【公開実験開催】能登半島地震を再現!耐震+制振の違いを検証「富山振動台実験」5月27日・28日開催|木造住宅用制振装置 evoltz
制振装置メーカーのevoltzが、住宅事業者を招待し公開振動台実験を実施。制振装置の必要性をアピールした。

株式会社evoltz(本社:静岡県浜松市中央区、代表取締役:渥美幸久)は、2025年5月27日、28日に、富山県の実験施設において、制振装置evoltzの性能を実証するための振動台実験を実施しました。
今回の実験には、evoltzを採用している企業や採用を検討している企業など、全国各地より26社51名が参加しました。
参加者様の声

Q:今回初めてevoltzの効果を目の当たりにした感想は?
実は、evoltzを取り入れてからもう3年ほど経ちます。これまでは資料やイメージだけで理解していたのですが、今回初めて実験を見て、「これはevoltzを絶対に入れておかないといけない」と実感しました。
Q:本公開実験に参加して良かった点を教えてください。
家づくりには耐震性や快適性など、さまざまな要素がありますが、正直ここ最近は“耐震・制振”の重要性が当たり前になりすぎて、以前ほどお客様への伝え方に熱が込もっていなかったように感じていました。今回の実験と、その後の講習を通して、改めてその大切さに気づかされ、「もう一度家づくりをブラッシュアップしよう」という意識が高まりました。非常に良い機会になりました。

現在、私たちは耐震等級3の住宅づくりに取り組んでいます。今回、初めて振動台実験を見学しましたが、想像以上に揺れていることに驚きました。耐震等級3であっても、繰り返しの地震動が加わることで、徐々に破断が起きていく様子を目の当たりにし、とても貴重な体験になりました。

改めて感じたのは、地震は一度きりではなく、繰り返し発生するものだということです。私たちはつい「震度がいくつだったか」に意識が向きがちですが、実際にはその後にも余震が続き、それによって建物の損傷がどんどん深刻になっていくのだと、今日の実験を見て実感しました。シンプルに「地震は本当に怖い」と強く思わされました。

繰り返しの地震を受ける中で、evoltzを装着する前は徐々に揺れが大きくなる印象がありました。ですが、evoltz装着後に同じように揺らしてみると、繰り返しの揺れに対する変形が明らかに少ないことを実感しました。これは設計や性能提案の中で活用していきたいと考えています。
実験概要試験風景
今回の実験では、2つの木造住宅の構造体を用意し、それぞれ以下の条件で加振実験を行いました。
①許容応力度計算における耐震等級3の壁量を想定した構造体
②許容応力度計算における耐震等級3の壁量を想定した構造体+evoltzを装着
両方の構造体に対して、
本年1月に発生した能登半島地震を想定した繰り返し地震を与えました。
※加振地震波 BSL45→BSL91を繰り返し入力


加振後の躯体を確認にいく参加者様実験結果
①許容応力度計算における耐震等級3の壁量を想定した構造体
→3回目の加振で安全限界値を越えて 実験中止
②許容応力度計算における耐震等級3の壁量を想定した構造体+evoltzを装着
→構造体は7回目の加振までは耐えることができ、8回目の加振で初めて安全限界値を越える
つまり、evoltzを装着した構造体は耐震等級3の構造体と比較して2倍の回数の地震に耐える、ということです。
耐震等級3の構造体に関しても、大地震、中規模地震に対し効果を発揮しますが、より長く構造体を持たせるためのevoltzの有効性が実証されました。


耐震等級3の実験中の解説
構造塾主催の株式会社M's構造設計佐藤実先生に実験の立会いをいただきました。
能登半島地震の現地視察を行なっている佐藤先生から90分間の特別講義をいただき、
許容応力度計算による耐震等級3の話はもちろんのこと、構造計画ルールの重要性を解説いただきました。


制振装置evoltzとは?
「バイリニア特性」evoltz twは震度1程度の小さな揺れから震度7の大きな揺れまで効果的に対応し、制振効果を最大限に発揮します。この性能をバイリニア特性と言い、木造住宅向けに小型化した製品を開発したことで特許を取得しました。

会社概要
株式会社evoltz
代表取締役:渥美幸久
会社設立日:2022年10月4日
資本金:1億円
事業内容:制振装置の企画・開発、販売、木造建築の構造計算及び構造面のサポート及びそれに付随する事業一式
本社/東海支店:静岡県浜松市中央区高丘西二丁目3番6号
東日本支店:東京都千代田区丸の内一丁目8番2号 鉄鋼ビルディング 4階
関連会社:C&eホールディングス株式会社、千博産業株式会社
主要取引先:株式会社阿部商会(BILSTEIN)
お問い合わせ先
株式会社evoltz マーケティングチーム
住所: 静岡県浜松市中区高丘西2-3-6
電話: 053-522-7766
メール: s-imamura@chihiro.co.jp
実験概要や製品、詳細を知りたい方は下記よりお問い合わせくださいませ。
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