グランプリ賞金300万円!過去受賞作品は商品化し話題に!第18回 シヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション開催決定!
テーマは「つながるしるし」 2025年4月1日(火)より募集開始
一般社団法人未来ものづくり振興会(所在地:愛知県名古屋市代表理事:舟橋正剛)は、新しいプロダクトのデザインを募る「18th SHACHIHATA New Product Design Competition(シヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション)」 を開催し、2025年4月1日(火)より募集を開始します。また、作品の募集に先立ち、3月3日(月)より事前エントリーの受付を行います。
シヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティションは、商品化を前提に今までにないプロダクトデザインを求めるコンペティションです。2024年に開催しました第17回では、過去最多の1,538作品の応募があり、その中から9点を受賞作品として決定しました。
この度、開催します第18回のテーマは「つながるしるし」です。これとあれ、こことあそこ、わたしとあなた。なにかとなにかがつながるとき、だれも想像しなかった新しい世界が見えるかもしれません。これまでにない「つながり」を生むしるしとはなんでしょうか。人々が使うなかでつながり、ときに連なり、あるいは交差したり、共鳴したりしながら、広がりを持つような提案をしてお待ちしています。
審査員は、中村勇吾氏、原研哉氏、深澤直人氏、三澤遥氏の4名に加え、ゲスト審査員として建築家の大西麻貴氏を新たに迎えました。受賞作品は、グランプリ1作品(賞金300万円)、準グランプリ2作品(賞金50万円)、審査員賞5作品(賞金20万円)、 特別審査員賞1作品(賞金20万円)の計9作品となり商品化を検討します。
なお、本コンペはより大きな視点でものづくりの普及啓発に取り組むため、前回に引き続き一般社団法人未来ものづくり振興会が主催し、シヤチハタ株式会社の特別協賛のもとで開催いたします。
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第18回 シヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション概要
■応募受付期間:2025年 4月1日(火)~ 5月30日(金) 12:00
■テーマ: 「つながるしるし」
「しるし」が持つ可能性を広げるプロダクトもしくは、仕組みをご提案ください。
なお、応募作品は未発表のオリジナル作品に限ります。
■参加資格:
・個人、グループ及び企業、団体。年齢、性別、職業、国籍不問
(ただし、日本語でのコミュニケーションが可能であること)。
・1次審査を通過した場合、2025年8月29日(金)までに、模型制作が可能であること。
※ 模型製作費として補助金1万円(税込)をお支払いたします
・入賞した場合、2025年10月10日(金)18時(予定)から東京都内で行われる表彰式に参加が可能なこと。
※1人または、1グループで複数作品の応募が可能です。複数作品を応募される場合は、必ず作品応募 ごとに、エントリーをお願いします。
■賞:グランプリ1作品(賞金300万円)、準グランプリ2 作品(賞金50万円)、
審査員賞5作品(賞金20万円)、 特別審査員賞1作品(賞金20万円)
※全ての受賞作品が、商品化の対象となります。また、本コンペの公式サイトで公開されます。
■一次審査提出物:プレゼンシート(サイズ:A3、枚数:1枚、形式:PDF、容量:10MB以内)
■審査基準:1.テーマの理解力|2.新規性・革新性|3. 提案の実現性
■応募方法:公式サイト(https://sndc.design)よりご応募ください。
■表彰式:2025年10月10日(金) 18時から予定
■主催:一般社団法人未来ものづくり振興会
■特別協賛:シヤチハタ株式会社
審査員紹介
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中村勇吾Yugo Nakamura
インターフェースデザイナー
tha ltd. 代表
ウェブサイトや映像のアートディレクション、デザイン、プログラミングの分野で横断/縦断的に活動を続けている。主な仕事に、ユニクロの一連のウェブディレクション、KDDIスマートフォン端末「INFOBAR」の UIデザイン、 NHK Eテレ「デザインあ」のディレクションなど。
~応募者へのメッセージ~
自分の中でなにかとなにかが新しくつながった、その瞬間の思いを人は「うつくしい」「おもしろい」などと呼んでいるのではないでしょうか。「つながる」にはそれほど普遍的な意味が含まれているように思います。あなたのデザインを経験する人の中で、まったく新しいつながりが、つまり感動が生まれるような作品を期待しています。
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原研哉Kenya Hara
グラフィックデザイナー
日本デザインセンター 代表
デザインを社会に蓄えられた普遍的な知恵ととらえ、コミュニケーションを基軸とした多様なデザイン計画の立案と実践を行っている。無印良品、蔦屋書店、GINZA SIX、JAPAN HOUSE、らくらくスマートフォン、ピエール・エルメのパッケージなど活動の領域は多岐。一連の活動によって内外のデザイン賞を多数受賞。著書『デザインのデザイン』(岩波書店刊、サントリー学芸賞)『白』(中央公論新社刊)は多言語に翻訳されている。
~応募者へのメッセージ~
「分かれてつながる、離れてあつまる」というテーマで、家の展覧会を企画したことがある。
今やお祖父さんお祖母さんと一緒に暮らす直系家族は激減し、世帯の中心は核家族ですらなくなり、ひとり暮らしが主流となった。一方で、新たなメディアがネットを介して人と人の新しいつながりを生み出し始めている。分断されきった個(Individual)を再びつなげていくのは、どんな着想であり、どんなデザインだろうか。
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深澤直人Naoto Fukasawa
プロダクトデザイナー
NAOTO FUKASAWA DESIGN 代表
人の想いを可視化する静かで力のあるデザインに定評があり、現在までに世界を代表する70社以上のブランドのデザインやコンサルティングを手がけている。デザインのみならず、その思想や表現などには国や領域を超えて高い評価を得ている。受賞歴多数。多摩美術大学副学長。日本民藝館館長。2022年に一般財団法人THE DESIGN SCIENCE FOUNDATIONを創設。
~応募者へのメッセージ~
つながりがあふれる世の中で、私たちは本当のつながりをどれだけ感じているでしょうか。本当のつながりとは何か──その問いに向き合いながら、「しるし」の可能性を探ってみてください。今回のテーマでは、単に「しるす」だけでなく、「つながる」という感覚を大切にした提案を求めています。身の回りの関係性を見つめ直し、つながるということの感覚を手繰り寄せて欲しいと思います。
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三澤遥Haruka Misawa
デザイナー
日本デザインセンター 三澤デザイン研究室
2005年に武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業後、デザインオフィスnendoを経て、2009年より日本デザインセンター原デザイン研究所に所属。2014年、三澤デザイン研究室として活動開始。ものごとの奥に潜む原理を観察し、そこから引き出した未知の可能性を視覚化する試みを、実験的なアプローチによって続けている。
~応募者へのメッセージ~
どこで、なにを、どうつなぐ?しりとりのような単純なつながりもあれば、一見ばらばらに点在していても別の視点からは一直線に並んで見えるようなつながりもあります。肉眼で見えないくらい小さなものと地球大のもの。未来と太古。油と水のように混じり合わない関係。遥か遠くにあるものや無縁そうに見えるものの間にこそ、まだ誰もかたちにしたことのないつながりが眠っているかもしれません。
ゲスト審査員紹介
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大西麻貴 Maki Onishi
建築家
大西麻貴+百田有希/o+h 共同主宰
公共建築から住宅、福祉施設やまちづくりまで、さまざまなプロジェクトに取り組む。主な作品にシェ ルターインクルーシブプレイス コパル(2022年)、熊本地震震災ミュージアム KIOKU(2023年)、Good Job! Center KASHIBA(2016年)。主な受賞に2023年日本建築学会賞 作品賞ほか多数。横浜国立大学大学院 Y-GSA 教授。
~応募者へのメッセージ~
何かと何かがつながるとは、両者の間に関係を見出すことだと思います。何かと何か、とは、あなたと私、のこともあるし、モノ同士のことも、私たちとそれを取り巻く環境とを指すこともあるでしょう。また、同じ時間と空間のなかで生まれる関係も、それらを越えていく関係もあるでしょう。私たちを取り巻くたくさんの「何か」から新たな関係を見出し、それに気がつかせてくれる「つながるしるし」を期待します。
特別審査員紹介
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舟橋正剛Masayoshi Funahashi
一般社団法人未来ものづくり振興会 代表理事
シヤチハタ株式会社 代表取締役社長
1992年 米国リンチバーグ大学経営大学院修士課程終了。広告代理店勤務を経て1997年 シヤチハタ工業株式会社(現シヤチハタ株式会社)入社。2006年 シヤチハタ株式会社代表取締役社長 就任。
~応募者へのメッセージ~
歴史の中で受け継ぎ守ってきたものがあります。伝統とは革新の積み重ねと言われますが、それは未来に向け、過去と現在がつながりながら生み出してきたしるしではないでしょうか。つながることによって何か新しいことが始まる。つながるしるしは、もののデザインにとどまらず、仕組みのデザイン、情報のデザインであってもいい。まだ見ぬしるしとつながれることを期待します。
受賞作品商品化実績
本コンペでは、全ての受賞作品の商品化を検討しています。2018年に開催の第11回からはグランプリ受賞作品 「自己QR」の他2点、 2019年に開催の第12回からはグランプリ受賞作品「わたしのいろ」の他1点、2020年に開催 の第13回からはグランプリ受賞作品「スーパー楕円はんこ」を、そして2022年に開催の第15回からは準グランプリ 受賞作品「K=5%」と審査員賞深澤賞受賞作品「つまめるはんこ」が商品化されました。
第12回 グランプリ受賞
■作品名 「わたしのいろ」
作者 歌代悟Satoru Utashiro
商品名 「わたしのいろ」
発売日:2020年7月1日、8月3日にテスト販売。
好評につき9月1日に受注販売を実施。
その後、2021年6月に第二弾、2021年12月に
第三弾、2022年11月に新色「ちきゅう」を発売。
価格 :¥2,200(税込)
第13回 グランプリ受賞
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■作品名 「スーパー楕円はんこ」
作者 石川草太Souta Ishikawa、
柳沢大地Daichi Yanagisawa
商品名 「スーパー楕円はんこ」
発売日:2022年6月10日にmakuakeにて先行販売。好評につき2023年2月3日に一般販売を開始。
価格 :¥4,640(税込)
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第15回 準グランプリ受賞
■作品名 「K=5%」
作者 堀 聖悟Seigo Hori、
瓜田理揮 Riki Urita
商品名 「いろもよう 淡彩 わらべ」
発売日:2023年12月13日にテスト販売
好評につき2024年12月2日に一般販売を開始。
価格 :¥440(税込)
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第15回 審査員賞 深澤賞受賞
■作品名 「つまめるはんこ」
作者 松岡 諒Ryo Matsuoka
商品名 「つまめるはんこ」
発売日:2023年4月14日にmakuakeにて先行販売。好評につき2023年9月27日に一般販売を開始。
価格 :¥4,800(税込)
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※写真はすべて商品化された商品です。
【お問い合せ先】
シヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション事務局
sndc2025@japandesign.ne.jp
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