株式会社ユニファイジャパン、シンガポール2V SYSTEMSと戦略的提携パートナーシップを締結

⽇本の半導体復権へ。RISC-VベースのエッジAIを核とした国内コンソーシアムの形成に向けて始動

株式会社ユニファイジャパン

株式会社ユニファイジャパン(本社:神奈川県川崎市、代表取締役:寺⽥常徳、以下「ユニファイジャパン」)は、シンガポールの半導体企業である2V SYSTEMS GLOBAL PTE. LTD.(本社:シンガポール、以下「2V SYSTEMS」)と、2026年5⽉22⽇付で戦略的提携パートナーシップ契約を締結いたしました。本提携を通じて、オープンアーキテクチャであるRISC-Vを活⽤したエッジAI事業を⽇本市場で本格展開し、将来的にはハードウェアからソフトウェア、サービス実装までを包括する強⼒な国内連合体(コンソーシアム)の形成、および⽇本の半導体産業の復権を⽬指します。

1.  提携の背景と⽬的 

世界的にAI技術とデータセンターの需要が急増する中、特定ベンダーに依存しないオープンな技術基盤の確⽴が求められています。また、機密性の⾼いデータを扱う医療分野や、⾼度な制御技術を要する製造業においては、クラウドを介さずに端末側で⾼速処理を⾏う「エッジAI(HIA)」の重要性が⾼まっています。⽇本の産業界は伝統的に組み込み技術や制御系に強みを持っており、エッジAI分野において再び世界のリーダーシップを握る潜在⼒を持っています。

ユニファイジャパンは、計画を進⾏しているデータセンター建設を起点として、次世代のAIソリューションを展開する構想を進めています。この実現のため、RISC-V分野で最先端を⾛る2V SYSTEMSと提携し、同社の⾼性能かつコスト効率の⾼い半導体技術を⽇本市場向けにカスタマイズして提供する体制を構築しました。本提携により、データ主権の確保やサプライチェーンの強靭化といった⽇本の産業課題の解決に貢献します。

【提携のポイント】

エッジAIソリューションの提供:2V SYSTEMSより、⽇本市場向けにカスタマイズされたエッジAIチップ、ボード、ゲートウェイソリューション(ハードウェアおよびソフトウェアを含む)の提供を受けます。

戦略アドバイザーの就任:2V SYSTEMSならびに同社が指定する専門家であるDr. Chio Fai Aglaia Kong氏およびMr. Fai Yeung氏が戦略アドバイザーに就任し、専門知識に基づく支援を受けます。Dr. Chio Fai Aglaia Kong氏は、Googleでクラウドインフラ担当CTO、Ciscoでエンタープライズ・ネットワーキング&IoT担当VP/CTOを歴任した技術リーダーです。Mr. Fai Yeung氏は、Xilinx(現AMD)のAPAC担当VP兼MD、Freescale(現NXP)のアジア事業責任者などを務めた、半導体事業の豊富な経験を有する経営人材です。両氏の参画により、グローバル水準の半導体・AI分野の知見を日本市場での事業立ち上げ、パートナー連携、実装推進へとつなげていく体制を強化します。

研究開発とGo-To-Market⽀援:2V SYSTEMSがRISC-V AIアクセラレータ分野のグローバルリーダーとして成功するための研究開発、製造、および市場展開活動を⽀援すべく、コンソーシアムを通じて同社への投資を実施します。

2.  2V SYSTEMSについて

2V SYSTEMSは、シンガポールを拠点とし、データセンターやクラウドインフラ、エッジAI向けの⾼性能かつコスト効率の⾼いRISC-VベースSoC(System on Chip)の開発に注⼒するファブレス半導体企業です。チップ設計から独⾃のソフトウェアスタック、システムソリューションまでを⼀貫して開発し、TSMC等のウェハーファブやASE等の OSAT企業と提携して製造を⾏っています。

中核となる技術チームは、Intel、AMD、Google等の⼤⼿テクノロジー企業で20年以上のASIC(特定⽤途向け集積回路)開発経験を持つ専⾨家で構成されています。

※RISC-Vとは:RISC-V Internationalが推進するオープン標準の命令セットアーキテクチャ(ISA)です。柔軟な拡張性を持ち、特定の企業に依存しないため、多様なAIワークロードに最適化されたカスタムチップの開発を可能にし、世界中で急速にエコシステムが拡⼤しています。

3.  ⽇本で⽬指す⽅向性 

ユニファイジャパンは、本提携を単なる海外半導体製品の導⼊にとどめず、⽇本国内での実装‧運⽤‧共同開発までを視野に⼊れた産業基盤づくりとして位置づけています。特に、医療、製造、研究開発、インフラ、産業オートメーションといった、機密性‧リアルタイム性‧安定稼働が重要な領域において、エッジAIおよびオンプレミスAIの普及を後押ししていく考えです。

今後は、2V SYSTEMSのRISC-Vベース技術を⽇本市場向けに最適化し、国内パートナーと連携しながら、AIハードウェア、ソフトウェア、アプリケーション、運⽤⽀援までを⼀体で届ける事業モデルの構築を⽬指します。これにより、⽇本企業が⾃社データと現場知⾒を活かしながら、より主体的にAI活⽤を進められる環境の整備を進めてまいります。

4.  3段階の事業ロードマップと⽇本での展開

ユニファイジャパンは、2V SYSTEMSの技術を活⽤し、2028年をマイルストーンとする以下の3段階のロードマップを推進します。

■  展開ロードマップ 

【第1段階】エッジAI基盤の展開 

提供製品:Edge AIチップ、AIドングル、⼩型AI PC、産業⽤AIモジュール、AIゲートウェイ、開発ボード

特⻑:JEA81チップを中核とし、最⼤4  TOPSのNPUを搭載。-40°C〜+85°Cの広温度範囲に対応し、10年以上の⻑期供給を保証。既存設備にAI性能を後付けする「プラグ&プレイ」対応のドングルなど、⽇本の産業オートメーションやスマート製造(外観検査、設備予知保全等)に最適化したフルスタック機能を提供します。

 【第2段階】エンタープライズAIの実装 

提供領域:ソブリンAI in a Box、オンプレミスAIサーバー、企業内データ活⽤ AI、R&D向けAI、製造業向けAI、医療‧材料研究向けAI

特⻑:データ主権(秘匿性)を重視する企業や研究機関に対し、セキュアなオンプレミス環境で稼働するエンタープライズ向けAIソリューションを提供します。

 【第3段階】クラウド‧データセンター向け展開 

提供製品:⾼性能RISC-V CPU(AI推論⽤)、AI推論⽤クラウドチップ、チップレットベースCPU、AIアクセラレータ統合チップ、サーバー向けCPU、データセンター向けAIチップ

特⻑:エッジからクラウドまでをシームレスに連携する、次世代AIデータセンター向けの⼤規模演算ソリューションを展開します。

5.  AIハードウェア‧ソフトウェア コンソーシアムの組成構想 

本プロジェクトを社会実装するためには、ハードウェアの安定供給、ソフトウェア‧アプリケーションの開発、そしてシステム構築(SI)までを網羅する強⼒なエコシステムが不可⽋です。

ユニファイジャパンは、⼤⼿商社、半導体関連企業、ソフトウェア特化型パートナー、 SIer等と連携し、AI基盤の設計からサービス実装までを包括的にサポートする「国内連合体(コンソーシアム)」の形成を志向しています。現在、複数の有⼒企業との協議を開始しており、パートナー企業の参画を広く呼びかけてまいります。

6.  ⽇本の半導体産業復権に向けた展望 

⽇本の半導体産業は、かつて世界市場を牽引してきましたが、近年の国際競争の中でシェアを縮⼩させてきました。しかし、エッジコンピューティングや制御技術の分野においては、現在も世界トップクラスの知⾒と現場⼒を有しています。

ユニファイジャパンは、2V SYSTEMSの先進的なRISC-V半導体技術と⽇本の強みである産業技術を融合させることで、まずは「エッジAI(HIA)」という特定分野において圧倒的な優位性を確⽴します。この取り組みを⾜がかりに、次世代AI分野における技術的遅れを挽回し、⽇本の半導体産業およびAI産業全体の復権、ひいては新たなグローバルリーダーシップの獲得を⽬指してまいります。

■  ⽇本におけるRISC-V市場規模(外部調査レポートより)

SHD Group公開の「RISC-V Market Analysis 2024 Abridged Report」によると、⽇本のRISC-V市場(RISC-V CPUコアを搭載したSoCの売上⾼ベース)は、2023年推計で8.16億⽶ドル、2026年予測で37億⽶ドル、2030年には116億⽶ドルに達する⾒通しとされています。2023年から2030年までの年平均成⻑率(CAGR)は 47.4%とされており、⽇本はRISC-V関連市場の有望な成⻑地域の⼀つとして位置づけられています。

特に2026年時点でも市場拡⼤が明確に⾒込まれていることから、本年のPR発信においても、RISC-Vが将来テーマにとどまらず、すでに具体的な成⻑局⾯に⼊っている技術領域であることを⽰す材料として位置づけられます。あわせて同レポートでは、⽇本の市場シェアが2023年の7.1%から2030年に18%へ拡⼤すると予測されています。

同レポートでは、対象範囲として産業機器、⾃動⾞、ネットワーキング、コンピューティング、コンシューマー、その他⽤途が含まれており、RISC-Vの採⽤拡⼤が⽇本の製造業、研究開発、インフラ、エッジAI導⼊の広がりと連動して進む可能性が⽰唆されています。本提携は、こうした市場成⻑の潮流を⾒据え、⽇本国内での実装⼒と事業基盤の強化を図る取り組みとして推進してまいります。

出典:SHD Group「RISC-V Market Analysis 2024 Abridged Report」

URL:https://theshdgroup.com/wp-content/uploads/2024/01/RISC-V-Market-Analysis-2024-Abridged-Report-2.pdf

■  本リリースのまとめ

・ユニファイジャパン、シンガポール次世代半導体企業2V SYSTEMSと戦略的提携

・「RISC-V」アーキテクチャを採⽤したエッジAIチップを⽇本市場へ本格展開

・2028年に向けた3段階ロードマップを発表、エッジからデータセンターまでをカバー

・ハードからソフト、システム実装までを担う「国内AIコンソーシアム」の組成を構想

・エッジAI分野での優位性確⽴を通じ、⽇本の半導体‧AI産業の復権を⽬指す

■  図解で⾒るRISC-VベースAI半導体と実装イメージ

 本提携の技術的な考え⽅と、エッジからオンプレミス、データセンターへと広がる実装イメージを、以下の図で整理しています。


■  会社概要 

株式会社ユニファイジャパン

代表者:寺⽥常徳

所在地:神奈川県川崎市 

事業内容:SDGsに基づく研究‧事業発信プラットフォーム「UNIPLAT」の運⽤、オンリーワン商品の開発、研究者‧企業の権利管理および商⽤化⽀援等。 

公式サイト:https://unify21.co.jp/

2V SYSTEMS GLOBAL PTE. LTD. 

所在地:シンガポール

事業内容:データセンター、クラウドインフラ、エッジAI向けの⾼性能RISC-VベースSoCの設計および開発

公式サイト:https://www.2vsystems.com/


 ■  参考注記 

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会社概要

株式会社ユニファイジャパン

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URL
https://unify21.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
神奈川県川崎市川崎区駅前本町 11-2 川崎フロンティアビル12F-B
電話番号
-
代表者名
寺田常徳
上場
未上場
資本金
-
設立
2022年04月