2024年 大徳寺塔頭 秋季特別公開情報解禁
京都・禅宗寺院 大徳寺の塔頭が順次特別公開。3年ぶりの一般公開となる「真珠庵」では、寺宝『源氏物語図屏風』を初公開!
「京都の伝統文化と世界を繋げる」を企業理念に、非公開寺院の特別公開やワンランク上の京都の文化体験を企画・運営する株式会社京都春秋(本社:京都市中京区、代表取締役:市川 豊)は、大徳寺塔頭の2024年秋季特別公開情報を解禁いたします。京都が最も美しく色づく秋に、通常非公開の歴史的建造物や、現在大河ドラマで脚光を浴びる紫式部ゆかりの地に保存されている文化財など、様々な寺宝を保有する寺院の公開が決定しました。
京都の禅宗寺院「大徳寺」は、織田信長や豊臣秀吉など戦国大名ゆかりの地で、その戦国武将に仕えた茶聖 千利休や日本美術史上の重要人物の一人、狩野永徳を代表とする狩野派などが活躍した当時の文化の最先端であり、後世の日本文化に多大な影響を与えた場所です。毎年春と秋に特別公開する「黄梅院」、「興臨院」、「総見院」では、その季節ならではの風景の移り変わりとともに、通常非公開である建造物や重要文化財を拝観できるため、観光シーズンには全国から多くの拝観者が集まり賑わいを見せます。
今秋は3年ぶりに大徳寺塔頭「真珠庵」が一般公開いたします。真珠庵は、とんちで有名な一休さん、一休宗純和尚を開祖として一休和尚が亡くなられた10年後の延徳3年(1491)に堺の豪商、尾和宗臨によって建てられました。真珠庵境内には、現在大河ドラマで注目されている紫式部が産湯として使用したと伝わる井戸が現存しており、ゆかりの地としても有名です。今回は、17世紀の作品である『源氏物語図屏風』が初公開となります。また、2018年、約400年ぶりに新調された方丈襖絵は『釣りバカ日誌』で有名な漫画家 北見けんいち氏、ゲーム「ファイナルファンタジー」のアートディレクターを務めた上国料勇氏をはじめとした現代の日本文化を象徴する分野で活躍する作家が描きました。これらは2020年のお披露目以来、4年ぶりの公開となります。
3年ぶりの一般公開!大河ドラマで話題の紫式部ゆかりの地
大徳寺 塔頭「真珠庵」
臨済宗大本山大徳寺の塔頭真珠庵は、とんちで有名な一休さん、一休宗純和尚を開祖として一休和尚が亡くなられた10年後の延徳3年(1491)に堺の豪商、尾和宗臨によって建てられました。大徳寺中興の祖である一休宗純ゆかりの寺院であることから、大 徳寺において特別な位置を占めます。2018年、約400年ぶりに新調された方丈襖絵は『釣りバカ日誌』で有名な漫画家 北見けんいち氏、ゲーム「ファイナルファンタジー」のアートディレクターを務めた上国料勇氏をはじめとした現代の日本文化を象徴する分野で活躍する作家が描きました。また今回、17世紀の作品である『源氏物語図屏風』が初公開。真珠庵境内には紫式部が産湯として使用したと伝わる井戸が 現存しており、紫式部ゆかりの地としても有名です。
【特別公開 概要】
公開期間 :2024年9月20日(金)~12月8日(日)
休止日 :10月21日(月)、11月24日(日)~26日(火)
拝観時間 :9:30~15:30(受付終了)
拝観料 :大人2,000円・高校生1,000円・小中学生500円(保護者同伴)
公開内容 :
現代作家が描く方丈障壁画、本堂、
書院 通僊院(つうせんいん)、茶室 庭玉軒【以上全て重文】
方丈東庭「七五三の庭」、通僊院庭園(史跡名勝)
【特別展示】『源氏物語図屏風』
大徳寺 塔頭 黄梅院
織田信長が創建し、のちに豊臣秀吉が増築するなど戦国大名ゆかりの寺院。千利休が66歳の頃作庭したと言われる「直中庭」があることでも有名です。禅宗寺院において現存最古の庫裡 (重要文化財)や、加藤清正が朝鮮出兵の際に持ち帰ったとされる釣鐘、また狩野永徳や長谷川等伯と並ぶ桃山時代の絵師、雲谷等顔の障壁画(重文・複製)などが公開されます。例年11月中旬からは境内の紅葉が美しく、多くの拝観者が訪れます。
【特別公開 概要】
公開期間: 2024年10月5日(土)~12月8日(日)
休止日 : 10月28日(月)
※法務の都合により拝観休止日が増える可能性有
拝観時間:10:00〜16:00(受付終了)
拝観料 :大人800円・中高生400円・小学生以下無料(保護者同伴)
公開内容:
千利休作庭「直中庭」、武野紹鷗好み茶室「昨夢軒」、方丈庭園「破頭庭」
【重文・複製】雲谷等顔筆 本堂障壁画、【重文】庫裡
【重要文化財】日本最古の庫裡(くり)
寺院の台所で僧侶の居住空間だった場所。
日本に現存する禅宗寺院の庫裡としては最古のもの。
直中庭
千利休66歳の時に作庭されたと伝わる。秀吉公の希望により軍旗瓢箪を象った空池を手前にし、加藤清正公伝承の朝鮮灯籠を配した苔一面の枯山水庭園。苔と紅葉のコントラストが美しいスポット。
【重要文化財】
雲谷等顔筆 本堂障壁画(複製)
桃山四大巨匠の一人で、毛利家の御用絵師として雲谷派を築いた、雲谷等顔筆障壁画。桃山時代を代表する画僧雪舟の水墨画を手本とし、大胆な構図の水墨画を多く残した。(黄梅院のものは現在、複製。)
大徳寺 興臨院
室町期の建築様式の特徴を見せる本堂(重要文化財)や唐門を持つ大徳寺興臨院。能 登の畠山家が創建しその後、豊臣政権の五大老を務めた前田利家が本堂屋根を修復、 また菩提寺とするなど前田家とも非常に縁の深い寺院です。優美で安定感のある姿が 静寂と落ち着きを感じさせる本堂や、「昭和の小堀遠州」とも言われた作庭家 中根 金作が復元した方丈庭園を持ちます。
【特別公開 概要】
公開公開: 2024年8月31日(土)~9月21日(土)
9月28日(土)~12月15日(日)
休止日 : 休止日は法務により増える可能性有
拝観時間: 10:00~16:30(受付終了)
※12月2日(月)以降は16:00受付終了
拝観料 : 大人800円・中高生400円・小学生300円(保護者同伴)
特別公開:【重文】表門【重文】本堂
方丈庭園、茶室「涵虚亭」(かんきょてい)
方丈庭園
白砂に石組みを配して理想の蓬莱世界を表す。本堂の解体修理時に、資料をもとに足立美術館の作庭者でもある中根金作氏が復元。
【重要文化財】唐門
唐破風、檜皮葺で、室町時代の建築の特徴を表す。波型の連子窓、客待の花頭窓などは禅宗の建築様式のひとつ。
大徳寺 総見院
羽柴(後の豊臣)秀吉が、本能寺の変に倒れた織田信長の追善菩提のために建立した大徳寺総見院。木造織田信長公坐像(重要文化財)はその葬儀に際して造られました。その大きさは高さ三尺八寸(約115cm)の等身大で、慶派の仏師、康清によって作られました。らんらんと輝くその眼光は信長の面影を良く伝えます。信長亡き後の政権争いの中、秀吉がその主導権を握るため建立した歴史的背景のある寺院が公開します。
【重要文化財】木造織田信長公坐像
大きさは高さ三尺八寸(約115cm)の等身大で、慶派の仏師 康清によって作られた。
茶室
3つの茶室が並ぶ。総見院と茶の湯は関わりが深く、総見院方丈に秀吉が大徳寺大茶会では茶席を設けたと記録が残る。
信長公一族の墓碑
信長公をはじめ、徳姫(信長の息女)、濃姫(正室)、おなべの方(側室)など、一族7基の五輪石や墓碑が並ぶ。
【特別公開 概要】
公開期間 :2024年10月7日(月)~11月30日(土)
休止日 :11月21日(木)・22日(金)
※休止日は法務により増える可能性有
拝観時間 :10:00〜16:00(受付終了)
※11月3日(日)は11:30受付開始
拝観料 :大人800円・中高生400円・小学生以下無料(保護者同伴)
特別公開 :本堂、【重文】木造織田信長公坐像、信長公一族の墓碑、お茶室
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