NTT版LLM tsuzumi 2アップデート

~世界トップレベルの図表入り日本語ビジネス文書処理性能を1GPU環境で実現~

NTT株式会社

~世界トップレベルの図表入り日本語ビジネス文書処理性能を1GPU環境で実現~

発表のポイント:

  • 軽量でありながら世界トップレベルの日本語処理性能を誇るNTT版LLM tsuzumi 2をアップデート。

  • tsuzumiが本来持つ日本語処理能力の強みを活かして、日本語ビジネス文書に頻繁に使われる図表・グラフ・チャートにも対応できる高い理解力を実現。

 NTT株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:島田 明、以下「NTT」)は、軽量でありながら世界トップレベルの日本語処理性能を誇るNTT版LLM tsuzumi 2をアップデートします。tsuzumi 2は、その軽量さからオンプレミス/プライベートクラウド環境で機微情報を扱うユースケースでご愛顧いただいております。今回のアップデートは、機微情報を含む文書に図表を含むケースも多い点に着目し、図表を含む文書を画像として読み込むことで視覚的意味を理解するよう開発しました。また、図表理解に加えて、実用上必要となる数値処理等の論理的思考能力を強化しました。

日本語ビジネス文書の理解を重視した開発を行うことで、同サイズ帯のモデルと比較して世界トップレベルの性能を実現しました。

1.背景

  近年、ChatGPTをはじめとする大規模言語モデル(LLM)への注目が高まる一方で、従来のLLMは膨大な学習データと計算リソースを必要とし、電力消費や運用コストの増大、機微情報の取り扱いにおけるセキュリティリスクなどの課題を抱えています。NTTは、これらの課題に対応すべく、軽量でありながら世界トップレベルの日本語処理性能を誇るNTT版LLM「tsuzumi 2」を2025年に発表し、国内企業や行政組織等でのAIの普及を推進しています。軽量である特徴を活かし、オンプレミス/プライベートクラウド環境にて、機微情報を扱う業務への適用を中心にご利用いただいております。

2.開発の成果

 今回のアップデートは、特にビジネスの現場で頻繁に使用される文書に焦点を当てています。ビジネス文書には、機微情報が図表形式に含まれることがあるため、テキストのみを処理するのではなく、文書を画像として処理することが必要です。tsuzumiが本来持つ高い日本語処理能力を活かし、図表付きの日本語ビジネス文書の理解を強化しました(図1)。図表の中から特に重要な情報を抜き出しデータベース化するなど、機微情報の取扱いに関する業務を一層効率化します。

                                      

図1. 文書画像読解能力に関する他社モデル比較

図2. 実施例1:与信審査等の業務支援における帳票からの必要事項抽出

図3. 実施例2:技術問合せ業務支援における原因判断フロー図の理解

 また、図表理解以外の性能のアップデートも行いました。他社モデルとの比較において引き続き高い日本語処理能力を示しています(図4)。本アップデートでは実用上必要となる数値処理を含む論理的思考力の強化が図られています。例えば、売上金額などの数値情報の理解や計算、APIドキュメント等の技術文書に含まれる関数の解釈がより高い水準で行えるようになり、より複雑で多様な要求に応えることが可能です。

図4. 日本語処理性能に関する他社モデル比較

3.今後の展開

 今回アップデートしたtsuzumi 2は、NTTグループ各社を通じて順次サービス提供する予定です。引き続き「tsuzumi」の研究開発を通じて、お客様に価値のあるサービスを提供できるよう努めてまいります。

4.関連する過去の報道発表

 ・2025年10月20日「更なる進化を遂げたNTT版LLM tsuzumi 2の提供開始」(https://group.ntt/jp/newsrelease/2025/10/20/251020a.html

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会社概要

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業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区大手町一丁目5番1号 大手町ファーストスクエア イーストタワー
電話番号
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代表者名
代表取締役社長
上場
東証プライム
資本金
-
設立
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