優秀な個の選択肢と可能性を広げるハイタレント、東大創業者の会ファンドを含む複数の投資家から資金調達を実施

ハイタレント会員数は2,400名、導入企業数は200社突破

ハイタレント株式会社

2024年8月7日 11時00分

ハイタレント株式会社（本社：東京都港区、代表取締役：有吉洋平、以下、ハイタレント）は、東大創業者の会ファンドを含む複数の投資家を引受先とした資金調達を実施したことをお知らせいたします。

■資金調達の背景

ハイタレントは、「優秀な個の選択肢と可能性を広げ、人類の進化に貢献する」をミッションとして掲げ、2020年1月に設立いたしました。今日まで自己資金およびデットファイナンスのみで持続的な成長を遂げており、現在、ハイタレント会員数（審査を通過した会員数）は2,400名（初年度末比約8倍）、導入企業数は200社（初年度末比約20倍）に達しております（2024年7月末時点）。

当社は創業以来、2050年を視野に入れた事業展開を推進してまいりました。2050年には、世界各地から多様な職種のハイタレント1,000万人を集結させ、協働可能な環境構築を目指しております。フリーランスのマッチングプラットフォームに留まらず、M&A及びスタートアップ創出領域へも参入することで企業の再生・創業にまで関与し、多岐にわたる企業やタレントとの連携を図っていく所存です。

上記2050年のありたい姿を実現するためには、成長速度の加速は不可欠であると考えております。非連続的な成長を実現するため、豊富な智慧と強固なネットワークを有する東大創業者の会ファンド、ならびに個人投資家からの資金調達を実施することを決定いたしました。

■資金調達の目的

この度の資金調達を通じて以下を実現し、非連続的な成長を遂げ、ステークホルダーであるハイタレント（タレント・クライアント）への付加価値を最大化することを目指します。

①ハイタレントコミュニティの強化

②リソースの最適配置を実現するAIマッチング機能の開発

③新規職種の拡大（ファイナンス・データ）

ハイタレント会員の約1/3は東京大学出身者であり、親和性の高い東大創業者の会ファンドとの連携を通じて、ハイタレントコミュニティの強化を図ってまいります。ハイタレントは発注者と受注者の両方を対等な協業パートナーと見なし、東京大学出身の方々にフリーランスとして会員登録いただくだけでなく、各業界のビジネスリーダーに発注サイドとしてもご利用いただくことで、コミュニティの強化を推進していきます。加えて、コミュニティを運営する社内メンバーとしても東京大学出身者の採用を促進します。

さらに、データを活用したAIマッチング機能の開発・導入により、マッチングの精度および速度を向上させ、リソースの最適配置の実現を目指します。本機能開発により、タレントおよびクライアント双方に対して高い付加価値の提供が可能となるプロダクト・サービスへとアップデートしていきます。

また、従来は戦略コンサルティングを主軸としたコンサルタント職種を中心にサービスを提供してまいりましたが、今後は事業成長に必要不可欠なファイナンスやデータサイエンティスト職種を強化・拡大いたします。職種を拡大することで異職種間の協働を促進し、クライアントへの新たな提供価値創出を実現していきます。

■投資家のコメント

東大創業者の会ファンド、KMFG代表、ルビ財団代表理事、スローガン株式会社（東証グロース）創業者　伊藤豊氏

東大創業者の会は、東京大学出身の起業家および共同創業者などのCXOメンバーが300名以上集うコミュニティです。起業の準備段階や初期に案件ベースで仕事を受けながら会社を立ち上げるスタイルは起業のハードルを下げると思いますし、優秀な個の流動性が高まればスタートアップエコシステムも充実していくでしょう。急成長するハイタレント社と連携して東大卒業生たちにより一層の活躍の場を作っていけることを期待しています。

スター・マイカ・ホールディングス株式会社代表取締役社長　水永政志氏

東大卒の各業界のプロフェッショナルが多く集い、彼らのような優秀な人材の選択肢と可能性を広げるハイタレントに出資できたことを嬉しく思います。

現代社会において、ハイクラス人材の不足が大きな課題となっていますが、ハイタレントはその課題に対し、各業界のニーズに応えると同時に、優秀な方々の活躍の場を新たに創出する革新的なソリューションを提供し続けています。

今回の資金調達により、コミュニティの更なる活性化と拡大が加速することを期待しています。ハイタレントの今後の成長と発展に期待し、引き続きサポートしてまいります。

元リクルートテクノロジーズ専門役員、株式会社LITALICO 執行役員CDO　西郷彰氏

資金調達おめでとうございます。ハイタレントは、新しい働き方を提案し、社会の変革を牽引する革新的な企業だと感じています。

ジョブ型やプロジェクト型の働き方が求められる現在、優秀なタレントと大企業をマッチングするビジネスモデルは、まさに時代のニーズに的確に応えるものです。この度の資金調達を契機に、AIを活用したマッチング、テクノロジー、マーケットを先取りするイノベーションを通じて社会的インパクトのある事業拡大を実現されると確信しています。今後の更なるご発展を心よりお祈り申し上げます。

元Goldman Sachs証券株式会社・エクイティアナリスト、資産運用会社勤務　秋山優介氏

少子化が急速に進み、国内需要の減少が確実視される中、企業の生産性向上が急務となっています。そのために、優秀な人材と事業会社との橋渡し役であるHiTalentが果たす社会的意義は大きいと感じています。株主価値の向上を実現するために、限られた人的リソースを最大限活用するための仕組みづくりが求められていると思います。HiTalentのサービスを通じて、コンサル領域に留まらず、多方面にわたって新たな人材活用モデルが創出されることを期待しています。末筆となりますが、貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。

■ハイタレント代表取締役有吉のコメント

ハイタレントは創業から第三者によるエクイティ調達は一切行わずに成長を続けておりましたが、今回当社初の第三者割当増資による資金調達を実施することで、非連続的な成長を実現していきます。

母校である東京大学出身の創業者が集まる東大創業者の会ファンドから出資を受けることで、東京大学との連携を深めハイタレントコミュニティを強固にするとともに、東京大学コミュニティへの貢献も実現していきたいと考えております。また、データサイエンスやファイナンス領域のプロフェッショナルの方々からも出資を受けることで、戦略コンサルティング領域に留まることなく、新職種での事業およびコミュニティの強化を図り、新たなコラボレーションの場を創出していくことを目指します。