CALL4、正式リリース3周年を記念して「CALL4 HISTORY」を公開
日本初(※1)の公共訴訟支援に特化したウェブプラットフォームCALL4(コールフォー)(運営:特定非営利活動法人CALL4、代表理事:谷口太規)は、正式リリース3周年を記念して3年間のあゆみを振り返る「CALL4 HISTORY」インフォグラフィックスを公開します。
■3年のあゆみを振り返る「CALL4 HISTORY」
CALL4は司法を通じた社会課題の解決を目指す公共訴訟を支援するため、クラウドファンディングや訴訟の背景にある「人の物語」を伝えるストーリーページ、訴訟資料のデータベースなどを提供するウェブプラットフォーム「CALL4」を2019年9月9日に開始いたしました。
多くの支援者の方々に支えられ、正式リリースから3周年を迎えたCALL4の累計クラウドファンディング額は6,000万円超、ケースへの累計支援件数は9,500超となりました。また、訴訟の背景にある「人の物語」や公共訴訟についてわかりやすく解説するコンテンツなど、CALL4が独自で制作したコンテンツは100件になりました。
※1 日本国内における「公共訴訟支援に特化したウェブ支援プラットフォーム」として、2019年9月に弁護士による見解など自社調査した結果
■代表理事 谷口太規よりコメント
「三権」の一つとされながら、司法は人々から縁遠くありました。社会を変えたいと思う時、訴訟を起こしてみようとか、裁判を応援してみようといったことは選択肢の一つにはなっていませんでした。この縁遠さをどうにかしてみたら何か変わるかもしれない、そんな思いからCALL4は始まりました。
3周年を迎え、これまでを振り返ってみて、これほど多くの人たちに支持してもらえるとは思っていなかったというのが率直な感想です。公共訴訟が提起しているさまざまな社会的イシューへの関心、公共訴訟そのものへの関心、またそうした動きを支えるCALL4への関心。多くの人たちから大きな期待を寄せられているのを感じます。この3年間で、ケース数は初年度の3倍になり、総寄付額は約10倍となりました。さまざまなメディアに取り上げていただき、今はCALL4の活動に参画したいと言ってくれる人たちも途絶えることがありません。
原告からは、CALL4があったから声を上げることを決意することができたと、弁護団からはCALL4を通じて得られたサポートでこれまでに比べてはるかに充実した訴訟を展開できたと、メディアの記者からは最近は何が起きてるかを知るためにCALL4のサイトを見ますと、言ってもらえました。
まだゆっくりとではありますが、少しずつ司法を、そして社会を変えつつある実感があります。私たちはこの歩みを止めません。
声を上げるよりも沈黙を強いられることが普通でなくなるように、能動的に社会を変えていく手段が私たちのものとなるように、さらに活動を続けていきます。
■「CALL4」について
「CALL4」は2019年9月のサービス開始以降、公共訴訟を支援するクラウドファンディングと、訴訟の背景にある課題や原告の人生を伝えるコンテンツの提供を行っています。活動を通じて、より多くの人たちが司法で起きていることを知り、関心を持ち、そしてさまざまな形で参画することができる仕組み作りに尽力しています。
同性婚訴訟、性風俗事業者に対する持続化給付金不支給を問う「セックスワークisワーク訴訟」、東京地裁・高裁で法令違憲判決が出された在外国民審査訴訟、入管施設内における暴行事件など、多くの訴訟について、訴訟概要やその問題背景についてのコンテンツ発信を行なっています。
■運営団体「特定非営利活動法人CALL4」について
特定非営利活動法人CALL4は、公共訴訟を支援するウェブプラットフォーム「CALL4」の運営のために設立された営利を目的としない法人で、代表を務める弁護士谷口太規の他、多様な専門性を有するプロボノメンバーによって活動が担われています。
詳細は以下よりご確認ください。
https://www.call4.jp/
CALL4は今後も、クラウドファンディングをはじめとするケースサポートを通じて、司法をより身近に感じていただけるよう日々活動してまいります。
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