不登校の子どもたちが地域に感謝を伝える子ども食堂を開催!熊本学習支援センター「感謝祭」
日程:2024年2月9日(金) 場所:熊本県熊本市中央区大江地域コミュニティセンター
一般社団法人 熊本私学教育支援事業団(代表 仙波達哉)が運営する不登校やひきこもりの小中高生に学びの場を提供する熊本学習支援センター(以下 センター)は、熊本市中央区大江地域コミュニティセンターで、2024年2月9日(金)に「熊本学習支援センター 感謝祭」として「会食形式」で子ども食堂を開催いたしました。
今回の感謝祭では、大江地域コミュニティセンターに地域の皆様や地元企業を招待し、熊本学習支援センターに通う不登校の子どもたちが調理、配膳を行う「会食形式」の子ども食堂を開催しました。来場者には、センターの各教室の子どもたち手作りのバレンタインのチョコレートを参加御礼として配布しました。
当日は約15名のセンターに通う不登校の小学生~高校生の子どもたちが運営スタッフとして調理や配膳を行いました。約60名の地域の皆様が参加してくださり、センター感謝祭は大盛況となりました。
今回の感謝祭では、センターに通う中学生3人が中心となり準備を進めてきました。
近隣の企業や地域の方々にチラシ配りや挨拶周りをしたり、来場してくださった地域の皆様に向けて「熊本学習支援センター」の紹介プレゼンテーションを作成し、発表を行いました。
子どもたちは、プレゼンテーションを準備し大勢の前で発表すること自体、初めての挑戦でした。
「自分たちの居場所であるセンターってどんなところだろう?」「自分たちはセンターに来てどう変わっただろう?」とみんなで話し合い、子どもたちが主体となってセンターのことを紹介する文章を用意しました。
本番では、来てくださったたくさんの方々の前で発表することができ、終わったあとの3人は、やり切った達成感に溢れた表情をしていました。
聞いていた来場者の地域の皆様からは拍手喝采。「これからも将来に向けて何事にも挑戦していってね」「応援しているよ」とあたたかい励ましのお言葉をいただきました。
中学3年生のTさんは、「緊張したけど挑戦してみてよかった」と笑顔で話しました。
事業団は、希薄化している地域のコミュニティの活性化や、生活困窮世帯への支援を目的に子ども食堂事業(毎月第2・第4土曜日)、宅食事業(毎週水曜日)を実施しています。お弁当に使用している食材は、地元企業のグリーンコープ、熊本大同青果などから寄付をいただき運営しています。たくさんの寄付や活動場所提供のおかげで、地域で活動を行うことができているからこそ、今回は「センターに通う子どもたち」が、大江校区の地域住民や企業に恩返しをすべく日頃の感謝の気持ちを込めて調理や配膳を行い、コロナ後初の会食形式での子ども食堂を行いました。センターの子どもたちの存在や頑張りを、地域の皆様に直接知っていただける機会になりました。
参加した子どもたちからは「ありがとう、とたくさん言ってもらえて嬉しかった」との声があり、子どもたちが地域のコミュニティのあたたかさを肌で感じ、感謝を伝える機会になりました。
また、感謝祭を通して地域の人々を喜ばせる経験が、子どもたちの人間的成長の機会にもなったと思います。
今後も事業団では、子どもたちが地域の皆様とのつながりを感じられるあたたかい地域コミュニティを目指してまいります。
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