Craif、北海道大学大学院医学研究院が共同研究を開始 尿中エクソソームを用いた婦人科腫瘍の早期診断を目指す
Craif株式会社 (所在地:東京都文京区、CEO:小野瀨 隆一、以下Craif)は、北海道大学大学院医学研究院(所在地:北海道札幌市、大学院医学研究院長:畠山 鎮次)と共同研究契約を締結しました。本契約の締結によりCraifは、北海道大学大学院医学研究院 産婦人科学教室(渡利 英道教授)と尿中エクソソームを用いた婦人科腫瘍の早期診断に向けた共同研究を開始します。
■研究概要
婦人科臓器を原発とする悪性腫瘍には、子宮頸癌、子宮体癌、卵巣癌、外陰癌、腟癌などの上皮系悪性腫瘍、子宮肉腫などの間葉系悪性腫瘍があります。いずれの癌腫においても進行期は最大の予後因子であり、早期診断はその後の治療成績を大きく左右します。
本研究では、これら婦人科腫瘍の早期診断における尿中エクソソームを用いたスクリーニング方法の有効性について前向きに検討を行います。また、妊娠中には種々の胎児性成分が母体中にも検出され、偽陽性が増加する可能性が考えられるため、妊娠との鑑別を行うことを含めて検討いたします。
■Craifについて
Craifは、2018年5月創業の名古屋大学発ベンチャー企業です。日本が誇る素材力を用いて尿からエクソソームを網羅的に捕捉し、AI(人工知能)を組みあわせて医療に応用することで、現在のがん診療が抱えるさまざまな課題解決に取り組んでいます。当社が開発した酸化亜鉛ナノワイヤデバイスを用いることで、従来法より簡便に、かつ効率的にエクソソーム・細胞外小胞を網羅的に捕捉することができます。エクソソームは細胞間情報伝達の媒体であるため、中に含まれる核酸やタンパク質などの様々な”メッセージ物質”について解析することで、細胞間コミュニケーションと深いかかわりがあるがんをはじめとした多くの疾患について理解を深めることができます。本技術を応用することで、少量の尿から高精度でがんを早期発見する検査や、一人ひとりに最適な治療の選択が可能となる検査の開発に取り組んでいます。
当社は、本技術を次世代のバイオマーカー解析サービスとして提供し、医療・ヘルスケア領域を中心にあらゆる企業・アカデミアとの協業を通じて、当社のビジョンである“人々が天寿を全うする社会の実現”を推進いたします。詳細については、https://craif.com/をご覧ください。
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