knewit、サプライチェーン変革に特化したテーラーメイド型ソリューション「ニューイット」を開発

現行システムと共存前提で、手動処理のデジタル化を実現

株式会社knewit

2025年3月24日 14時00分

　Supply Chain Re-engineering（SCR、サプライチェーン・リエンジニアリング）に挑戦する株式会社knewit（読み：ニューイット、本社：東京都千代田区、代表取締役：小川直哉）は、商社・卸・メーカー向けに、サプライチェーン変革に特化したテーラーメイド型ソリューション「ニューイット」を開発したことを発表いたします。

　「ニューイット」は、受注管理・デリバリー管理・配送管理・納入先管理などの機能をモジュール（部品）として用意し、それらを“最適な組み合わせ“で提供します。顧客の身体に合ったスーツを縫うように、「テーラーメイド」で機能を組み合わせることが可能なソリューションサービスです。

■サプライチェーン管理の課題：システムと手動処理が混在

　サプライチェーンは、高度経済成長期から必要性のなかで継ぎ足され、変化・複雑化してきました。その特性ゆえ、特定業務内においては一部システム化が行われていたとしても、業務と業務をつなぐ運用においては、いまだデータの手動転記や表計算ソフトでの管理等が行われていることがほとんどです。サプライチェーン全体を一気通貫して管理できるシステムが不在した結果、手動入出力・転記時のヒューマンエラーによるデータ不整合や、データ点在による管理複雑性の肥大化が続く現状があります。

■「ニューイット」が実現すること：現行システムと共存前提でデジタル化を実現

　テーラーメイド型ソリューション「ニューイット」は、機能をモジュール（部品）単位で“最適に組み合わせ“て利用することが可能なシステムです。基幹システム相当として、サプライチェーン全体を一気通貫して利用することも可能な一方、現行システムと共存・接続しながら、部分的に残存する手動処理フローのデジタル化に個別対応することも可能な、柔軟なモジュール単位システムとなっています。これにより、属人管理の課題や管理複雑性の解消に直接的に貢献します。

■「ニューイット」４つの特徴

①対応業務の網羅性：サプライチェーン全体を一気通貫して管理可能

　サプライチェーンの受発注から配送計画、納入先情報管理まで一気通貫して管理・対応可能です。

②導入仕様の柔軟性：機能モジュール単位で導入可能

　４つの機能モジュール（※後述）からなり、自社の状況・課題に沿って個別の機能単位で導入が可能です。

③外部システムとの連動性：現行システムと共存前提

　柔軟なcsvの入出力形式を用意するなど、現行システムとの共存・接続を前提に設計しています。

④継続的な拡張性：漸次的変化性にタイムリーに対応

　モジュールの追加、利用組織の追加、取り扱い品目の追加等に即時で対応できる設計で、「日々変化する」というサプライチェーンの特性に則した拡張性の高いシステム構造を具備しています。

■「ニューイット」の各モジュールの詳細

①ニューイット受注

　受注情報の管理を行うモジュールです。AI OCR技術を活用し、FAXやメールのPDFを読み取り、受注情報を管理システムや基幹システムへ自動登録します。受注の仕分けやシステムへの転記工数の削減により、効率化を図ります。

②ニューイットデリバリー

　受注した商品のデリバリー業務全般の管理を行うモジュールです。見積もり依頼・回答、発注・加工から配送・出荷指示までを含むチームや部門単位で案件進捗を一元管理できます。システム上から、依頼書や見積書を作成し、メールでの送付や履歴の管理まで実施でき、チームで抜け漏れなく、効率的に案件を管理できます。

③ニューイット配送

　配送計画の管理を行うモジュールです。事業部門と物流部門、パートナー運送会社が共同で利用でき、適切なアクセス権限の元、配送計画を一元管理することができます。情報伝達業務を大幅アップデートできるほか、データ分析機能を搭載し積載効率や輸送効率の可視化も可能です。

④ニューイットカルテ

　納入先情報の一元管理を行うモジュールです。マップ作成から、選択形式でマニュアルを作る機能を搭載。データベースとして社内外から情報を一括収集する機能もございます。

■利用実績

　各モジュール単位で既に多くの業種業態で導入され、評価を受けています。

■「ニューイット」リリースの背景

　当社のミッションは、Supply Chain Re-engineering（SCR、サプライチェーン・リエンジニアリング）です。サプライチェーンは、高度経済成長期から必要性のなかで継ぎ足され、変化・複雑化してきました。その歴史を軽視すること無く尊重・理解しながら、複雑化したサプライチェーンを紐解き、より本質的に関係者全員が幸福になりうる新たなあり方を、豊富な知見とテクノロジーを持って最短で構築することが、当社のミッションです。

　大半の企業には既にERPや生産管理システムなどの既存システムが存在し、簡単には置き換えできません。当社は全面リプレイスではなく、追加・連携というアプローチを取り、企業が元々持つオペレーションを尊重しながらデジタル化を進めます。そのためのシステムとして、「ニューイット」を開発いたしました。

　当社は今後も、複雑化するサプライチェーンの最適化を目指し、企業の業務効率化に寄与する「ニューイット」の新機能の追加を継続して行ってまいります。

　なお、当社のサプライチェーン変革にかける思いは、代表小川のnoteでも掲載しています。ぜひご一読ください。　

ソリューション・技術・チームでサプライチェーンリエンジニアリングを推進　代表小川インタビュー