アナウンサーの技を身につけて、コミュニケーションの悩みを解消! 書籍『アナウンサーが知っている 最強の居場所の作り方』2024年1月20日より発売
心に届くコミュニケーションが心地よい人間関係を作る。コミュニケーションのモヤモヤを解消するアナウンサーの技を詰め込んだ新しいコミュニケーションの教科書誕生!
アナウンサーが知っている 最強の居場所の作り方
■「ありがとう」と言ってもらえる存在になる
本書は宮崎放送とテレビ大阪のアナウンサーとして人気を博し、2023年の3月までテレビ大阪のアナウンス部長として自身の番組を持ちながら、後進の育成にもあたり、現在は社長秘書をはじめSDGs・CSR推進グループ長、放送番組審議会事務局長などを務め、新しい分野で活躍している黒部亜希子さんが「ありのままの自分を表現して、居場所を作るための方法」を書き尽くした初の書籍です。
本書は「心地よい人間関係を築きたい」と思うすべての人に役立つ情報満載の1冊となっていますが、本書の一番の特徴と言えるのは、コミュニケーションスキルを向上させるゴールを「人からありがとうと言ってもらえる存在になること」に置いていることです。
そのための方法をスッと頭に入ってくるやさしい文章で、わかりやすく丁寧に噛み砕き、手順を追って説明していきます。アナウンサーという「伝えるプロ」による新しいコミュニケーションの教科書の誕生です。
■表面的なテクニックを身につけても根本的な解決にはならない
コミュニケーションに悩みを抱える人は少なくありません。言いたいことがあっても、波風立てないようにするために、グッと飲み込んでしまう人はたくさんいると思います。
そうして少しでもその場の雰囲気を良くするために、会話のテクニックを駆使して、相手の気分を良くすることができれば、一時的にはコミュニケーションがうまくいったように思えるかもしれません。
しかし、それでは心がホッとするような人間関係を育むことは難しいでしょう。どれだけ上手に話せても、相手に合わせているだけでは、「接客」をしただけとも言えます。自己表現をすることなく、相手と本音で繋がることができなければ、心が満たされることもないでしょう。
■厳しい世界の中で磨き抜かれたアナウンサーのスキルを簡単に身につけることができる
アナウンサーは厳しい世界です。番組制作の最後の伝え手の役割を担って表に立つので、責任は重く非常に目立つのですが、タレントではありませんから目立ちすぎてもいけません。
そのうえ、
・正しく伝わられなければ、失格の烙印を押される。
・仲間に愛され、選ばれなければ仕事がもらえない。
こうした厳しい現実を突きつけられます。そうした中で、黒部さん自身、新人アナウンサーとして宮崎放送に入社した当初はもちろん、テレビ大阪に籍を移してからも、自分を存分に表現することができず、相手に合わせて、その場を取り繕うだけのコミュニケーションになってしまうことに悩んだ時期がありました。
そこで黒部さんは、どうすれば「相手が受け入れやすい効果的な伝え方」や「耳を傾けてもらうための在り方」が身につくのか、とことん考え、試行錯誤を繰り返しました。そうした努力の末に「言いたいことを上手に伝えながら、信頼を増すための再現性のある方法」を見つけることができたのです。
それは決して、難しいことではありませんでした。勇気が必要なわけでも、特別な知識が必要なわけでもなく、いつからでも身につけられる考え方と、誰にでもできる簡単な技でした。そうして黒部さんは、自身に習慣化することができたその技を、同じように悩む後輩にやさしく教え、導いてきました。
本書はそのメソッドを「やさしいコミュニケーションレシピ」として、初めて公開するものです。
「表面的にはうまくいく。でも、なんかモヤモヤしている」
こんなコミュニケーションの悩みをスッキリ解消することができる1冊となっています。
本書が役立つ人・役立つシーン
本書は職場の上司や同僚とのコミュニケーションはもちろん、会議やプレゼンテーション、オンラインミーティングといったビジネスシーン、夫婦や親子、兄弟姉妹のコミュニケーションといった家庭生活、友人・知人との会話、会合、学生生活の中での発表会、地域のコミュニティ活動など、どんなコミュニケーションの場面においても役立ちます。
【たとえば、こんな人に特におススメです】
□ 毎日笑顔を作るので、一人になるとグッタリする。
□ そんなつもりはないのに、誤解されてしまう。
□ 意見を言うのが面倒で、黙ってみんなに賛同している。
□ 相談したいが、どう言うかを考えるより、一人でがんばったほうがマシ。
□ 表面上うまくいっているが、腹を割って本音で語り合える仲間はいない。
【本書の特徴】
【誌面イメージ】
もくじ
序 章 伝わらない本当の理由 ~ モヤモヤした孤独感から脱け出す思考
●「伝わらない」の思考をなくす
伝わらなかった原因は誰にある? / 伝わらなかったのは自分の責任と考えれば、解決策が見えてくる
●「伝える」と「伝わる」の違い
「伝える」と「伝わる」の間には明確な違いがある / 伝わらなければ、伝えたことにはならない
●なぜ伝わらないのか
「伝わらない」には2つの種類がある
・Point① 相手を知らないから伝わらない
・Point② 正しく理解されないから伝わらない
第1章 「伝わらない」を「伝わる」に変える10の法則
●相手や状況を理解できていないから伝わらないケース①~⑤
・Case① 聞くのを遠慮して NG×察する
・Case② わかり合おうと思って NG×解釈する
・Case③ 相手を理解したくて NG×自分だったらと置き換える
・Case④ 想定外を怖がって NG×答えを予想しながら質問する
・Case⑤ 思いが募って NG×丁寧に伝えようとする
●自分の魅せ方を知らないから伝わらないケース⑥~⑩
・Case⑥ 相手を気遣って NG×笑顔を作る
・Case⑦ 嫌われたくなくて NG×相手に同調する
・Case⑧ 表現力を磨こうと NG×語彙力を鍛えようとする
・Case⑨ わかる人にはわかると NG×自己アピールしない
・Case⑩ 頼ってはいけないと NG×一人で努力を続ける
第2章 相手を知るために「観察」するときの極意
●観察をすれば、会話の場を整えることができる
場が整っていれば、相手の方から話を聞こうと身を乗り出してくれる / 円滑なコミュニケーションを図れるようになる第一歩は観察すること
●7つの観察項目
伝えたいことを相手にきちんと届けるために相手を観察する / 観察するときは客観的な事実を見るようにする / 立てた仮説を観察によって裏付けていくのが効果的
●職場で上司を観察するときのポイント 観察項目①~④
・Point① 相手のスケジュール
・Point② 相手が好むコミュニケーションの手段
・Point③ 相手が好むコミュニケーションの癖
・Point④ 相手が好むコミュニケーションのスピード
●仲良くなりたい相手を観察するときのポイント 観察項目⑤~⑦
・Point⑤ 相手がいま関心があること
・Point⑥ 相手が大切にしている価値観や趣向
・Point⑦ 相手の表情や反応の変化
第3章 自分を知ってもらうために「表現」するときの極意
●魅せる技術で差をつける Part①【声】で魅せる
・Voice① 表現の源はエネルギー
・Voice② 声を整える朝の習慣
・Voice③ 手鏡片手に「遅口言葉」
●魅せる技術で差をつける Part②【姿】で魅せる
・Figure④ 振り向かれる立ち姿
・Figure⑤ 存在を大きく見せる座り方
・Figure⑥ プレゼンはゆっくり堂々と動く
・Figure⑦ 体を前に乗り出す効果
・Figure⑧ 緊張を解く3つの秘訣
●魅せる技術で差をつける Part③【目】で魅せる
・Eye⑨ 目元から安心させる
・Eye⑩ 目に喋らせる
・Eye⑪ 目玉は左右に動かさない
・Eye⑫ 目線で説得力を増す
・Eye⑬ オンライン会議の目線はココ
●魅せる技術で差をつける Part④【話し方】で魅せる
・Talk⑭ 相槌【①言葉編】
・Talk⑮ 相槌【②仕草編】
・Talk⑯ やめたい口癖とマネしたい口癖
・Talk⑰ 話し始めるタイミングをずらす3つのコツ
・Talk⑱ 台本は箇条書き
・Talk⑲ 書き言葉で話さない
・Talk⑳ 変化を実況中継する
【COLUMN】表現するためにアナウンサーが本番前にしていること
第4章 「ありがとう」で繋がり 心地よい人間関係を作る
●「ありがとう」がもたらす効果
ありがとうの言葉にはメリットがたくさんある / ①反応が得られやすく、嫌な思いをするリスクが低い / ②言った自分のことも癒すことができる / ③相手と自分を簡単に繋いでくれる
●「ありがとう」を伝えるときの心構え
・Point 無理に言わない
・Point 感謝することが見つからないときに試す3つのこと
・Point 「ありがとう」には2つある
【COLUMN】 最強に伝わる「今日もありがとう」
●「ありがとう」の伝え方
棒読みを回避するために視聴者を想像する / “ありがとう”の前に言葉をくっつけると心を込めやすい
●反射的に「ありがとう」が出るレッスン
感情を表に出すことに慣れる / ①感情を表に出す練習をしておく / ②相手の反応に期待をしない / 構えずに気軽に感情を解き放つ
●「ありがとう」を言われる人は何が違うのか
・Point 自分から先に「ありがとう」を言う
・Point 完璧な自分を諦めている
・Point 「面白いことがあるかも」で巻き込まれる
著者略歴
黒部 亜希子(くろべ・あきこ)
元テレビ大阪アナウンス部長
1973年生まれ。兵庫県出身。聖心女子大学文学部卒。
1996年宮崎放送に入社。ラジオとテレビ両方のアナウンサーとして勤務。1999年にテレビ大阪に転職し、報道・スポーツ・情報バラエティまで、幅広く活躍した。
2020年4月から3年間はレギュラー番組のナレーションを担当しながらアナウンス部長を務め、2022年12月ドキュメンタリー番組のナレーターとして出演したのを最後に2023年4月からは社長秘書を担当。あわせて経営企画局 次長 兼 秘書広報 兼 SDGs・CSR推進グループ長および放送番組審議会事務局長も務め、アナウンサー時代の経験を活かして新たな分野に活躍の場を広げている。
これまで携わった番組は、100作品超。
アナウンサーとして鍛えた「表現力」「会話力」「自己プロデュース力」を活用し、司会やプレゼン、就活など、あらゆる場面で役立つ話し方を、体系化して教えることを得意とする。
書籍情報
書 名:アナウンサーが知っている 最強の居場所の作り方
著 者:黒部 亜希子(くろべ あきこ)
定 価:1,650円(本体1,500円+税10%)
判 型:四六判
頁 数:本文272頁
発売日:2024年1月20日(地域等によって異なります)
発行所:株式会社 法研
ISBN 978-4-86756-090-7
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