CloudflareとOracle、データ転送料金の削減とマルチクラウド環境への移行を目指して提携

OracleはBandwidth Alliance(帯域幅アライアンス)のメンバーとして、19社のクラウドプロバイダーとともに業界全体でのデータ転送料金の削減への取り組みを開始

Cloudflare

セキュリティ、パフォーマンス、信頼性を備えたより高度なインターネットの構築を支援する Cloudflare(クラウドフレア)は、本日、Oracleが不必要なデータ転送料の廃止を約束する最新のクラウドプロバイダーとしてBandwidth Alliance(帯域幅アライアンス)に加盟することを発表しました。これによって、Cloudflareのサイバーセキュリティ・ソリューションとOracleのクラウド・インフラストラクチャの両方を利用する企業は、Bandwidth Alliance非加盟のクラウドプロバイダーが請求する高額なデータ転送料金を回避でき、必然的にコストを削減することができます。


Cloudflareの共同創設者兼最高経営責任者(CEO)であるマシュー・プリンス(Matthew Prince)は、「ビジネスには選択肢と公正な価格設定が求められてしかるべきなのですが、残念なことに特定のベンダーは、データ転送に法外な料金を課して顧客を囲い込んでいます。私たちは、他社と協力してこの問題を解決し、節約された帯域幅費用をユーザー企業に還元するためにBandwidth Allianceを創設しました。Oracleがこの使命に賛同し、ベンダーの選択肢とエグレス料金の削減というメリットを企業にもたらそうとする取り組みは、素晴らしいことだと思います」と述べています。

2018年9月に創設されたBandwidth Alliance(帯域幅アライアンス)は、共通の顧客に対してデータ転送料金(エグレス料金)の割引や免除を提供する、先進的なクラウドおよびネットワーク企業のグループです。現在、19社がパートナーとして参加し、法外なエグレス料金に悩まされる顧客に、最高のパフォーマンスと優れた費用対効果を提供するべく協働しています。Bandwidth Allianceのパートナー企業は、互いに協力することで、コスト削減の効果を顧客に直接還元できます。また、顧客は、コンピューティングやストレージ、その他のクラウドサービスを選ぶ際、帯域幅費用を考慮する必要なく、複数のクラウドプロバイダーの中から最適な選択をすることができます。

Oracle Cloudのインフラストラクチャは、すでにネットワークサービスの低価格化を実現しており、顧客は比較的低コストで大量のデータを移動することができます。データ転送に関しては、受信は無料で、送信は地域ゾーンや製品SKUごとに最初の10TBまでは無料になっています。Oracleは、Cloudflareとの共通の顧客に対して、Oracle Cloud Infrastructure (OCI) Object Storageからのデータ転送のエグレス料金を無料にします。この取り組みは、北米を皮切りにグローバルにサービスを拡大し、既存のクラウドサービスと比べてすでに低価格なデータ転送料金をゼロにすることを目指します。
 
Oracle Cloud Infrastructureのエグゼクティブ・バイス・プレジデント Clay Magouyrk氏は、「当社は、マルチクラウドやハイブリッドクラウド環境を採用するかどうかに関わらず、お客様にクラウド利用の選択肢を提供することを常に重視してきました。また、当社は、お客様が所有するデータをクラウド環境や自社のデータセンターに出し入れすることに料金を課すべきではないと考えています。お客様にとって最も貴重な資産であるデータから、最大限の価値を引き出せるように支援したいのです。そのために、Cloudflareと提携して、変革の時を迎えている価格戦略に取り組むことにしました」と述べています。

詳細は以下のリソースをご確認ください。

Bandwidth Alliance | Oracle Cloud
https://www.cloudflare.com/bandwidth-alliance/oracle/

About the Bandwidth Alliance
https://www.cloudflare.com/bandwidth-alliance/

Blog: Empowering customers with the Bandwidth Alliance
https://blog.cloudflare.com/empowering-customers-with-the-bandwidth-alliance/

Oracle Cloud Infrastructure
https://www.oracle.com/cloud/
 


Cloudflare(クラウドフレア)について 
Cloudflare, Inc.( https://www.cloudflare.com/ja-jp/ / @cloudflare)の使命は、より良いインターネットの構築をサポートすることです。Cloudflareのプラットフォームは、ハードウェアやソフトウェアの追加、コードの変更を行うことなく、あらゆるインターネットアプリケーションを保護、高速化します。Cloudflareにより、インターネットプロパティの全てのトラフィックがインテリジェントなグローバルネットワークを経由してルーティングされ、リクエストを受け取るたびにスマートになります。その結果、パフォーマンスが大幅に向上し、スパムその他の攻撃が減少します。Cloudflareは「アントレプレナー」誌のTop Company Cultures 2018、「Fast Company」誌の2019年版World’s Most Innovative Companiesに選出されました。カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置き、テキサス州オースティン、イリノイ州シャンペーン、ワシントン州シアトル、ニューヨーク州ニューヨーク、カリフォルニア州サンノゼ、ワシントンDC、リスボン、ロンドン、ミュンヘン、北京、シンガポール、シドニー、東京に拠点を構えています。

本プレスリリースには、将来予想に関する記述(1933年米国証券法第27A条または1934年米国証券取引所法21E条(いずれも改正法)に該当する記述)があり、重大なリスクおよび不確定要因を含んでいます。将来予想に関する記述は、「場合があります」、「つもりです」、「するでしょう」、「はずです」、「見込まれます」、「可能性を探ります」、「する計画です」、「予想します」、「かもしれません」、「意図しています」、「目標とします」、「予定です」、「検討します」、「考えます」、「推測します」、「予測します」、「潜在的」、「引き続き」、またはそれらの否定表現、あるいは当社の予想、戦略、計画、または意図に関わるその他同様の用語および表現によって識別することができます。しかし、すべての将来予想に関する記述にこうした語句が含まれているわけではありません。本プレスリリースで明示または黙示されている将来予想に関する記述には、次を含みますが、これらに限定されません。Bandwidth Alliance並びに当社の製品および技術、OracleのBandwidth Alliance加盟によるお客様へのメリット、Bandwidth Alliance並びに当社の製品および技術から期待される機能およびパフォーマンス、Bandwidth Allianceに関する当社の計画および目的、当社の技術開発、将来の事業活動、成長、イニシアチブ、戦略、および当社のCEOなどのコメント。2021年8月6日に米国証券取引委員会(SEC)に提出されたフォーム10-Qに関する年次報告書およびSECに随時提出するその他の文書で詳記したリスク(ただしこれらに限定されない)など、さまざまな要因により、実際の結果が、将来予想に関する記述で明示または黙示したものと大きく異なる可能性があります。

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会社概要

URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区京橋2-2-1 京橋エドグラン26階 エグゼクティブセンター (TEC)
電話番号
050-1791-1110
代表者名
ジョン・ハーラー(John Haarer)
上場
海外市場
資本金
-
設立
2020年05月