革・入試改革においては、多面的・総合的評価（Holistic Review）の実現とともに、海外学生の募集がひとつの重要課題になっていますが、世界の大学群はこれらを先行して行っています。そこで、我が国でも海外名門大学が導入しているシステムを活用することが、改革実現に向けたソリューションとなり得ると考えられます。例えば、日本の大学では、海外からの学生募集においても、国内の受験生に対するのと同じ出願書類や受験方法を課すことが多く、その方式も大学・学部ごとに異なるという現状がありますが、このままでは、世界の留学生は日本の大学を志願しにくい状況が続いてしまいます。ここで海外大学と同様のプラットフォームを整備すれば、この状況は少なからず改善されるはずです。
このたび、芝浦工業大学では、複雑化した出願書類をスリム化しながら、世界の大学との共通化をはかっていき、将来的には海外名門大学と肩を並べて留学生募集を行うことを視野に入れ、UCA Asiaのシステム導入が決定されました。2018年度においては、大学院の海外学生対象の全方式において、システムを利用した入試を実施予定です。

芝浦工業大学大学院 外国人学生募集ページ：
http://www.shibaura-it.ac.jp/en/prospective/postgraduate_prog/application_guideline.html

UCA、UCA Asiaでは、複数の大学が共通のフォームで学生を募集する。
■UCA / UCA Asia

UCAは、学生が1つのフォームに入力した情報で複数の大学に出願できるプラットフォームです。UCAには、ハーバード、プリンストン、ジョンズ・ホプキンスなどの名門大学が参加しています。UCA Asiaは、日本の大学が日本語で利用でき、国内学生のAO入試や2020年入試改革における多面的・総合的評価型入試、海外学生の募集にも役立てることが可能です。今後、UCA Asiaは、他の大学とも連携してフォームの共通化を進め、アジアの大学のための入試コンソーシアムを形成していきます。

UCA Asia（School Application）：
http://www.school-application.com

eポートフォリオとの連携
入試における多面的・総合的評価を行うにあたっては、志願者の学びや活動における変化・成長を見ることができる「ポートフォリオ」が重要な役割を担います。そこで、UCAおよびUCA Asiaでは、SNS型eポートフォリオ「Feelnote」と連携して、志願者からのポートフォリオの提出を受け付けています。これにより、各大学のアドミッションオフィサーは、志願者一人ひとりの個性的な学びと活動のプロセス、伸びしろを評価することができるようになっています。

■Feelnote
SNS型eポートフォリオ「Feelnote」（www.feel-note.com）は、SNSで体験をシェアする感覚でライフログを蓄積することで、気軽に一生モノのポートフォリオが作成できるシステム。現在、文部科学省/JASSO「トビタテ！留学JAPAN日本代表プログラム」や中高一貫校などに在籍する国内の中高生、大学生に活用されています。

■株式会社サマデイ
本 社：〒102-0085 東京都千代田区六番町12-6
代表者：代表取締役社長 相川秀希
設立年：1979年
URL：http://www.samadhi-group.com/
事業内容：
・人財開発・研修事業
・教育コンサルティング事業
・教育システム企画・開発事業
・次世代教育事業