シリーズA ファイナルクローズにて、SBI インベストメント, みずほキャピタルなどから資金調達を実施 これまでの資金調達総額が約10億円に
ワープスペース、世界初の衛星間光通信ネットワークの事業化を加速
筑波大学発宇宙ベンチャーの株式会社ワープスペース(本社:茨城県つくば市、取締役CEO:常間地悟、以下「ワープスペース」)は、SBI 4&5投資事業有限責任組合(運営:SBIインベストメント株式会社)やみずほ成長支援第4号投資事業有限責任組合(運営:みずほキャピタル株式会社)等を引受先とした第三者割当増資による資金調達を実施しました。今回の資金調達はシリーズAラウンドのファイナルクローズであり、創業からの資金調達総額が約10億円となりました。
今回の資金調達をもって、民間として世界初となる商用光通信衛星であり、世界初の衛星間光通信ネットワークサービス「WarpHub InterSat」を構成する最初の光通信衛星となる「WARP-02」の開発を加速させて参ります。また、今回みずほキャピタルの運営するベンチャーキャピタルから出資いただくことにより、ワープスペースの株主に3大メガバンクすべての系列ファンドが揃うことになりました。
◇常間地CEOのコメント
「ワープスペースの創業から5年。多くの方々のご支援により、世界の宇宙光通信系のスタートアップとして初めて、シリーズAラウンドを完了することが出来ました。人類社会の発展は、常に通信の発展とともにありました。人類の活動圏が本格的に宇宙に拡張されていく「宇宙世紀」において、我々の宇宙光通信ネットワークは持続可能な人類社会の実現に大きく貢献してまいります。」
◇引受先からのコメント
・みずほキャピタル株式会社 投資第5部 インベストメントマネージャー:加藤 大理 氏
「衛星による地球観測データをより有効利用していく為には、宇宙空間における通信上のボトルネックを解消することが必要不可欠です。ワープスペース社が手掛ける通信インフラがこのボトルネック解消の一助となることで、地球観測データの利活用が加速度的に進み、ボーダーレスに様々な産業の発展に大きく貢献出来ると考えております。みずほキャピタルは、みずほフィナンシャルグループの一員として、ワープスペース社のグローバルベースでの活躍をサポートして参ります。」
・SBIインベストメント株式会社:松本祐典氏、長谷川洵氏氏
「近年地球観測などを行う低軌道の人工衛星が爆発的に増えており、衛星データは様々な産業で利活用されて社会課題の解決に貢献すると言われています。ワープスペース社が目指す衛星間光通信ネットワークによる通信ボトルネックの解消は、今後の宇宙産業の発展、そして人類社会の発展に資するものだと考え、この度出資をさせていただくことになりました。ワープスペース社が宇宙新時代の新しい通信インフラを提供することを期待し、当社も微力ながら支援させていただきたいと考えています。」
◇WARP STATIONのご案内
10月8日(金)と9日(土)の2日間で、自社主催のカンファレンス「WARP STATION」を開催いたします。
第4回目となる今回は、「WARP STATION Conference Vol.1」と題して、"Diversity & Inclusion"をキーコンセプトに、宇宙産業以外のバックグラウンドをもった方々を中心にご登壇いただき、SDGsやSociety5.0で描かれる未来に思考を飛ばしながら現場起点で社会課題の解決策をさぐります。詳細およびお申し込みは下記イベントページをご参照ください。
https://peatix.com/event/2750509/view
・WarpHub Intersat
世界初となる小型光中継衛星による衛星間の光通信ネットワークサービス。2023年の実現を目指しています。
地上から500~800㌔の低軌道では地球観測などを行う人工衛星の数が爆発的に増えている。WarpHub Intersatによって地上との間での常時高速通信が可能になり、より多くの観測・センシングデータをリアルタイムに近い形で取得、利用できるようになり、持続可能な地球経済の実現に貢献します。
【株式会社ワープスペース】
2016年に設立。前身の大学衛星プロジェクトを含め、これまで2機の通信衛星を打ち上げています。宇宙や人工衛星に関する高い専門性に加え、JAXAをはじめとした研究機関とのパートナーシップ、つくば研究学園都市が保有する豊富な実験・試験設備等を強みに、民間として世界初の衛星間光通信ネットワーク「WarpHub InterSat」の実現を目指しています。
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