原発とガスを「グリーン投資」対象に含めた、EUタクソノミーの舞台裏とは? ウクライナ情勢を踏まえたドイツの脱原発の本気度は?ーーオンラインセミナー開催
ドイツとフランスから識者が報告
また、22年末までの脱原発を決めていたドイツでは、ロシアからのガス供給が不安定化する中、当初の脱原発スケジュールの実現があやぶまれています。
一方で、EUは多くのウラン燃料をロシアに依存しています。
EUタクソノミーの背景や影響、そしてドイツの脱原発をめぐる情勢について紹介するオンラインセミナーを開催します。
グリーン投資を促進するための「EUタクソノミー」に原発と天然ガスを含めるという欧州委員会の提案が、今年7月、欧州議会で承認されました。この案に対しては、欧州議会の環境と経済合同委員会が反対の決議を出したほか、NGO、金融業界、投資家からも強い反対や懸念の声があがりました。一方で、ガスや原子力産業による大規模なロビイングの影響も指摘されました。この法案成立の背景やプロセスはどのようなものだったのでしょうか。
欧州の原発で使われているウラン燃料の多くがロシア産であることも見逃せません。
ロシアによるウクライナ侵攻で、エネルギー安全保障の議論が活発になりました。ロシアからのガス供給が不安定化する中、22年末までの脱原発を決めていたドイツでも、2基の原発を2023年4月まで稼働可能な状態を維持すると政府が発表するなど、動きがありました。
こうした情勢について、フランス、ドイツからの2人の識者、Reclaim Financeのポール・シュレベールさん、ドイツ環境自然保護連盟のヤン・ヴァローデさんに解説いただくオンラインセミナーを開催します。EUの情勢を通じて、日本におけるエネルギー安全保障を考えていきます。
日時:2022年9月28日18:00〜20:00(日本時間)
言語:日本語と英語(同時通訳あり)
オンライン会議システムzoomを利用
内容(予定):
・「原発・ガスを認めたEUタクソノミー成立の背景と今後の展望」…ポール・シュリベール(Reclaim Finance)
・「ドイツのエネルギー政策と脱原発の行方」…ヤン・ヴァローデ(ドイツ環境自然保護連盟)
申込・登録はこちらのウェブサイトから
https://foejapan.org/issue/20220831/9077/
主催:国際環境NGO FoE Japan
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