ユニアデックスの工程管理ソリューション「NAVIトレース」にソナス開発の工程管理デバイスが採用
~独自開発IoT無線UNISONetを活用し、ニーズに応じた開発で協業を開始~
東大発IoTスタートアップ・ソナス株式会社(東京都文京区/代表取締役CEO 大原壮太郎)(以下、ソナス)が開発したNFCリーダーを用いた工程管理デバイスが、日本ユニシスグループのICTインフラトータルサービス企業ユニアデックス株式会社様(以下、ユニアデックス)の工程管理ソリューション「NAVIトレース」に採用され、両社は協業を開始いたしました。
「NAVIトレース」は小ロットでの製造を行う中小規模工場での作業進捗状況をリアルタイムで可視化することにより業務改善を図るソリューションです。様々な機器の電波が混在する工場内において、安定してロスなくデータを収集できる独自開発のIoT無線「UNISONet(ユニゾネット)」の通信品質が高く評価され、同無線を搭載したシステムが採用されました。
ソナスは、今後もあらゆる産業がIoTの恩恵を享受できる社会の実現に向け、幅広い領域でIoTのニーズに応える製品・サービス開発に従事してまいります。
「NAVIトレース」は小ロットでの製造を行う中小規模工場での作業進捗状況をリアルタイムで可視化することにより業務改善を図るソリューションです。様々な機器の電波が混在する工場内において、安定してロスなくデータを収集できる独自開発のIoT無線「UNISONet(ユニゾネット)」の通信品質が高く評価され、同無線を搭載したシステムが採用されました。
ソナスは、今後もあらゆる産業がIoTの恩恵を享受できる社会の実現に向け、幅広い領域でIoTのニーズに応える製品・サービス開発に従事してまいります。
■ 協業の経緯
デジタルトランスフォーメーション(DX)が広がりをみせる一方、多くの中堅・中小製造業では「DXやIoTで何が解決できるかわからない」「コストに見合うリターンを得られるのか測りかねる」「導入しても運用できる人材がいない」などの理由で導入に踏み切れていないのが現状です。
そこで、ユニアデックスは、これら製造現場の課題解決に活用できるDX/IoTソリューションを安価に提供するサービスの開発に着手しました。NAVIトレースはその一環として、今も多用されている紙ベースの日報による生産状況の把握をIoT化し、リアルタイムで収集・可視化できるようにしたものです。
開発にあたっては、様々な機器の電波が行き交う工場内において他の電波の影響を受けることなくデータ収集がおこなえる無線を搭載することが課題になりましたが、その解決策としてUNISONetが採用されました。
■ 採用理由
工場内では様々な機器が電波を発し、通信し合っています。特に2.4GHzの周波数帯はWiFiをはじめとして多くの機器に採用されているため電波干渉が起こりやすく、通信が途切れてしまう恐れがあります。NAVIトレースにおいても、NFCリーダから親機へデータを送信する際に確実に通信できる無線が求められました。
UNISONetは、「同時送信フラッディング」という従来の無線とは全く異なる転送方式により、ロスのない通信を実現することが可能な安定性に優れた通信規格のため、工場内に散在する端末間にメッシュ・ネットワークを構築し、安定して通信できることが特長です。あらゆる場面で活用いただけるよう2.4GHzと920MHzの両周波数帯をご用意しており、使用にあたっては面倒な端末ごとの通信設定が不要なため、誰でも簡単に使用開始することができます。こうした特長から、二度にわたる実証実験を通じて改良を重ね、今回の正式採用に至りました。
■ NAVIトレース概要
NAVIトレースは、作業指示書に付属するICカード及び専用のNFCリーダーと、記録されたデータを収集し可視化するクラウドシステムにより構成されています。ICカードが製品、NFCリーダー端末が作業工程に対応しており、製品の識別情報を書き込んだカードを端末にかざすことで製品ごとの作業工程の開始/終了時刻を記録します。そのデータをクラウドにアップロードすることにより、管理者が遠隔からリアルタイムで作業状況を把握することが可能になります。
開発にあたっては、ユニアデックスがクラウドシステムの導入及びソリューション全体の設計管理を行い、ソナスが920MHz帯『UNISONet Leap』を搭載したNFCリーダー端末の開発を担当しました。
ICカードをかざすだけで工程の記録をクラウドに送ることができるため、ITの知識がなくても簡単に操作できるほか、端末ごとの通信設定を行うことなく必要な場所に設置するだけで利用開始が可能で導入・運用の負担がないため、中小規模製造業がスモールスタートでDXに取り組むのに適しています。
■ ユニアデックスご担当者様コメント
DXビジネス創生本部 DXビジネス開発統括部 ビジネス開発一部 鈴木 英樹様
製造現場では既設のWi-FiやLANが存在しないケースも多く、新たに敷設するには導入設置コストや通信の安定性に不安があり、工場内での通信環境の整備は大きな課題のひとつでした。「UNISONet」を利用することで安定した通信が期待でき、アンテナ設備や中継機器が不要になる点も魅力的でした。実証実験に協力を頂いたお客さまにも喜ばれています。
NAVIトレース紹介ページ(ユニアデックスウェブサイトより)
https://www.uniadex.co.jp/approach/dx-manufacturing/
ソナス株式会社
東京大学で無線センサネットワークの研究に従事していた創業者3名により設立されたベンチャー企業です。革新的な転送方式「同時送信フラッディング」を採用した独自開発の次世代IoT無線UNISONetは、「安定」「省電力」「高速」「双方向低遅延」「ロスレス」「時刻同期」「多数収容」という7つの特長を同時に兼ね備え、従来のIoT無線では応えられなかった要求が実現可能。ビルや橋梁などの地震モニタリング・構造ヘルスモニタリングや製造業・物流業における機器設備のモニタリングなど、幅広い分野で活用されています。
【会社概要】
会社名 ソナス株式会社
所在地 東京都文京区本郷5-24-2 グレースイマスビル6階
代表取締役 大原壮太郎
事業内容 センシングに関するハードウェア、ソフトウェア、サービスの企画設計、製造、販売
設立 2015年11月
資本金 1億円
URL https://www.sonas.co.jp
本件に関する問合せ
PR担当 武田
TEL:03⁻3830-0170
Email:pr@sonas.co.jp
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