【茅ヶ崎市美術館】6月18日より開幕!開館25周年記念企画展「イギリス風景画と国木田独歩」
https://www.chigasaki-museum.jp/exhibition/7425/
国木田独歩(1871-1908)は明治時代を代表する小説家。結核の治療で訪れた茅ヶ崎でその短い生涯を閉じた独歩の代表作『武蔵野』(1898)は、武蔵野の美しい風景を瑞々しい文体で描写しています。素朴な自然にロマンを見いだす新たな表現は文学者のみならず画家の間にも生まれました。
独歩の『武蔵野』に大きな影響を与えたのは、イギリスのロマン派詩人ウィリアム・ワーズワース(1770-1850)でしたが、産業革命や市民革命を経験し近代市民社会が成立した18~19世紀のイギリスでは、風景に対する関心が高まりをみせました。
ワーズワースは湖水地方を題材にして詩をつくり、ジョン・コンスタブル(1776-1837)は故郷の豊かな風景を、ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775-1851)は光と色彩に溢れた自然を描きました。伝統的な風景画が刷新され西洋風景画の頂点が築かれたと言えます。
本展覧会では独歩の自然観に触れつつ、郡山市立美術館と府中市美術館の優品を通じて、コンスタブルやターナーのみならず、ジョン・マーティン(1789-1854)、サミュエル・パーマー(1805-1881)などの画家たちにも焦点をあて、近代イギリス風景画の流れをたどります。さらに、わが国において名所絵的に描かれることが多かった風景画が明治以降どのように描かれるようになったのかをたどり、イギリス風景画の受容についても考察します。
関連イベント
講演会「イギリス風景画のきらめき」
講師:富岡進一(郡山市立美術館 主任学芸員)
日時:2023年7月23日(日) 14:00-15:30
会場:高砂コミュニティセンター 3階ホール1・2
定員:30名(申込制/先着順)
料金:無料(申込不要)
申込:6月18日(日)10:00より、電話または美術館受付にて開館時間内にお申し込みください。
ゲストトーク「日本近代美術とイギリス風景画」
講師:志賀秀孝(府中市美術館 学芸員)×小川稔(当館館長)
日時:2023年7月29日(土)14:00-(約40分)
会場:美術館展示室
料金:無料(要観覧券/申込不要)
ファミリープログラム「アート・キューブでめぐる作品の旅」
講師:藤田百合(東京国立近代美術館 教育普及研究員/エデュケーター)
日時:2023年8月19日(土) ①10:30-12:00 ②14:00-15:30
会場:美術館2階アトリエ、美術館周辺
対象:小学生以上の子どもと保護者
定員:各4家族(申込制/先着順)
料金:無料(要観覧券)
申込:6月18日(日)10:00より、電話または美術館受付にて開館時間内にお申し込みください。
※アート・キューブは、福島県立美術館と郡山市立美術館が開発した鑑賞用補助教材です。
ギャラリートーク
担当学芸員による作品解説。
日時:2023年6月24日(土)、7月15日(土) 各日14:00-(約40分)
会場:美術館展示室
担当:鈴木伸子(当館学芸員)
料金:無料(要観覧券/申込不要)
◎先生のための文化芸術プログラムも実施しています。詳細は、茅ヶ崎市美術館ウェブサイトをご覧ください。
開催概要
会期:2023年6月18日(日)-8月27日(日)
休館日:月曜日(ただし7月17日は開館)、7月18日(火)
開館時間:10:00-17:00(入館は16:30まで)
料金一般:1,000(900)円 大学生800(700)円 市内在住65歳以上500(400)円
※高校生以下、障がい者およびその介護者は無料 ※( )内は20名以上の団体料金
会場:茅ヶ崎市美術館 展示室1・2・3
主催:公益財団法人茅ヶ崎市文化・スポーツ振興財団
特別協力:郡山市立美術館、府中市美術館
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像