動物とより豊かに共生できる社会を目指したい!
動物の専門家や動物の専門家になるために勉強している学生が、動物福祉についてより的確に学べるリソースを届けます
このプレスリリースは、April Dreamプロジェクトに共感し、4月1日を夢があふれる日にしようとする事業者が、やがて叶えるために発信した夢です。

当法人は、4月1 日を夢を発信する日にしようとする April Dream に賛同しています。このプレスリリースは 「一般社団法人アニマル・リテラシー総研」の夢です。
一般社団法人アニマル・リテラシー総研(Animal Literacy Research Institute, 以下ALRI)は、獣医師、愛玩動物看護師、トリマーやトレーナーなどの動物の専門家や、このような動物の専門職になるために勉強している学生が、動物福祉についてより的確に学ぶために活用できるリソースをお届けすることに力を入れてまいります。
当法人は、「動物とのかかわりに教養と専門性を」をミッションステートメントに、様々な立場の方が動物に対する教養、すなわち「アニマル・リテラシー」を身に付ける際に活用できるサービスを提供しています。昨今、様々な場面で「動物への配慮を」という声がますます高まっているようですが、特に動物の専門職に就いている、またはこういった専門家を目指している場合は、この「配慮」についてもより的確な教養を身に付けていることが求められます。これは、すなわち動物が心身共に健やかであることを科学的に示す「動物福祉(アニマルウェルフェア)」という概念について知識を身に付けておく必要があるということです。「動物への配慮」について的確に理解することこそが、動物たちとより豊かに共生する社会の実現において鍵となる部分であると考えています。
「動物福祉」とは?
「動物福祉(アニマルウェルフェア)」とは、動物の心身の健全さ、そして動物の様々なニーズが満たされているかについて、科学的に検討するための概念です。国際的に使われている動物福祉の指標として有名なものには、「5つの自由 (The Five Freedoms)」があります。これは、動物のニーズを「飢えと渇きからの自由」、「不快からの自由」、「痛み、傷害、病気からの自由」、「恐怖や抑圧からの自由」及び「正常な行動を表現する自由」の5つのポイントに分類してわかりやすくまとめたものです。
また、近年この5つの自由がさらに進化し、動物福祉の「5つの領域 (The Five Domains of Animal Welfare)」という概念が使われるようになってきています。この「5つの領域」では、動物のニーズは栄養、環境、身体的健康、行動の基本的なものに分類され、この基本的なニーズそれぞれの部分において、動物がプラスまたはマイナスの精神的体験をするものという考え方をします。例えば、「栄養」の領域においては、適切な食事の欠如は、飢餓感の体験というマイナスな精神的体験につながりますが、一方で適切な食事を提供することは、動物の満足感や食事の味や香りがもたらす快感というプラスな精神的体験につながります。こういった様々な精神的体験が、五つ目の領域である動物の精神状態にフィードバックし、前述した基本的なニーズの部分と総合して、動物の福祉の状態が評価されるということになります。(※)1
何故、動物の専門職に「動物福祉」に関する知識が求められるか
動物の専門職に就く者が、動物の心身の健やかさを科学的に評価できる動物福祉の知識を求められることは、至極当然と言えるのではないでしょうか。どういうサービスを提供し、どのように動物を取り扱えばより動物に配慮できるか、すなわちより動物の福祉を担保することができるかということは、その専門職のサービスの質にかかわります。例えば、しつけやペットホテルなどの動物の滞在先を提供している専門職では、単純に動物をどうやってハンドリングするか、動物が過ごす環境をどのように設計するかなどについて検討する際に、動物の福祉をより担保できるような工夫をし、そのような方法を選択することが、動物そのものがより気持ちよくサービスを利用できるようにすることにつながります。
また、動物の福祉を考えた動物の取り扱いは、動物が受け入れやすいものとなります。動物が受け入れやすい取り扱いをすることは、動物との信頼関係をより確実に構築することにもつながります。獣医療の処置やトリミングなど、動物の専門職が実施する動物に対する処置の中には、動物が受け入れ難いものもありますが、こういったサービス提供の中でも可能な限り動物にとって心身共に心地が良い、すなわち動物の福祉を念頭に置きながらの処置を実施することにより、動物との信頼関係を構築することができるのです。動物と信頼関係を作ることは動物に安心感をもたらすため、動物はサービスを提供する者を受け入れてくれるようになるのです。すなわち、動物の福祉を考えることは、提供者にとってもサービスをよりスムーズに提供することにつながり、仕事の効率が上がるということにもなるのです。
さらに、昨今「動物への配慮」を気にする一般社会の声もますます大きくなっている中、動物にやさしい、すなわち動物福祉に則った実践をしているということは、サービスの付加価値にもなります。「動物への配慮」を気にしているクライアントにとって、動物福祉の知識があり、動物の福祉を担保するようなサービス提供を心掛けている事業は、そうでないものよりも魅力的な場合があるということです。
一般社会の動物愛護に対する関心や、様々な場面において「動物により配慮を」(※)2という声が高まる中、その「配慮」の内容を正しく理解するということも重要になってきます。「大切に思う」という感情面などの主観的な思いももちろん大切ではありますが、客観的に動物の心身の健やかさや生活の質を評価し、当該動物のニーズが満たされているかということについて科学的に評価できる物差しとなる動物福祉は、「配慮」というものを科学的に理解する上では大変重要な概念です。一般社会はもちろんのこと、動物の専門家として他者に動物のことを教える立場にある者たちが、「動物への配慮」とはということについて、科学的な知識をもってクライアントや消費者に知識を伝授することができるようになるということが求められます。「動物への配慮」が大切な価値観となってきている今日において、こういった社会教育・啓発を動物の専門家として展開できるふり幅を持っておくということは必須となります。そして、一般社会も「動物への配慮を」という声を上げるためには、「配慮」とは何かを正しく知り、アニマル・リテラシーを身に付けておくことが求められます。動物福祉は、動物のプロとしてはより動物たちの主体性を尊重したサービス提供につながり、さらに社会全体としてはより動物を理解すること結びつく、彼らとのより良い共生のためには必要不可欠な教養と言えるのです。
動物福祉のリソースに関する、当法人の取り組み
当法人では、動物福祉について様々な立場の方にアニマル・リテラシーを身に付ける際に活用していただける無料記事(※)1,2 を公開している他に、公式You Tubeにおいても、前述した「5つの自由」を解説した動画シリーズ(※)3を公開しています。また、愛玩動物看護師に向けて、動物福祉の概念を実践にどのようにして取り入れることができるかを提案した電子資料(PDF)(※)4も販売しています。これらに加え、現在、動物の専門職を目指す学生を教える立場の者が、どのように動物福祉という概念を教えれば良いのか、教え方のアプローチを整理した電子資料の販売に向けて取り組んでいます。既に専門職に就いている方が動物福祉について改めて知識を身に付けるために活用でき、かつこれから専門職になるために勉強する方がどのような知識をどういったアプローチで身に付けることができるかを網羅した資料の提供を目指します。
動物の福祉に目を向け知ることは、動物にかかわる教養、すなわちアニマル・リテラシーを身に付ける上では大変重要な点です。当法人では、今後も様々な立場の方が動物福祉について知識を身に付けることができるようなリソースを提供することに力を入れてまいります。特に、まずは動物の専門職がこういった知識を的確に身に付けていくことにより、動物に対する理解が深まり、人と動物がより豊かに共生できる社会になればと願っています。
注釈
(※)1 動物福祉及びその指標の「5つの自由」や「5つの領域」の詳細についてはこちらをご覧ください: https://www.alri.jp/?mode=f102
(※)2 犬猫のペット以外の動物に関する動物福祉や「配慮」についてはこちらをご覧ください: https://www.alri.jp/?mode=f122
(※)3 動物福祉の動画シリーズの第1弾はこちらから:
https://www.youtube.com/watch?v=rTIFp85Fg7I
(※)4 愛玩動物看護師に向けた動物福祉に関する電子資料(PDF)についてはこちらをご覧ください: https://www.alri.jp/?pid=175292137
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法人概要
一般社団法人アニマル・リテラシー総研は、動物福祉や人と動物との関係学など、動物とのかかわりにおけるアニマル・リテラシー、すなわち一般教養の向上を目的とした情報提供及びコンサルティングサービスを行う法人です。~動物とのかかわりに教養と専門性を~
法人名: 一般社団法人アニマル・リテラシー総研 (http://www.alri.jp)
代表者: 代表理事 山﨑恵子
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