再エネ×マイニング実証が第二フェーズへ 卒FIT時代の新たな出口戦略を検証
自然エネルギー事業を手掛ける株式会社エンバイオ・ホールディングス(代表取締役社長:中村賀一、本社:東京都千代田区)は、ビットコインマイニング企業である株式会社ビタモン(代表取締役:川上 裕人、本社:東京都渋谷区、以下ビタモン)との共同実験の第二フェーズとして、実際の野立て太陽光発電所におけるビットコインマイニングの実証実験を開始いたしました。
本実証実験は、第一フェーズで得られた採算性の知見を踏まえ、より実運用に近い環境下で持続可能なマイニングモデルの確立を目指すものです。
第一フェーズの成果
第一フェーズでは、ビットコインマイニング事業における電力コストの採算分岐点(ブレイクイーブンポイント)を明確に把握しました。具体的には、収益性を確保できる電力単価の水準を検証し、複数のシミュレーションを通じて事業成立条件を定量的に整理しました。また、ASICチップの周波数・電圧といった細かな動作パラメーターを段階的に最適化することで、同じ電力量でより多くの計算が行えるようになり、定格運転時と比較して、計算に関する電力効率(J/TH)を最大15%改善することに成功しました。
その結果、電力単価には市場環境や設備条件によって一定のレンジが存在するものの、各電力会社が公表している卒FIT単価(固定価格買取制度終了後の単価)を上回る水準であっても、設備効率の最適化や運用条件の工夫次第では十分な採算性が見込めることを確認しました。
第二フェーズについて
1,概要
これまでの実験は室内環境下で実施し、空調制御や換気を行うなど、マイニングマシンに過度な負荷がかからない条件で検証を進めてきました。今回は、今後増加が見込まれる卒FIT後の野立て太陽光発電所に近い実環境下で検証を行います。本取り組みは、ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社の協力のもと、長野県内の実際の太陽光発電所にて実施します。

2,体制

主な検証項目
本実証では、以下の観点から検証を行います。
・マイニングマシンの稼働時間とマイニング量の関係
・マイニングマシンの稼働時間と消費電力の関係
・天候による発電量の変動が、稼働状況にどのような影響を与えるか
・太陽光発電だけで安定して運転できるかどうか
・蓄電池が必要かどうか、また必要な場合の適切な容量
・雨の日や夜間でも運用が可能かどうか
・発電量や電池残量、日射量などに応じた遠隔でのオン/オフ制御や稼働調整の方法
今後
卒FITを迎える太陽光発電所の増加が見込まれる中、電力の有効活用および新たな収益機会創出は重要なテーマです。本実証において、野立て太陽光発電所設置環境でのビットコインマイニングの実行可能性を探り、継続して技術的・運用上の課題整理行っていきます。得られた知見をもとにさらに様々な条件下での追加検証を行い、再生可能エネルギーの有効活用モデルの実現を目指し、新たな価値創出と持続可能な社会の貢献に取り組んでまいります。
【ビタモン】について
ビタモンは、デジタル資産の新時代を切り開くビットコインマイニングを主軸事業とする先進企業です。2018年よりビットコインマイニングに携わってきた経験豊富な代表と、グローバルなマイニング事業の動向に精通するメンバーによって構成されており、世界各地で培った知見をもとに革新的なマイニングソリューションを提供しています。安定した電力調達と低コストでのマイニング環境を実現し、ビットコインの持続的な成長と普及に貢献することを目指しています。
【ネクストエナジー・アンド・リソース】について
2003年に長野県駒ヶ根市で創業し、再生可能エネルギーの普及・促進を使命に、産業用および住宅用太陽光発電を中心とした事業を展開しています。製品開発・販売から設備施工、長期安定稼働を支えるO&M(運用・保守)、さらにはリユース・リサイクルまで、太陽光発電に関する一貫したサービスを提供しています。
会社概要
会社名: 株式会社エンバイオ・ホールディングス
所在地: 東京都千代田区鍛冶町
代表者: 代表取締役社長 中村賀一
設立:1999年6月23日
Webサイト: https://enbio-holdings.com/
YouTube公式チャンネル: https://www.youtube.com/@enbiogroups
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