休眠預金等活用制度「地域活性化ソーシャルビジネス成長支援事業」実行団体採択 Rennovater株式会社へ、京都信金と連携し、助成金3,000万円と社会的インパクトの創出を支援
一般財団法人社会変革推進財団(理事長:大野修一、所在地:東京都港区、以下、「SIIF」)は、休眠預金等活用法※1に基づく「地域活性化ソーシャルビジネス成長支援事業」(以下、「同事業」)にて、Rennovater株式会社(所在地:京都府京田辺市、代表取締役社長 松本知之、以下「リノベ―ター」)に対し、3,000万円の助成金の提供を決定しました。また、京都信用金庫(所在:京都府京都市、理事長:榊田隆之、以下「京都信金」)と協働しながら、リノベーターの社会的インパクトの創出を支援します。
リノベ―ターは、生活困窮者、単身高齢者、外国人など住宅を借りることにハードルのある住宅確保困難者を対象に、空き家等の築古物件を購入・リノベーションし、低賃料で良質な住居を提供しています。リノベ―ターは、現在の一般賃貸住宅市場において、住宅確保困難者の賃貸物件の契約が難しいという社会問題を、民間資金を活用し、解決を目指します。さらに、物件だけでなく入居者へのきめ細かい生活支援サービスを提供することにより、入居者自身の人生が好転する仕組みを構築することを目指しています。本事業を通じて、生活や精神面の満足度の向上に加えて、地域コミュニティの形成や空き家問題の漸次的解決などの社会的インパクトの創出を目指します。
京都信金は、従来の金融の決済機能・仲介機能を超えて、「地域の発展のための新しい時代のコミュニティ・バンク」をモットーに、「地域・社会の課題解決」のために「寄り添う金融・つなげる金融」を実践しています。今回も、その一環として、リノベーターに対するSIIFの同事業にて協働し、社会的インパクトの創出、社会的インパクト評価の実施等の面で、リノベーター社への支援に協力します。
SIIFは、2017年より事業者の社会的インパクトの創出を推進し、多数の事業者との実績を有しています。今回、京都信金と協働してリノベーターへの支援を行うことは、休眠預金等活用制度において、支援開始時から地域金融機関の戦略的な関わりがあるという点でも先進的な取り組みだと考えています。
その他、2019年度の休眠預金等活用制度の地域活性化ソーシャルビジネス成長支援事業において、SIIFが採択した全6団体の実行団体の事業概要及び助成金額は以下の通りです。
※1 民間公益活動を促進するための休眠預金等に係る資金の活用に関する法律(平成28年法律第101号)
※2 事業や活動の結果として生じた、社会的・環境的な変化や効果(アウトカム)を短期・長期を問わず、定量的・定性的に把握し、事業や活動について価値判断を加えること。
【 2019年度休眠預金等活用制度における採択された実行団体 】*リノベ―ター社以下都道府県順
◆Rennovater株式会社(京都) 助成金額:3,000万円
<事業概要>
空き家等の築古物件を買取り、必要なリフォームを行ったうえで、住宅確保困難者に安い賃料で良質な住居を提供。住宅確保困難者問題の民間解決を図る。また、必要に応じ地域のNPO法人等とも連携しつつ入居者へのきめ細かい支援を提供し、入居者自身の人生好転の仕組みの創出を目指す。さらに、近隣住民との良好な関係構築に向け、地域コミュニティ形成にかかる事業も行う。
<代表コメント> 代表取締役社長 松本 知之
これまで「全ての人に心休まる住まいを」をモットーに、約40件の物件を提供してきました。今回の助成事業では、住宅提供に加えて生活関連支援や地域接続支援を行い、更なるインパクト創出の可能性を京阪エリアにて検証し、全国規模での展開に繋げたいと思っています。当社では、物件取得資金を民間資金で調達し、適切な事業収益を確保することで事業成長を目指しています。深刻な社会課題解決を公的セクターに依存せず、民間リソースの活用で解決するという壮大なチャレンジを成功させ、ソーシャルビジネスの新しいカタチを創ります。
◆株式会社sonraku (北海道) 助成金額:5,485万円
<事業概要>
地域の森林資源を有効に利活用する自立・分散型エネルギー設備の導入を通じ、日々の生活に必要な電力と熱エネルギーを地域に安定供給し、森林資源の地域内好循環を生み出す。
◆株式会社ポケットマルシェ(岩手県) 助成金額:3,000万円
<事業概要>
一次産業産品にかかる CtoC の産直プラットフォーム運営。そのノウハウ等を活用し、一次産業産品のオンライン購買を契機とした、地方の生産現場と都市部消費者との関係強化プロセス(いわゆる「関係人口」の創出プロセス)、およびその評価指標の明確化を行う。
◆シェアビレッジ株式会社(秋田県) 助成金額:3,000万円
<事業概要>
秋田県五城目町で数年に亘り実施し、成果を上げたコミュニティ形成・関係人口構築の知見を全国に広めるべく、各地に多様で自律分散型のコミュニティの立ち上げと運営を支援するプラットフォーム「Share Village」を開発。協同組合型で構築するプラットフォームは、①遊休資産を活用した「村」の立ち上げ・及び「村」の会員募集、②会費の徴収・決済、③コミュニティ運営・姉妹村提携、④コミュニティコイン・コミュニティウォレット、等のインフラと、共創型コミュニティづくりの各種支援や社会実験を担います。本事業では、五城目町においてプラットフォームを利用して新たに立ち上がる里山、空き家・空き地、遊休施設等を活かした複数のコミュニティの運営を通して、地域外からの関係人口の流入や交流への寄与を実証します。
◆株式会社Ridilover(新潟県) 助成金額:3,000万円
<事業概要>
新潟県越後妻有で20年続く「大地の芸術祭」や、田園風景、里山暮らしの文化などの地域資源を活用した関係人口の創出・拡大と、それを通じた継続的かつ複線的なキャッシュポイントの創出により、地方における多様なライフスタイルと経済的な自立安定を両立する地域エコシステム構築を目指す。
◆株式会社御祓川(石川県) 助成金額:3,294万円
<事業概要>
奥能登地域の企業を選抜し、様々な実験的取り組みにチャレンジできるアクセラレーション・プログラム「ローカルビジネスラボ〜TANOMOSHI」の設立・運営。助成期間終了後地元金融機関興能信用金庫が創業・中間支援的な役割を担い、地域で自律的に運営される仕組みの構築を目指します。
【 休眠預金等活用制度の体制図 】
【 信金中金とのパートナー協定図 】
社会変革推進財団(SIIF)について www.siif.or.jp
社会課題解決と多様な価値創造が自律的・持続的に起こる社会を目指し、自助・公助・共助の枠組みを超えた社会的・経済的資源循環のエコシステムの実現を目指しています。ソーシャル・インパクト・ボンドをはじめとするイ
京都信金は、従来の金融の決済機能・仲介機能を超えて、「地域の発展のための新しい時代のコミュニティ・バンク」をモットーに、「地域・社会の課題解決」のために「寄り添う金融・つなげる金融」を実践しています。今回も、その一環として、リノベーターに対するSIIFの同事業にて協働し、社会的インパクトの創出、社会的インパクト評価の実施等の面で、リノベーター社への支援に協力します。
SIIFは、2017年より事業者の社会的インパクトの創出を推進し、多数の事業者との実績を有しています。今回、京都信金と協働してリノベーターへの支援を行うことは、休眠預金等活用制度において、支援開始時から地域金融機関の戦略的な関わりがあるという点でも先進的な取り組みだと考えています。
その他、2019年度の休眠預金等活用制度の地域活性化ソーシャルビジネス成長支援事業において、SIIFが採択した全6団体の実行団体の事業概要及び助成金額は以下の通りです。
※1 民間公益活動を促進するための休眠預金等に係る資金の活用に関する法律(平成28年法律第101号)
※2 事業や活動の結果として生じた、社会的・環境的な変化や効果(アウトカム)を短期・長期を問わず、定量的・定性的に把握し、事業や活動について価値判断を加えること。
【 2019年度休眠預金等活用制度における採択された実行団体 】*リノベ―ター社以下都道府県順
◆Rennovater株式会社(京都) 助成金額:3,000万円
<事業概要>
空き家等の築古物件を買取り、必要なリフォームを行ったうえで、住宅確保困難者に安い賃料で良質な住居を提供。住宅確保困難者問題の民間解決を図る。また、必要に応じ地域のNPO法人等とも連携しつつ入居者へのきめ細かい支援を提供し、入居者自身の人生好転の仕組みの創出を目指す。さらに、近隣住民との良好な関係構築に向け、地域コミュニティ形成にかかる事業も行う。
<代表コメント> 代表取締役社長 松本 知之
これまで「全ての人に心休まる住まいを」をモットーに、約40件の物件を提供してきました。今回の助成事業では、住宅提供に加えて生活関連支援や地域接続支援を行い、更なるインパクト創出の可能性を京阪エリアにて検証し、全国規模での展開に繋げたいと思っています。当社では、物件取得資金を民間資金で調達し、適切な事業収益を確保することで事業成長を目指しています。深刻な社会課題解決を公的セクターに依存せず、民間リソースの活用で解決するという壮大なチャレンジを成功させ、ソーシャルビジネスの新しいカタチを創ります。
◆株式会社sonraku (北海道) 助成金額:5,485万円
<事業概要>
地域の森林資源を有効に利活用する自立・分散型エネルギー設備の導入を通じ、日々の生活に必要な電力と熱エネルギーを地域に安定供給し、森林資源の地域内好循環を生み出す。
◆株式会社ポケットマルシェ(岩手県) 助成金額:3,000万円
<事業概要>
一次産業産品にかかる CtoC の産直プラットフォーム運営。そのノウハウ等を活用し、一次産業産品のオンライン購買を契機とした、地方の生産現場と都市部消費者との関係強化プロセス(いわゆる「関係人口」の創出プロセス)、およびその評価指標の明確化を行う。
◆シェアビレッジ株式会社(秋田県) 助成金額:3,000万円
<事業概要>
秋田県五城目町で数年に亘り実施し、成果を上げたコミュニティ形成・関係人口構築の知見を全国に広めるべく、各地に多様で自律分散型のコミュニティの立ち上げと運営を支援するプラットフォーム「Share Village」を開発。協同組合型で構築するプラットフォームは、①遊休資産を活用した「村」の立ち上げ・及び「村」の会員募集、②会費の徴収・決済、③コミュニティ運営・姉妹村提携、④コミュニティコイン・コミュニティウォレット、等のインフラと、共創型コミュニティづくりの各種支援や社会実験を担います。本事業では、五城目町においてプラットフォームを利用して新たに立ち上がる里山、空き家・空き地、遊休施設等を活かした複数のコミュニティの運営を通して、地域外からの関係人口の流入や交流への寄与を実証します。
◆株式会社Ridilover(新潟県) 助成金額:3,000万円
<事業概要>
新潟県越後妻有で20年続く「大地の芸術祭」や、田園風景、里山暮らしの文化などの地域資源を活用した関係人口の創出・拡大と、それを通じた継続的かつ複線的なキャッシュポイントの創出により、地方における多様なライフスタイルと経済的な自立安定を両立する地域エコシステム構築を目指す。
◆株式会社御祓川(石川県) 助成金額:3,294万円
<事業概要>
奥能登地域の企業を選抜し、様々な実験的取り組みにチャレンジできるアクセラレーション・プログラム「ローカルビジネスラボ〜TANOMOSHI」の設立・運営。助成期間終了後地元金融機関興能信用金庫が創業・中間支援的な役割を担い、地域で自律的に運営される仕組みの構築を目指します。
【 休眠預金等活用制度の体制図 】
【 信金中金とのパートナー協定図 】
社会変革推進財団(SIIF)について www.siif.or.jp
社会課題解決と多様な価値創造が自律的・持続的に起こる社会を目指し、自助・公助・共助の枠組みを超えた社会的・経済的資源循環のエコシステムの実現を目指しています。ソーシャル・インパクト・ボンドをはじめとするイ
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