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東京都下水道局
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現役大学生14名がSFプロトタイピングに挑戦!「2070年の下水道がある世界」を創造した3Dアニメ、CG模型、小説など全7作品を初公開

無駄づくり発明家・藤原麻里菜氏ら個性派クリエイター3名も特別参加

東京都下水道局

東京都下水道局は、若者の下水道事業への関心を深めるためのプロジェクト「東京地下ラボ by東京都下水道局」(以下、東京地下ラボ)において、大学生7組14名がSFプロトタイピング※の手法を用いて「2070年の下水道がある世界」を表現して制作した作品、全7作品を東京地下ラボ特設webサイト(https://chika-lab.tokyo/)で2022年2月15日(火)に公開しました。
 東京地下ラボは、公募で集まった学生たちが、ワークショップやフィールドワークを通じて下水道への関心・理解を深め、下水道の先進性などを、ソーシャル、アート、テクノロジーなどの多角的な視点で掘り下げ、発信するプロジェクトです。
3回目の開催となった今年度は、「下水道の可能性を、想像力によって拡張する」をテーマに、創作経験のある学生7組14名が、SFプロトタイピングの手法を用いて、それぞれが得意とする作品ジャンル(イラスト、アニメーション、小説など)で「2070年の下水道がある世界」を表現しました。

 2022年2月14日(月)にオンラインにて開催された成果報告会では、個人またはグループで参加した学生がSFプロトタイピングを用いて創造した作品のプレゼンテーションを行い、作品の意図や想像する未来の世界について熱く語りました。発表された作品は、生活排水から生体データが取得される世界を舞台にした2D&3Dアニメーション、温暖化による土地不足の影響で自律分散型の下水システムとなった社会を描いた漫画やアニメーションなど、参加学生らの個性や多彩な想像力と表現力が光る、計7作品が揃いました。

 

成果報告会での集合写真成果報告会での集合写真


 また、東京都下水道局、特別審査員のWIRED Sci-Fiプロトタイピング研究所、そして参加学生によって行われた投票の結果、浦田泰河さんが制作した、海上都市のあり方を3Dアニメーションと文章で表現した『Other Sides of The Float-2070年の海上都市と下水道-』がグランプリ作品に決定。審査員特別賞には、金雪芽さんの小説『50年後の箱船(シェルター)のこどもたちへ』が選ばれました。

なお、2022年2月15日(火)に公開された特設webサイト(https://chika-lab.tokyo/)では、各作品と、その詳細を紹介しています。

※SFプロトタイピングとは、SF(サイエンス・フィクション)を用いて未来を構想、それを起点にバックキャストして「いま、これから何をすべきか」を考察する技法です。
 
  • 「2070年の下水道がある世界」を表現した学生の作品
●『Other Sides of The Float -2070 年の海上都市と下水道-』〈グランプリ 受賞作品〉


時代背景:
温暖化による海面上昇で、土地不足が問題となっている世界。対策として、日本各地で海上都市の建設が急速に進められる。海上都市では、行政制度の整備が追いつかない代わりに自律分散型社会の構築が試みられ、下水道などのインフラも分散型システムが導入される。 

制作者:東京大学 浦田泰河 

●『50年後の箱船(シェルター)のこどもたちへ』〈審査員特別賞 受賞作品〉


時代背景:
環境問題は悪化し、集中豪雨による都市浸水被害が頻発するようになった。人々は地上を放棄し、雨水貯水槽を活用した地下都市への移住を決断する。人類最後の砦である地下都市では、貴重な有機資源かつエネルギー源として健康なこどもたちの糞尿が金銭のように重宝され尊ばれていた。 

制作者:東洋大学 金雪芽 

●『「いま」と「みらい」の日記』


時代背景:
下水道の発展、プラスチック削減の活動が進んだことにより、ゴミのほとんどを下水道に流せる世界に。温暖化が進み、冬でも薄着で過ごせる世界。  

制作者:多摩美術大学 井上葉月 

●『培養食べ物細胞』 


時代背景:
世界人口が大きく増え、水不足が進んだことにより、従来の食料生産方法では食料がまかないきれなくなった世界。  

制作者:東京医科歯科大学 木島優美

●『帰途』 


時代背景:
温暖化に伴う海面上昇により人間が定住可能な陸地が減少してしまい、地上の残された土地の海抜を高めるべく、ゴミなどを積層させて暮らす地を築いた世界。 

制作者:東京藝術大学 高橋絵

●『Mystic Drops』


時代背景:
下水道に個人の生体情報も流れるようになり健康状態のチェック、それに伴う商品のレコメンド等のメリットがあるものの、個人情報の流出というデメリットもあるため、下水道局の仕事に個人情報の保護が加わった世界。 

制作者:明治大学 総合コンテンツ制作サークル 

●『TOKYO STA. PROTOTYPING 都市の SF プロトタイピングと下水道局の 2070』

 
時代背景:
スマートグラスやミラーワールドの実装、torch タワーの建設や 首都高地下化など確定的な未来を踏まえた 2070 年の世界。 

制作者:武蔵野美術大学 GO IZUMITA/SOYA OGAWARA/REI SATO/ANRI FUJII
 
  • 特別審査員 WIRED Sci-Fi プロトタイピング研究所 
WIRED Sci-Fi プロトタイピング研究所は、SF 作家と未来を構想するコンサルティングサービスを提供する研究機関です。テクノロジーメディア『WIRED』の日本版とクリエイティブ集団 PARTYが協働し、2020 年 6 月に設立されました。独自に開発したワークショップやメソッドをベースとしたコンサルティングサービスを、ソニーやサイバーエージェントといった民間企業のほか、地方公共団体などさまざまな業種のクライアントに提供しています。 
  • 総評
若い世代である参加学生の方が抱いている「課題」や「不安」、下水道が持っている「可能性」に対してどのような期待を持っているのかが、イメージとしてよく良く伝わってくる7作品でした。今後若い世代の方々に下水道事業に関心を持っていただき、一緒に将来の下水道の在り方を考えていくうえで、今回制作いただいた作品や発表内容は東京都としても重要なものとして受け止め、これからの下水道広報に活かしていきたいと思います。 
(総務部長 田中 彰) 

「下水道」という難しいテーマに加え、“50 年先の 2070 年という未来を描く”という非常に悩ましい課題だったと思いますが、参加学生たちの作品はどれも感心するものばかりでした。実際に SF プロトタイピングの手法を現業務の中にも取り入れて考えてみようと思うほどに、この手法がもつ「可能性」や「力」というものを強く感じました。参加学生の方には、今回の東京地下ラボでの経験を活かして、将来も斬新なアイデアで日本にとどまらず、世界をも変えていって欲しいと思います。 
(計画課長 武藤 真) 
 
  • 3 名のコンテンツクリエイターが特別参加、下水道をユニークに表現した作品を順次公開 
    ――藤原麻里菜氏・堀道広氏・町田メロメ氏 
下水道の新たな可能性や魅力を発信している東京地下ラボの取り組みに、無駄づくり発明家の藤原麻里菜氏、漫
画家の堀道広氏、漫画家・イラストレーターの町田メロメ氏に作品制作で特別にご参加いただきました。下水道をモチーフに三者三様のユニークな世界観で生み出された作品は、特設 web サイトからご覧いただけます。 
(町田氏の作品は 2 月中に公開予定) 

藤原麻里菜氏 制作 
『うんこスマートスピーカー』

 【藤原麻里菜 氏 プロフィール】 
コンテンツクリエイター、文筆家。頭の中に浮かんだ不必要な物を何とか作り上げる「無駄づくり」を主な活動とし、YouTube を中心にコンテンツを広げている。2013年から YouTube チャンネル「無駄づくり」を開始。現在に至るまで200個以上の不必要なものを作る。 
2016年、Google 社主催「YouTubeNextUp」に入賞。2018年、国外での初個展「無用發明展- 無中生有的沒有用部屋 in 台北」を開催。25,000人以上の来場者を記録した。2020 年 Forbes Japan が選ぶ「世界を変える 30 歳未満」30 UNDER 30 JAPAN に選出される。 

堀道広氏 制作 
『まんが 下水道の未来』
 

【堀道広 氏 プロフィール】 
1975年、富山生まれ。石川県立輪島漆芸技術研修所卒。1998年『月刊漫画ガロ』でデビュー。 
漆職人として勤める傍ら漫画の持ち込みを続け、2003年第5回アックス漫画新人賞佳作。以来、特徴ある絵柄で地道に活動を続ける。
また、漫画の仕事と平行して、割れた陶器を漆で修復をする教室「金継ぎ部」を主宰。金継ぎによる器と漆器の修理、漆の小物製作など、その活動は「うるしと漫画」の分野でのみ特化する。 
 
  • 東京地下ラボ 今年度の取組 
本プロジェクトのこれまでの活動内容は、参加学生などが発信している WEB サービス「note」でご覧いただけます。 
【東京地下ラボ by 東京都下水道局 note】 http://note.mu/tokyogesuido 

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業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都新宿区西新宿2-8-1 東京都庁第二本庁舎28階南側
電話番号
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代表者名
小池百合子
上場
未上場
資本金
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設立
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