マルウェア自動解析ツール「FFRI yarai analyzer Professional Version 1.6」をリリース
~仮想化環境の対応範囲を拡充し、新たなライセンス形態での提供も開始~
サイバー・セキュリティ領域において国内で独自の研究開発活動を展開している株式会社FFRIセキュリティ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鵜飼裕司)は、マルウェア自動解析ツール「FFRI yarai analyzer Professional Version 1.6」を2024年12月2日にリリースいたします。本バージョンではHyper-Vによる仮想化環境にも対応したほか、従来のライセンス形態に加えてサブスクリプション型の提供も開始いたします。
FFRI yarai analyzer Professionalとは
当製品は、検査対象ファイルフォルダを自動解析し、レポート出力までを一括で行う、マルウェア自動解析システムです。ユーザーは、外部ベンダーに依頼することなく、マルウェアがどのような挙動を行うのかを解析できるため、攻撃者の意図を分析し、迅速かつ効率的に対策を打つことが可能です。なお、マルウェアの検出には、FFRI yaraiに搭載されている5つのエンジンを使用しており、未知の脅威も分析することが可能です。また、本製品には、マルウェアの挙動を時系列でレポートする機能や、プロセス・スレッドの相関分析機能、それらの結果をIDA(マルウェアの逆アセンブラツール)へインポートする機能などが搭載されており、マルウェア解析者の負担を大幅に軽減します。
仮想環境のサポート追加とサブスクリプションプランについて
FFRI yarai analyzer Professional Version 1.6では、対応OSや対応環境追加などシステム要件の拡大を中心に機能追加を行いました。特に、仮想環境の動作要件として、これまではVMwareシリーズのみをサポートしていましたが、提供企業の買収によりライセンス形態や製品ラインナップ、サポート体制など様々な方針変更が実施されており、VMwareシリーズにおける今後のバージョン提供などの不確実性が増大していることから、Version 1.6では、仮想環境のサポートを拡大し、Microsoft社の提供するHyper-Vのサポートを追加しました。
このほか、新たなライセンス形態として、従来のパーペチュアル型に加えて、サブスクリプション型の提供を開始します。従来の提供形態では、ライセンス料を一括で支払うためイニシャルコストが大きくなっていましたが、新たに提供を開始したサブスクリプション型では、ライセンス料を契約期間で按分することで、導入時の一時的なコスト増加を抑制し、ランニングコストで賄うことができるメリットがあります。
■FFRI yarai analyzer Professional Version 1.6の新機能
・Hyper-Vによる仮想化環境のサポートを追加
・VMware Workstation Pro向けにTPMのパスワードの設定項目を追加
・動作OSの追加
ホストOS (コントローラー)
- Windows Server 2022 x64 日本語版
ゲストOS (クローラー)
- Windows Server 2022 x64 日本語版
- Windows 11 x64 23H2 日本語版
◆製品ページ
https://www.ffri.jp/products/yarai_analyzer_pro
■提供開始日
2024年12月2日
製品の詳細および、ご利用や価格などにつきましては、下記までお問い合わせください。
■製品に関するお問い合わせ先
以下URLよりお問い合わせください。
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