街づくりのDXを推進する、デジタルツインをクラウド配信
～Webブラウザーで手軽に街の機能を体験可能に、スマートシティ構想を活性化～千葉県佐倉市「ユーカリが丘」を開発する山万株式会社に提供開始
■背景
「ユーカリが丘」は「街の成長管理」型のディベロッパーの山万が昭和46年に開発に着手し、“住み続けられる街”を目指して、住宅の分譲だけではなく、交通網の整備や各種施設の運営・誘致など、住民との連携を大切にしながら、今もなお未来に向けて開発を続けている大規模開発都市です。
積木製作は2014年にVRを使って「ユーカリが丘」の街全域をフルCG化することにより、デジタルツイン※2を実現するコンテンツを製作しました(参考:https://www.youtube.com/watch?v=BjRYy0fnrz4)。当時はコンテンツの利用に専用のアプリを起動できるハイスペックPCが必要だったため、使用できる場所が限られており、また、グラフィックスや表現もPCの性能に依存するものでした。一方で、Webブラウザーで3DCGを描画するWebGLでVRコンテンツを動かすにも、そのデータ量の多さと負荷がネックとなり、実現が困難でした。
しかし近年、製造業や建設業などの非エンターテインメント領域においてDXへの取り組みが進み、ノンゲーム分野でゲームエンジンやCG・メタバースといったテクノロジーの活用が注目され始めています。 そこで、積木製作の高いグラフィックスCG製作技術と、マルチデバイスに高品質なクラウド配信を可能にするブロードメディアのクラウドゲーム配信技術「Gクラスタ」を組み合わせることで、お客様へのプレゼンテーションをいっそう臨場感のあるものにし、より手軽で高品質なソリューションの提供が可能になりました。
積木製作とブロードメディアは、「ユーカリが丘」の街全域をフルCGで再現したコンテンツをWebブラウザーに配信できるクラウド配信サービスとして山万に提供いたします。インターネットの接続さえあれば、専用のアプリケーションのインストール無しに、高品質なグラフィックスの閲覧が端末の種類・性能、さらには場所を問わずに行うことができるため、営業時や接客時の販売ツールとして街全体や施設の位置情報を俯瞰で説明する際にご利用いただけます。また、屋内屋外を問わず、さまざまな場所でエンドユーザーに気軽に体験していただくことを想定しています。
■今後の展開 積木製作とブロードメディアは、積木製作の高いグラフィックスCG制作技術によって作成された建築CGパースの見た目そのままに、Gクラスタを活用したあらゆるデバイスへのクラウド配信も含めた、VROXバーチャルモデルルーム(http://tsumikiseisaku.com/vrmr/)のサービスの拡充を行っていくとともに、アフターコロナ時代を見据えた非エンターテインメント領域でのデジタルツインの実現と、クラウドゲーム配信技術を生かしたインタラクティブサービスの提供を進めてまいります。
※1クラウドゲーム配信技術「Gクラスタ」とは
Gクラスタは、サーバサイドですべての処理を行うクラウド配信技術です。 インターネット接続を介して、「操作」と「映像の配信」の双方向のやり取りが可能なコンテンツを配信するストリーミングサービスを構築します。 マルチデバイスに対応、端末のストレージ空き容量を気にせずに、手軽に双方向のやり取りを実現します。
※2「デジタルツイン(Digital Twin)」とは
現実空間上に存在するモノや空間の状態など様々な要素を、コンピューターやネットワーク上の仮想空間などのデジタル空間上に、「双子（Twin）」のように複製、再現したもの。
設立：2003年9月1日
URL：http://tsumikiseisaku.com/
■ブロードメディア株式会社 会社概要
設立：1996年9月5日
URL：https://www.broadmedia.co.jp/
以 上
■ 本件に関するお問合せ ■
株式会社積木製作 担当：玉那覇、竹内
TEL:03-6666-9220
info@tsumikiseisaku.com
ブロードメディア株式会社 担当：クラウドソリューション事業部
TEL: 03-6439-3716
https://tech.broadmedia.co.jp/inquiry/?service=cloudgame
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