昨年までの世界の企業によるケージフリー卵調達公約、89%が達成される
~ 2022年までにサプライチェーンからケージ卵の調達を廃止すると公約した企業の大半が、予定より早く移行を完了 ~
(2023年5月16日)アニマルウェルフェアの観点からケージフリー卵の普及促進を目指すザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパンが所属するオープン・ウィング・アライアンス(OWA)は、
今月9日、「ケージフリーエッグ フルフィルメント レポート2023」を発表しました。
本レポートの最新のデータによると、世界の企業はかつてないスピードでケージフリー卵に調達を移行しており、2022年に公約期限を迎える企業の89%が既に公約を履行しました。また、世界中の食品企業が卵のサプライチェーンからケージを撤去するという内容で約2500の公約を発表しており、このうち1157社がサプライチェーンのケージフリーへの移行を成功させています。
OWAのケージ フリーフルフィルメン トレポートは、OWAを構成する70カ国98の家畜擁護団体の努力により、世界の卵産業においてケージフリー卵が一般的になってきていることを明らかにしています。
オープン・ウィング・アライアンスのグローバル コーポレート リレーションズ マネージャーであるハンナ・スロウィンスキーは、「世界中の企業が消費者の要望に応え、ケージフリー卵への移行を急ピッチで進めることで、よりアニマルウェルフェアの意識の高いブランドとしての地位を確立しています。ケージフリーシステムへの移行は、採卵鶏の苦痛を大幅に軽減する最も効率的で費用対効果の高い方法の一つです。」と語っています。
また、グローバル コーポレート プロジェクト コーディネーター、アビー・サルファスは、「ケージフリー卵への迅速な移行は、顧客ロイヤリティを高めるだけでなく、今後ケージフリーの公約期限を迎える他の企業の手本となります。」と述べています。
本レポートの主な内容は以下の通りです:
世界中で約2500社の企業のケージフリー方針が確認されました。
1157社がサプライチェーンのケージフリー化を成功させました。
2022年以前の期限でケージフリーを公約した企業のうち、89%が達成しました。
ケージフリーへの完全移行は以下の通りで、産業セクターを問わず見られました。
レストラン509社
メーカー 269社
小売店 174社
フードサービスおよびケータリング 118社
ホスピタリティ企業 95社
生産者 53社
ディストリビューター 19社
業界がまたがる企業はダブルカウントされています
2022年までにケージフリーを実現すると誓った企業のうち、移行状況を公表しているものの、まだ完全なケージフリーになっていない企業は4%、移行状況を公表していない企業は7%でした。
なぜケージフリーの卵システムなのか?
60億羽以上の鶏が、羽を伸ばせない狭いケージで生活しています。ケージは、採卵鶏の恐怖心、骨の健康不良、生殖器疾患、ストレスを促進します。「ケージフリーエッグ フルフィルメント レポート2022」の日本語版は、こちらからダウンロードできます。私たちは、関係者や一般の人々がこの報告書を読み、動物福祉に対する企業の責任を考えることを願っています。
オープンウィングアライアンス(OWA)について
2016年に米国The Humane Leagueによって設立されたOpen Wing Allianceは、95の家畜擁護団体の連合体です。70カ国以上の保護団体が所属し、ほぼすべての主要な分野で家畜福祉の先駆者となっています。知識、資源、そして人の力を共有することでOWAは団結し、「世界の鶏の虐待をなくす」という共通の目標を掲げています。
【ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパン】
ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパンは2017年4月1日発足以来、日本の採卵鶏をケージ飼育から解放する運動でリーダー的役割を担っています。ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパンのソーシャルメディアをフォローし、引き続きご支援をお願いいたします。また下記のウェブサイトでも活動の内容をご確認いただけます。
ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパンと最新のケージフリー卵の動向をチェックしてください!
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