地方転職に興味は73.2% 転職先を選ぶうえで重視していることとは？
【調査概要】
調査対象：20代から50代以上までの人
調査機関：自社調査
調査方法：インターネットによる任意回答
調査期間：2024年2月18日~2024年2月21日
有効回答数： 438人（女性 226人／男性 210人／回答しない2人）
回答者の年齢：20代83人、30代168人、40代135人、50代52人
【調査結果サマリー】
・「地方転職に興味あり」と回答した人は73.2%
・「地方転職に興味あり」と回答した人のうち、50.1%は「魅力的な企業が見つからない」と回答
・「地方転職に興味あり」と回答した人のうち、転職先を選ぶうえで、24.2%が「経営者や会社の方針に共感できるか」23.3%が「従業員と一緒に働くイメージが湧くか」を気にすると回答
・地方転職に興味があるが、魅力的な企業が見つからないことを不安に感じている人の約80%は複数の情報先を活用して転職先の情報を確認している
▼調査の詳細レポート（Local Linkコラム）については、こちらをご覧ください。
https://local-link.professional-studio.co.jp/archives/1585
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「地方転職に興味あり」と回答した人は73.2% 地方転職に興味がある理由とは...
「あなたは地方転職に興味がありますか？」という質問に対して、「興味がある」という回答をした人が全体の73.2%でした。年代別に見ても、20~50代までの全世代において70%を超える結果となり、広い世代から地方転職への興味が高いことがわかりました。
なお、地方転職に興味がある理由を聞いてみると、年代を問わず「落ち着いた生活ができそうだから」が43.6%、「生活費が安くなりそうだから」が41.4%と上位の回答となりました。都心の殺伐とした雰囲気から離れ落ち着いた生活を望んでいたり、住宅費などの生活コストを削減する目的で地方転職に興味を持っている方が多いことがわかります。
上記以外で上位を占めた回答を見てみると、20~30代では「両親や親族、知人の近くで生活したいから」、40~50代は「縁のある地域に貢献したいから」となりました。
20~30代は、結婚や出産などを機に親族や地元のコミュニティに戻って生活の利便性などを求めているのだと考えられます。40~50代になると、子育てなども安定期になり、地域の発展に貢献し、自らの経験やスキルを活かして地域社会に貢献したいという意識が見られる結果となりました。
「地方転職に興味あり」と回答した人のうち、50.1%は「魅力的な企業が見つからない」と回答
地方転職に興味があっても、実際に地方移住をするにあたり色々な不安や障壁があると思います。「地方転職に興味あり」と回答をしている方に「地方転職をするうえで不安を感じる点」について質問をしてみると、「人間関係をイチから築けるかがわからない」の52.9%に次いで、「魅力的な企業が見つからない」と感じている人が50.1%ことがわかりました。
新たな環境での生活をするうえで、ご近所付き合いや新たな職場で生まれる人間関係をゼロから構築することに不安を抱える人が多いこと。また、移住を検討するうえで住まいと同じくらい大切になる転職先を探す中で、移住をしてまでここで働きたいと思う企業に出会えていない方が多くいることがわかりました。
「魅力的な企業が見つからない」と回答した人に、「転職先のどこを気にするか」を聞いてみたところ、給与などの条件面やプライベートを含めた働き方を気にしている方が多いことがわかりました。一方で、「経営者や会社の方針」や「従業員と一緒に働くイメージが湧くか」を気にしている人も25~30%の割合で存在することがわかりました。
地方転職を検討する際の情報収集は、約8割が複数情報先を活用する
「魅力的な企業を見つけられない」と回答した人に、どのように転職先の情報収集をしているか聞いてみたところ、上位は「大手求人メディアをみる」が55.9%、「各地域に特化した求人メディアをみる」が50.9%、「ハローワークに相談する」が40.9%となりました。
なお、実際に情報収集をする際に具体的にいくつ情報収集のための手段を取るかをきいてみたところ、約8割の人は2つ以上情報収集の手法を取っていることがわかりました。
地方移住をしてまで働く会社になるので、十分な情報収集をしていると共に、どうしても複数の情報収集先を調べないと、求めている情報に出会えない現実があることも窺えます。
まとめ
今回は、近年の「地方移住」への関心が高まる現状を受け、地方転職における実態を紐解く為、計438名を対象にアンケートを実施しました。
20~50代まで全ての年代で、「地方転職に興味がある」と回答した人が70%を超える結果となり、年代を超えて地方転職への関心があることがわかりました。
興味がある理由としては「生活費が安くなりそうだから」「落ち着いた生活ができそうだから」が上位。コロナをきっかけに、ライフスタイルや知人などとの交流関係のに費やす時間の見直したことによって、地方移住が現実的な選択肢になったと推察されます。
一方で、「人間関係をイチから築けるかわからない」「魅力的な転職先が見当たらない」という理由を地方転職を検討するうえで不安な理由として上げる方が半数を超える結果となりました。
地方という出来上がったコミュニティに新しく入ることや、ライフスタイルを大きく変えることになる移住を決断するうえで、ここで働きたいと思える会社を見つけられていない現実があるようです。
また「魅力的な転職先が見当たらない」と回答をした人は、給与や働き方、プライベートの過ごし方の他に「経営者や会社の方針に共感できるか」という点を気にしていることがわかりました。地方転職をするうえでは、給与や働き方など“どのような待遇なのか”という点に加え、“どんな想いで経営や事業をやっている会社”なのかという点に共感できるかを重要視している人も多いという結果でした。
なお「地方転職に興味があるが、魅力的な企業が見つからない」と回答している人は、求人メディアやハローワークなど複数の情報収集先を活用していることもわかりました。
地方における転出超過などから人手不足に伴う求人件数は増え続けているので、求職者は条件面で求人を絞り込みます。企業独自の魅力を発信していても条件面で埋もれてしまう地方企業は、そもそも地方転職に興味のある求職者に求人を発見されず、求職者側も魅力的な企業を発見することができていないのではないでしょうか。
Local Linkについて
「Local Link」は、地方の魅力的な企業や経営者の想いをストーリー形式で知ることのできる求人メディアです。
プロの取材班が経営者に直接取材を行い、その企業独自の魅力を様々な視点から詳細に掘り下げていきます。時間を掛けて客観的に企業の魅力を深ぼり、自社では気づくことが出来ない本当の魅力を記事に反映させるため、会社ホームページや通常の求人情報メディアでは伝えきれないそれぞれの企業の魅力を発信することができます。
また、給与などの条件検索の機能を意図的に外し、“共感マッチング”を最優先できる仕組みにしているため、通常の求人サイトのように“条件”で掲載企業様の求人が埋もれることがありません。
Local Linkはこちら：
https://local-link.professional-studio.co.jp/
Professional Studioについて
Professional Studioは、"挑戦を、もっとなめらかに"をビジョンに掲げ、「経営幹部人材向けのキャリア支援プラットフォーム」を提供しています。従来の転職支援に閉じず、キャリアコーチ、スキルトレーニング、経営幹部人材のコミュニティ運営等を通じて、経営幹部人材の成長をサポートしていきます。
また経営幹部人材の志ある挑戦を後押しすることで、新産業/地方セクターの発展を促し、後世に強い日本を残していくことに貢献したいと考えています。
◆Professional Studio株式会社
設立：2020年4月
本社所在地：〒103-0028 東京都中央区八重洲1-5-20 東京建物八重洲さくら通りビル3F
代表取締役：市川 龍太郎
会社HP： https://professional-studio.co.jp/
事業内容：スタートアップ業界向けキャリア支援/採用支援、地方企業向けのキャリア支援/採用支援サービスの運営、HRプロダクト企画・開発
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