元「ハイキュー!!」俳優が監督!ウミガメごっこ「ショードラアワード」大賞受賞!
「ごっこ倶楽部」が制作・運営するTikTokアカウント「ウミガメごっこ」が、4月25日に授賞式が行われたショートドラマのコンペティション「ショードラアワード2024」で大賞に輝いた。大賞の発表とともに会場やライブ配信で流されたのはハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」に出演するなど俳優としても活躍した、つわぶき峻が監督・脚本を務めたショートドラマ「夫婦の秘密」だった。
「ショードラ」はTikTokを始めとした“縦型ショート動画”がスマートフォンで数多く視聴され誰もがクリエイターになれる時代に“縦型ショート動画”の持つ身近さと、ドラマの持つ物語性を通して、次世代のクリエイターやスタータレントの発掘、新しい動画の表現方法を目指すプロジェクト。今回の「ショードラアワード2024」では、大賞のほか「バズリ賞」「風評被害クラウド賞」「出演者賞」「クリエイター賞」の受賞作がそれぞれ発表された。
「ごっこ倶楽部」を運営する株式会社GOKKOでは今回、ショートドラマ「夫婦の秘密」で大賞を獲得した、つわぶき峻監督にインタビューを実施した。インタビュー全文は以下の通り。
【「夫婦の秘密」つわぶき峻監督インタビュー】
ー夫婦の秘密が大賞を受賞しましたが、お気持ちを聞かせてください。
まさか賞をいただけるなんて、本当に想像もしていませんでした。「夫婦の秘密」は、ダイソーで買い物をしていた時にふと思い浮かんだ脚本だったんです。なので、あそこまで再生数が伸びたこともびっくりですし、ノミネートされたことも、受賞したことも本当に実感がなくて。色んな人におめでとうと言っていただいて、やっと「自分の作品が賞を獲ったんだ」と思えてきました。
ー夫婦の秘密は1,000万再生を達成しましたが、そこまで伸びた理由はなんでしょう?
作品のテーマになっている、「浮気や、相手の浮気を探ること」が見ている人にとって結構身近で起きているからじゃないかなと思います。そのあるあるに、いつもとちょっと違うアクセントとか、スパイスを入れたのが大きかったと思います。新しいあるあるの形です。
ーバズる作品を作る秘訣を教えてください。
実は「夫婦の秘密」ですごく意識してることが一つあります。それは作品の中で3人の視点をしっかり描くということ。「夫婦の秘密」には2人しか登場人物がいませんが、3人目として視聴者の心情も描いているんです。何としてでもお金がほしい嫁、仕事で自分が留守にしている間に相手が自分以外の人と子どもを作ったのかもと疑う夫、結末が気になる視聴者。3つの視点が全部“かみ合っていない”のが、バズる秘訣なのかなと思います。「バランスよくアンバランスに崩している」と言って伝わるでしょうか? 「夫婦の秘密」が伸びて以来、自分の作品では登場人物 を3人出して、3人の視点をちゃんと描くことを意識しています。
受賞作品ウミガメごっこ「夫婦の秘密」
■ごっこ倶楽部とは
ごっこ倶楽部は2021年5月に結成した『日常で忘れがちな小さな愛』をテーマにWEBREEN*を作り続けているクリエイター集団です。分業が主流の日本のドラマ制作に対し、スタジオドラゴンが行う世界基準の制作スタイル(脚本、撮影、編集、投稿、マーケティングまでをワンチームで行う)を取り入れ、さらには視聴データの分析から改善までも全て自社内で行っています。これまで制作・投稿した動画は800本、累計再生数は30億回(2024年3月時点)を突破しました。2023年11月には、単月の月間累計再生数が2億回を突破した。再生数、フォロー数、いいね数においてショートドラマカテゴリーの中で日本No.1です。まさに、これからの時代のドラマ表現のあり方を世の中に提示し続けているクリエイター集団です。
TikTokアカウントURL:https://www.tiktok.com/@gokko5club
※WEBREENとは
Web+Screenが由来で、縦型動画プラットフォームにおける新たなジャンル。従来の横型でのドラマ表現とは異なり、スピード感のある展開に、BGMやSEなどの音の要素も加え、短い時間の中で、観た人の心を動かす映像表現の新ジャンル。マンガに対するWebtoon、ゲームにおけるソシャゲなど、プラットフォームや人々の行動様式の変化に合わせてエンタメの新ジャンルは登場してきたが、映画・ドラマなどに対しての全く新しいクリエイティブのジャンルとなることが予想されている。
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株式会社GOKKO 海江田宗(so.kaieda@gokkoclub.jp)
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